チェンソーの輸入の問題(再)

I さんにチェンソーのことを訊かれたので、輸入する場合の注意点について、記載しておきたいと思います。

薪ストーブや薪割り機同様、チェンソーについても、依頼があった場合には輸入を代行いたします。
ただ、チェンソーの場合、注意すべき点があります。

整理すると、

  • 労働安全衛生法の問題
  • 故障時の問題
  • PL 法の問題
  • コピー商品等の問題

などが考えられます。

まず、労働安全衛生法の問題ですが、40cc 以上のチェンソーは、林業機械化協会のワッペンがついているのは皆さんご存知のとおりだと思いますが、これ、条文を読んでみても、「林業機械化協会のテストを受け、合格しなければならない」などとは一言も書いていません。にも関わらず、知恵袋 を見れば、一定の知識を持っている人でさえ、条文に書いていないことを書いているわけです。まあ、既得権を守るための工作員かもしれませんけど。

労働安全衛生法(昭和四十七年法律第五十七号)第四十二条の規定に基づき、チェーンソーの規格を次のように定める。

(振動の限度)
第一条 チェーンソー(労働安全衛生法施行令(昭和四十七年政令第三百十八号)第十三条第三項第二十九号に掲げるチェーンソーをいう。以下同じ。)は、別表第一に定める測定方法により測定された振動加速度の最大値が、二十九・四メートル毎秒毎秒以下のものでなければならない。
(ハンドガード)
第二条 チェーンソーは、ソーチェーンの切断等の際にソーチェーンにより後ハンドルの手に生ずる危険を防止するためのハンドガードを備えているものでなければならない。
(キックバックによる危険防止装置)
第三条 チェーンソーは、キックバックを防止するための装置又はキックバックに伴うソーチェーンによる危険を防止するための装置を備えているものでなければならない。
(表示)
第四条 チェーンソーは、見やすい箇所に次の事項が表示されているものでなければならない。
一 製造者名
二 型式及び製造番号
三 製造年月
四 排気量
五 重量(のこ部を除き、かつ、燃料タンク及びオイルタンクが空である状態における重量をいう。)
六 振動加速度(別表第一に定める測定方法により測定された振動加速度の最大値をいう。)
七 騒音レベル(別表第二に定める測定方法により測定された騒音レベルをいう。)

出典 チェーンソーの規格|安全衛生情報センター

さて、知恵袋 に書いてあるように、第 4 条に定められている表示は、林業機械化協会に「みかじめ料」を払って、ワッペンを「買う」必要があるのでしょうか?
JETRO の見解では、「自認」でよい、ということでした。(リンクが切れていてソースを辿れません
つまり、ハスクバーナであれば、本国の仕様書(カタログ)の数字をそのままシールを作って貼れば、それで合法、ということに JETRO 的にはなる、ということです。

この件について、労働安全衛生法の管轄省庁に数回問い合わせを行いましたが、煙に巻かれてきちんとした回答が得られていません。
最終的には、司法判断になるわけですが、判例などご存じの方がおられたら、コメントいただければと思います。

で、法は法です。法を守ることは、他人のためというよりも、むしろ自分のためであります。
労災の問題などがありますが、輸入品で自認のシールを張ったチェンソーで万一事故があった場合、それが適法であるかどうかについてトラブルが合った場合、余計な手間がかかります。
かと言って、内外の価格差が許容できるか、というのはその人それぞれが判断すべきことです。
あくまでも、林業機械化協会での試験を受ける必要はない、という見解が適法という前提で書いていますので、その点は十分ご留意ください。

次に故障時の問題です。

まず、故障時については、近くの農機具屋・チェンソー屋での修理は難しいかもしれません。
理由は単純で、輸入品について、正規ルートからは部品が出ないからです。
また、アフターサービスの面もあるので、購入していない商品のサポート・修理のみ、というお客さんが敬遠されるのも当然かと思います。

海外での部品の購入方法やその際のコストなどは、このブログにも輸入の顛末がありますから、興味があれば調べてみてください。
イニシャルコスト(購入時の機械代金)は、「正規品 > 輸入品」、となりますが、部品コストは「正規品 ≦ 輸入品」となります。
輸入品の部品は輸入する必要があるので、時間を短縮すれば送料がかさむ、という問題があります。

この辺の損得勘定は、あくまでも自分の利用頻度や使っているモデルの国内価格と海外価格、複数の要因が複雑に絡み合って成立するものですから、ホント、人それぞれだと思います。

続く、PL 法とコピー商品の問題は、これはうちには該当しないのですが、PL 法は、商品の製造に関して問題があり、それで事故が起こった場合、製造者が責任を取り、輸入品の場合、輸入者を製造者とする、というものです。
うちの場合は、保険に加入しています。
コピー商品は、主にアルとかニダとか、あちら方面の話だと思いますが、まあ、これは信頼できる店で買うしかありません。
尤も、ハイガー産業がチェンソーを売っていて、それが売れているようですから、自分が気にしすぎなだけかもしれません。

