作動油が規定の量入らないという問い合わせ — ブレイブ(Brave)横型往復式薪割り機

遠距離のため配達を断念し、配送させていただいたお客さんから、問い合わせがありました。
内容は、作動油が規定の量はいらない、ということです。

はい、一度には入りません。

これは共同購入された方がアップしてくださっている動画ですが、シリンダーを初め、油圧回路内には空気が入っていて、最初にそこを作動油で満たさねばなりません。
そのためには、エンジンを始動して、シリンダを伸び縮みさせてエアを抜く必要があります。

また、エアを噛んだ場合、作動油が泡立ちますので、タンクに入っている油の量も正確に測ることができないため、しばらくしてかから、シリンダーを縮めた状態で、ゲージを確認しつつ作動油を補充する必要があります。

もし、シリンダを伸ばした状態で補充すると、縮めた際にシリンダのシャフト分だけ油が増えますから、タンクから油があふれることがあります。

作動油タンクの蓋は、ブリーザーキャップといいますが、その名の通り、通気するため、密閉構造ではありません。
よって、多く入れると傾いたりするとすぐに溢れますから、多く入っていても不都合です。
通気するため、キャップの周りにホコリ等が溜まると、作動油に混ざります。

薪割り機は、使用後には、カー用品店などで販売されている車用のワックスシートでワックスがけをすることおすすめします。
そうすると、サビを防止し、油漏れなども早期に発見することができます。
自転車やバイク用のカバーをかけて、ホコリの付着などを防いでください。
高価ですが、純正のカバー(フリーサイズ)もあります。

Hearth & Home 暖炉家(だんろや) で一番人気がある(といっても、3 モデルしか定番は扱っていませんが)薪割り機で、現在は、千葉県での引取在庫のみですが、来月 2 台入荷予定です。
再来月にはもう 2 台入荷予定ですが、入荷が間に合っていません。
コンパクトで高品質な薪割り機をリーズナブルな価格で導入したい方におすすめのモデルです。
工業製品ですから、待てばそのうち入荷はしますが、薪割りにはシーズンというものがありますので、ぜひお早めにご相談ください。

ブレイブ薪割り機 PCLS2013GC の在庫がなくなると急に来る問い合わせ

ブレイブ社の薪割り機, 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC ですが、2 台立て続けにご注文いただき、在庫は かわはら薪ストーブ本舗 さんに引き渡し委託してある 1 台のみになってしまいました。

この機種を 1 台売って、まあ、愛媛から栃木まで配達をするようなことをしているわけですから、利益がどれだけあるのかは推して知るべしでしょう。他社ですと、ユニック車で配達するだけで、チャーター費が別途 30,000 円位かかりますからね。

そういうわけなので、売っても売っても、右から左に動かしているだけで、しかも、輸入も全て手がけていていますから、元売りに連絡して元売りに発送させて、それで 2 割も 3 割も抜くような商売をしているわけではなく、資金を用意して、在庫のリスクを抱え、保守のためのパーツ類も備えているわけですから、事業は全く拡大しないのであります。

というわけですから、購入されるお客様には、できる限り、早めのご相談、ご予約をいただきたいのです。

例えば、今回でも、もう少し早いタイミングでご相談を頂いていると、委託在庫を輸送することができ、その分資金が早く回収できるので、次の在庫を輸入することができますし、移動の際に、配達して帰ることもできたので、トラックの利用率も向上したのではないかなと思うわけです。

