雨の臥龍山荘 — 大洲

アメリカから一時帰国(というよりも、来日?)されている C さんを、大洲の 臥龍山荘 に案内しました。

まあ、重松が iPhone で撮ったしょぼい写真よりも、ネットで検索すればもっと良い写真がいくらでもあるんでしょうが。

かれこれ 3 度目くらいになるとは思うのですが、いつ訪れても、素晴らしい建築と庭園だと思います。
それに、ここの素晴らしさは、ロケーション、環境そのものにもあると感じます。

臥龍院 は、撮影不可でしたので、写真にはありません。

雨のため、お客さんが少なく、色々と説明を聞くことができました。

こういう天気の時にきたのは初めてで、肱川は増水し、茶色く濁っており、荒々しさを感じさせるものでしたが、園内は、雨音が響くだけで静寂で、木々の緑は色艶やかに、庭の石材の色味のは深みを増し、季節柄、苔や飾られた紫陽花の花はとも手も瑞々しく、茅葺屋根ののきさからの雨だれ越しに見る風景は、大変美しいものでした。

四季折々の移ろいとともに、また、天候や時刻の変化とともに、変化する環境に合わせて、その時その時の魅力がある、そんな気がしました。

不老庵 は船を模して設計されたそうで、天井には、肱川の水面に反射した月明かりが映り込むようになっているということなんですが、ここ、17:00 までなんですよね。
夜にもきっと驚くような美しさがあるのでしょう。
いつか見てみたいと思います。