次回の入荷ですが、今の予定では、10/20 — 21 に薪の配達を行いたいので、その帰りに神戸に寄って、通関、引取をしたいと思っています。

ブレイブ(Brave) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC の卸売

盛岡のお客さんですが、昨日も書いた とおり、あまりに遠すぎるので、発送と相成りました。

大型の商品は、昨今の物流量の増加で、個人宛をやりたがらない会社がほとんどで、運賃も高止まりしているため、なかなか販売が難しいと感じています。

薪割り機の販売方法について、薪山崎 さんのエントリーがとても興味深いんですが、

それは、ブレイブ正規代理店の 五十嵐商店 さんと、PLOW という名称で主に OEM を販売している ホンダウォーク さんとの違いです。

扱っている製品の質も違えば、代理店の基準(質や方向性)も全く違うわけですが、直販をしつつも、ディーラー制度を取っているという部分は共通していますね。

その他には、ハイガー産業 のように、チャイニーズ商品を直販で販売する商社(メーカーと主張していますが)も出てきましたし。

ちょっと卸売を考えていますかと訊かれたんですが、ブレイブ(Brave) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC ですが、いまお店で 239,800 円(税込)で販売しているんですが、これ、原価が 20 万(税抜)ほどしています。
北米での価格が約 $1,500 です。(ネットで調べればすぐに分かります)$1 = 111 円としても、為替手数料がかかるので、大体 17 万強になります。
これをアメリカから日本に持ってくるのに 3 万ほど掛かります。
自分の人件費や立て替えている資金の金利は一切計算していません。
20 万には消費税がかかりますから、21.6 万円。
モールで販売経費が 8% 程かかりますから、入金されるのは、22 万円です。
つまり、1 台の利益は、どんぶり勘定で 4,000 円ということになります。

実際には、空気を運ぶよりはマシですし、これ単体ではないので、運賃が 3 万よりも多少安いこと、また発送のときの送料を支払う送料よりも赤字にならないように少し高めに設定させていただいていてなんとか回っている感じです。

とても卸して、卸先にメリットがある状態ではないのです。

うちの商品について、利益が出るような値付けをしていないものが多いので、卸売りをしても、モールの手数料分を値引く程度しかできない感じです。

今日はお宮なんですが、お宮が終わったら、ちょっと疲れているので、仮眠を取ってから、栃木に向かいます。
ボチボチ頑張りたいと思います。

なんちゃって自走式薪割り機 — クローラ運搬機で牽引大作戦

クローラ式の薪割り機というものがあります。
一頃興味を持ったんですが、結論からいえば、あまりに高すぎる、この一言につきます。

たとえば。。。

どーん。

ホンダウォークさんの「鉞(まさかり)」は、なんと驚きの 100 万超え です。

自走する、という部分についてですが、せっかくのクローラ台車も、薪割り機を運ぶだけにつか使えない構造になっていますよね?

たとえば、筑水キャニコムの製品ですが、ピンクレディーの BP420L とかだと、リフトもできてダンプもできて、お値段は定価で 604,800 円(税込)ですから、ブレイブの往復 20t と両方買っても、鉞よりはずいぶんと安いのです。

リフトできますから、たとえば、収穫用のコンテナに割った薪を詰め、それをトラックの荷台に積み込むために高さを合わせる、というような使い方もできるわけですね。

それで、すでに歩行型のクローラ運搬機をお持ちのお客様から、牽引できるように改造したい、という相談を受けました。

レシーバーをアオリ部分(強度が十分あれば)に溶接して、ヒッチボール を取り付ければいいんでしょうが、溶接はしたくない、ということでボルト等で取り付けられる商品の輸入をすることにしました。

まあ、見たままの商品です。

これで、坂道でもクローラ運搬機でラクラク牽引、ということを画策しているわけです。
というわけで、よほどの不整地でない限り、これでいけるのではないかとは思いますが、軽トラックへの積み込み等がうまくいくのか、という部分については連結すると長さの問題が出てきますので、レシーバーの位置をどうするのか、という部分ついては検討しないといけないと思います。

品物自体は来月末には入荷予定なので、お客様のところで仕事を始めるのは少し先になるのですが、このアイデア、吉と出るか、凶と出るか、続報をお待ち下さい。

配達か配送か — Brave(ブレイブ) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC

Brave(ブレイブ) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC ですが、今月の 送料無料クーポン をご利用いただき、ご注文いただきました。

coupon1808

送料無料クーポンは今月いっぱいです。

それで、栃木県と岩手県なのですが、栃木県は茨城県のお隣なのでいいのですが、問題は岩手県です。
なんと、茨城県(つくば)からですと、片道で 500km もありました。
寄り道せずに 3,000km ほどあるのですが、実際には、寝ないといけませんので、3,500km くらい走ることになりそうです。

お客さんの都合によるのですが、極力配達したいとは思っています。
その場合の予定としては、9/6 の神社が終わってからのスタートで、9/8 雑貨納品、9/9 薪割り機栃木納品、9/10 薪割り機岩手納品、9/11 かわはら薪ストーブ本舗訪問、位のスケジュールで考えています。

これだと、走行距離に対して貨物の量が少なすぎるため、薪割り機については、あと 1 台か、2 台か、同時に配達できれば、効率がいいんですけどね。

というわけで、Brave(ブレイブ) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC は残り 1 台在庫がありますし、薪ストーブ TrueNorth TN20 も在庫があり、クレジットカードのご利用で送料無料となりますので、一つよろしくお願いいたします。

なお、配達を希望される場合、上記スケジュールで、上記の走行ルート近傍での対応となると思われます。

薪割り機の電動化の話 Again

薪割り機の電動化の話ですが、すっかり忘れてたんですが、また訊かれたので、今日はモータとポンプの取り合いについて、知っていることを書いてみたいと思います。

なお、予め断っておきますが、電動薪割り機は作ったことがないので、重松の机上の空論です。

薪割り機の仕組みについて、これは油圧式の場合の話ですが、エンジンであるとか、モータであるとか、それで油圧ポンプを駆動して、圧油を作り出して、それによりアクチュエータ(油圧シリンダ)を伸縮させる、というのが基本構造です。

電動化は、簡単にいえば、エンジンをモータに置き換える作業、ということになるわけです。

それでは、エンジンにどのように油圧ポンプは取り付けられているのでしょうか?

上記エントリに色々書いてありますが、

写真ですと、左から、

  • SAE AA 2-Bolt Gas Engine To Pump Mount
  • 0.12 cu in Dynamic GPF1020PC Hydraulic Pump とポンプ側ジョーカップリング(取り付け済み)
  • エンジン側ジョーカップリング

となります。

これは薪割り機用ではないので、普通の油圧ポンプですが、基本的には同じです。

この時「SAE AA 2-Bolt」という部品名になっていますが、これがポンプ側のマウントの種類なんです。
つまり、ポンプ側のマウントの種類, エンジン側のマウントの種類, そして、カップリングにより連結に必要なスペースの 3 つの条件で、ブラケットを選定するのです。

エンジン側は、米国仕様だと、B.C.(ボルトサークル, マウントの 4 本のボルト用めねじの中心を結んだ円の直径)など、規格が統一されています。ポンプにより必要な馬力は概ね決まっているためです。

ポンプ側のマウントとしては、

  • 2 bolt SAE A
  • 4 bolt 4F17

などがあります。

これに対して、モータ側ですが、モータには「フェイスマウント」と呼ばれるタイプのものがあり、それらは、ブラケットを介して、油圧ポンプであったり減速機を取り付けられる構造となっています。

モータのマウントの種類としては、

  • 56C
  • 182TC
  • 256TC

などがあります。

もちろん、モータの選定には、マウントの種類以外にも、油圧ポンプの特性(回転方向・回転数・馬力)であるとか、電源(単相なのか、三相なのか)・電圧・周波数、モータのケース(エンクロージャー)の種類などを考慮しないといけません。
なので、エンジンに比べて考慮すべき点が多いです。

それと、電動化したらかといって、無音になるわけではありません。
電動の家庭用のものを使ったことがある方ならわかると思いますが、かなりの騒音が出ます。
もちろん空冷エンジンに比べたら相当騒音レベルは抑えられているのですが、電動=無音ではないことは、注意が必要です。

電動化のメリットは排気ガスも出ませんし、燃料を買い出しにいったり、ということからも開放されます。
作業時間が長く、薪割りを決まった電源のあるところでできる環境なら、電動化の利点が活かせるのではと思います。

というわけで、T さん、今回の説明はこんなところです。

Brave 15t 横型 薪割り機 PCLS1513GC がお買い得です!

沖縄県・離島には申し訳ありませんが、送料無料での出荷はできません。

Brave 15t 横型 薪割り機 PCLS1513GC ですが、今まで送料込みだったのですが、今ならカード払いで送料無料!で、本体も 5%OFF 170,810 円と、お買い得価格となっています。

PCLS1513GC はコンパクトながら、15t の破砕力があり、信頼のホンダエンジンを始め、主要なコンポーネントは有名メーカの一流品を使っている、高品質なモデルです。

日本ではおそらく当店以外では販売されていないと思いますが、基本スペックがほぼ同じものに VH1500 という国内専用モデルがあり、縦横に変形することができるという違いはあるものの、定価で 438,000 円(税別), 税込みですと、473,040 円ですから、ほぼ 1/3 の価格となっています。

無論定価で販売されれるわけではないでしょうし、納入方法やアフターの差もありますし、機能にも違いがありますから、全く同じといいませんが。

基本的なスペックは、くどいですが同じです。

送料無料は今月いっぱいの限定サービスです。
先月のセールは 10% off だったのですが、総額では、今月のほうがかなり安くなります。

お盆になり、立秋も過ぎ、秋の気配を朝晩感じるようになりました。
送料無料キャンペーンは、この 5 年ほどで一度もなかったとても大きな割引で、北海道ですと、数万円の送料が割引なりますので、ぜひお見逃しなくご検討ください。

なお、薪割り機だけでなく、薪ストーブも送料無料です。

在庫品のみとなりますが、今のところ、F400, F45, TN20 すべて在庫があります。

薪ストーブ本体は、現金支払い限定だった価格を据え置きで、送料分値引きしました。
また、TN20 は 5% OFFのセールも行っております。

沖縄県・離島には申し訳ありませが、送料無料での出荷はできません。

薪割り機の出荷とか、夏越祭の準備とか

Hearth & Home 暖炉家(だんろや) では、薪割り機のささやかなセール をしているのですが、早速注文をいただき、出荷しました。

面倒くさいこと、明日できることは、すぐにやらない性分なもので、トラックに薪を積みっぱなしだったので、2 時間ほどかけて下ろして片付けたのですが、薪の単価を考えると、そんなに手間を掛けていては割に合いませんし、商品の価値が上がるわけでもない。
なんでそんなに手間がかかるのか、というとこれはひとえにフォークの爪が短く、4t トラックの荷台中央においたメッシュパレットを一発で下ろすことができず、チルトさせたり難儀をして、1 パレットづつ下ろして、また重ねて、というようなアホなことをしているためです。

でも、爪が長くなると、車庫の中は今の爪でギリギリにレイアウトしてあるので、困るのです。

そこで、つけ爪というか、サヤフォーク(もどき)を買いました。
60″(約 150cm)で、セットで $100 くらいですが、パレット代が $35 かかって、送料だの消費税だの、なんだかんだで 20,000 円弱、といったところで、国内で売られているものと大差がない ので、2 セット買ってみました。
そうすることで、パレット代と容積が節約になるかなと思うわけです。
TCM と住友とどっちも爪が短いですから。

あまりの暑さにダラダラしていたもんですから、夕方近くになってしまって、薪割りはせずに夏越祭の準備をしました。
そう、ミストの出る扇風機を借りたのです。
ただ、明日は午後から雨の確率が 50% ですから、湿気ている時には、ミストの効果は余り期待できないかもしれません。。。

その後、トレーラの車庫を新しく借りようと思って、相談していたのですが、地主さんに OK をもらって、またタダみたいなことをいうもんだから、ちょっと困りますが、好意に甘えて、薪屋さんが軌道に乗るまでは、少し安めに貸してもらおうと思います。
現状、荒れ地なので、多少の整地はしないといけないと思うのですが、麓に近いし、前面道路も広いので、燃料と時間の節約になり、使い勝手はよくはなりそうです。

まあ、明日は明日で、ボチボチ頑張ろうと思います。

お店で JCB カードが使えない件

Hearth & Home 暖炉家(だんろや) では、クレジットカードで支払うことができますが、JCB カードが使えない、という問い合わせがありました。

自分のお店で自分で買い物することはないので、STORES.jp に問い合わせてみたところ、

決済方法:クレジットカード決済を選ぶと使えるブランドが
VISA、Master、American Expressのみとなっています。

現在クレジットカード会社がJCBだった場合につきましては、
決済方法:PayPalを選択していただきますと、Paypal経由での決済が可能となっております。

ということで、Paypal を利用していただければと思います。

それと、7 月末まで薪割り機のセールを開催します。
元々値引きできるような価格の設定ではないので、割合はささやかですが、高額な商品なので、金額としては、かなりの割引になっています。
この機会に薪割り機の導入を計画している方は、是非、米国直輸入の高品質な薪割り機を検討していただければと思います。

コントロールバルブが不調の方からの問い合わせ

知ってるよ、といわれそうですが、はじめての方もいらっしゃると思うので、くどいですが。

重松は Hearth & Home 暖炉家(だんろや) っていう、輸入雑貨のセレクトショップを細々と運営しております。
個人的な趣味のキワモノしか並んでない、とてもサービスも口も悪い店なのですが、まあ、ツボる人には、ツボるアイテムが有ると思います。
肝心の値段は普通よりはちょっと安いくらいのものもが多いと思います。

それで、薪割り機の修理用のパーツを扱っているのですが、古いブレイブ社の薪割り機をお使いの方から、お店で扱っているコントロールバルブの適合について問い合わせがありましたので、少々説明をしたいと思います。

早速見ていただきたいと思います。(頂いた写真はブログでの利用許可を頂いております)

コントロールバルブというものは何をする部品なのか、というと第一義には、方向切換弁ともいうことからも分かる通り、圧油を送る方向を切り替えることにより、シリンダを伸ばしたり縮めたりする役割を担っています。

3 箇所、赤丸で囲っていて、それぞれ A, B, OUT となっていますが、実は OUT の反対側にもホースの接続部位があり、そこは IN と呼びます。
一般的なことであって、もしかしたらこのバルブの刻印は違うかもしれませんが、ほぼほぼ、そういう呼び方になります。

つまり、IN 側から送り込まれた圧油を A, B のワークポートに送り、OUT 側から油をタンクに戻すのです。

OUT のポートがどうして OUT とわかるかというと、IN 側は、とても圧力が高く、OUT 側のようにホースをホースバンドで留める程度では持ちません。写っている金具は Hosebarb といって、低圧の戻り側のホース接続用の継手なのです。

写真は Apache 社製のもので、Brave 社のフィッティングとは微妙に形状が異なり、我々が日常的に目にするタケノコニップルに近い感じですが、機能は同じです。

次に A を見てください。
この A のポートに繋がっている継手ですが、これはほぼ NPT ネジです。
NPT というは、テーパーネジで、ネジ山で油を留める構造となっているので、取り付けた時に雄ネジが雌ネジに全部入りません。
取り外されている部分を見ても分かる通り、ネジ山の一部が汚れたままになっていて、使用時に雄ネジが露出していたことが見て取れます。
よって、この継手は、1/2″ NPT-M x 1/2″ NPT-M と推定されます。

なお、テーパーネジについては、日本国内の場合、NPT ではなくて、R, Rc(旧 PT) と呼ばれるネジである規格があり、海外では BSPT と呼ばれているものと同じものよう な気もします。

そして、この継手によりダイレクトにシリンダにマウントされていたはずです。
このようなコントロールバルブの取り付け方法を「ポートマウント」と呼びます。

次に B を見てください。
この B のポートには、90° のエルボがつながっていますが、当然、A ポートと B ポートが違うネジであることはまずありえないので、根元部分はよく見えませんが、ポートの側は 1/2″ NPT-F と思います。
それで、シートという矢印があると思いますが、このシートという面を擦りわせることで油を留める構造になっていますが、このネジを JIC(または AN)、場合によっては、シートの角度から SAE 37° といったりします。
端が JIC 継手の油圧ホースによりシリンダの別のポートに油を送っているものと思います。
JIC 以外にも、この形状の継手はあるのですが、米国では一般的ではありません。

OUT ポートに戻りますと、横からの写真がないので、Hosebarb であることと ID 3/4″ のホースを接続するであろうことがわかっていますが、大部分のコントロールバルブは、ワークポートが NPT なら、IN/OUT も NPT で、ワークポートが SAE なら IN/OUT も SAE なのです。
SAE というのは、平行ねじで O リングにより油を留める構造を持つ継手で、NPT, JIC とともによく利用されます。

サラッと書きましたが、ID 3/4″ の ID というのは、internal diameter, つまり「内径」という意味で、ホースは内径を指定して購入します。
これに対して、OD という表現は、「外径」ということになります。

ここまでのことをまとめると、

  • ワークポートはおそらく 1/2″ NPT-F である
  • IN/OUT ポートはおそらく 3/4″ NPT-F である
  • コントロールバルブに固定のための穴やブラケット等が見当たらないためポートマウントである

ということになります。

管用(くだよう)ネジについては、過去にまとめてありますので、合わせて参照してください。

第一義には、と書いたと思いますが、コントロールバルブには他にも機能があって、リリーフ弁(安全弁)の機能も内包されています。
油圧回路にはこれ以上圧力ががってはいけない、という圧力があり、米国製の薪割り機の場合、圧力は 2,500 PSI か、3,000 PSI くらいで運転します。
残念ながらこれは写真では識別できませんから、もともとの運転時の圧力がどれくらいかを知ることはできません。
2,500 PSI の回路に 3,000 PSI をかけることはできませんので、限界圧力がわからないのなら、2,500 PSI くらいに落とすか、圧力計を付けて傷んでいるバルブの機能している圧力を調べるしかありません。

さらに、薪割り機に特化したコントロールバルブにはデテントと呼ばれる機能があります。
これは薪割りが終わり、シリンダを縮める操作をする時、操作レバーをロックし、シリンダが戻りきった時に圧力が上昇しますから、それを検知して中立に戻すという機械的な仕組みです。

結構原始的な仕組みなんですがあるとないとでは大違いです。

簡単な仕組みですから、ただの方向切換弁として使いたい場合は、ちょっとした改造で機能を殺すことができます。

そして、お店で取り扱っている SpeeCo 社のバルブについてですが、こちらについても、過去記事にまとめてあります。

で、ここまで書いておいて、こんな締めくくりでいいのか、甚だ疑問なのですが。。。

バルブの修理については、オーバホールという方法もありまして、中身はただのシール類ですから、純正品を使用しても、せいぜい $20 程度のものなのです。
そして、youtube などを見ればわかりますが、基本的に機械屋さんの場合、ばらして古いものを測定して、それを取り寄せて修理しますので、一つ 100 円とか、材料自体はそんな値段のものです。

ただ、人件費が高く、お店で修理してもらうと、1 時間あたり 6,000 円とか 7,000 円とかが相場ですから、うちの場合、バルブごと交換したほうが安くて確実と考える人のために、バルブ自体をそれなりの価格で販売しているのです。

ですので、バルブを交換する覚悟があるのなら、ばらして自力でシール類を交換する、という選択もあります。
そうすれば、少なくとも油圧継手の相性の問題は考えずに済みます。

ダメなら、まるごと交換するという選択肢に方向転換する、ということになりますが。

いずれにせよ、せっかく自分で治す決心をしたのですから、ある程度もがいててみるのもいいのではないかと思います。