最後に、エントリークラスのチェンソーは、海外との価格差が極めて少なくなっています。
チャイニーズコピーなどの極めて安価な製品に対抗するためではないかと推測しているのですが、いずれにせよ、TCO で考えても、最初の一台は、エントリークラスの正規品を買うのが良いと思います。
右も左も分からない時は、サポートも含めて、チェンソーのある「生活」を購入するのが良いと思います。
ただ、店には、色々なグッズがきれいに陳列してあり目移りするという問題点がありますけど。

これはすごいぞ!目立てロボ

facebook で見かけた MARKUSSON 社の目立てロボです。

杉産業 さんが輸入されるようですが、マニュアル(日本語)や価格はまだ未定とのこと。

【新規事業のご報告】
弊社では、この秋よりスウェーデンから機械の輸入・販売を開始する事となりましたのでご報告させて頂きます。
MARKUSSON社のソーチェーン自動目立て(刃研ぎ)機です。従来は目立ては手でおこなっていましたが、特にハーベスターの目立ては大変であり、また目立ての時間はハーベスター稼働時間のロスに繋がります。
そこで本設備を導入する事で、事務所等で目立てを行い、現場では交換のみの作業でハーベスター稼働率UPに伴う生産量の向上を目指します。
また、機械の研磨による正確均等な目立てで、玉切り時の材割れ・木口の荒れを減らし、オペレータ負担を低減します。
このモデルは刃・刃底・デプスゲージを同時に研磨出来るモデルであります。
現在、日本語マニュアル等を準備していますので、発売まで今しばらくお待ちください。
価格も現在設定中です。
また、11月19日・20日に香川で開催される「2017森林・林業・環境機械展示会」にも展示予定ですのでよろしくお願いします!

目立てが面倒くさくて仕方ない自分としては、食指が動くわけですが、まあ、問題はやはり価格ですね。

なんといっても、Oregon の 410 の $200 を超えた値段ですら許容できなくて、310 を買ったくらいですから。

まあ、310 については、過去記事 を見ていただくとして、この MARKUSSON 社の目立てロボットですが、目新しさはあるものの、技術的に見ると、大したことはしてないのではと思いました。

実際問題、やっていることは、グランダを押し下げること、コマを送ること、まあ、そういうのを繰り返して行う程度のことであって、微調整なんかは、別に人間がやっているんで、光学識別しているわけでもなんでもないようなんですね。

モータなどが決まったスケジュールで単に繰り返して動いているだけだと思うのです。

で、ちょっと古いネタになりますが、KeiganMotor ってのがありまして、これを使ったら、スマホでサクサク目立てをやってくれる的なものを作れちゃったりするんじゃないんだろうか、と思うわけです。

上記の目立てロボットはどうかはわかりませんが、KeiganMotor だと、モータに掛かる負荷を測定できたりするので、極論すれば、グラインダが買ったに当たるタイミングを知ることができるわけで、そうすれば、カッターがどれだけ下がっているのか知ることができるので、デプスも自動的に調整できると思うわけです。

とは言え、一つ $300 くらいの出資だったので、市販時にいくらになるのかはわかりませんが、そこそこ費用のかかるモータであることは確かで、目立てロボを作ろうとすると、

  • グラインダを上下させる
  • チェンを送る
  • チェンの角度を調整する(1 軸、もしくは 2 軸)

で、最低 3 台も必要になるので、実際のマスプロダクションでは、高価な KeiganMotor ではなく、安価なステッピングモータを使うなりして、コストダウンする必要がある気はするんですが、ロボット化する、といっても、これまた極論でしょうが、KeiganMotor の記録モードで一コマ目立てしてその動作を覚えさせたら、あとは、それを繰り返す指示を出せば同じことなんじゃないかと思うわけです。

とまあ、机上の空論、というやつでしょうが、夢も希望もないことを言えば、その装置を開発している間にお前が一生使う分のチェンが多分目立てできてるんじゃないの、ってことでしょうか。

結局のところ、トロンメルも色々と試して、専用の油圧源を作ることにして、いま部材の輸入の手配をしているのですが、買ったら少々高かったかもしれませんが、すでに仕事をしてくれているわけで、「時は金なり」という部分もあるかと思うんですね。

目立てに関しても奥が深く、大したことをしていないとはいえ、そう見える動きの中にも色々なノウハウが詰まっていると思うわけで、この目立てロボ、値段次第では、馬鹿売れするんじゃないかと思うんですが、まあ、とにかく値段だと思います。

雨の予報が降らないので玉切りを始めたら途端に降ってきた件

今日は降る予報だったのですが、降りそうで降らないので、この間伐採したクヌギをあらかた薪割りして、置き場ができたので、少々癖があって積みにくい 2m の原木を弾いてあったので、それを 1m とか、それ以下に玉切りしました。

段取りは写真のとおりで、積んであるものをバタ角の上に並べて、バカ棒で採寸して切り、軽ダンプに乗せて置き場(20m くらい離れてます)にダンプしにいく、という感じです。

こいういうときって、調子が乗ってきたら振り始めるというのが鉄板のパターンだと思うのですが、まさにそんな感じで、5t ほど作業をしたら降り出してしまいました。3t 程度、後、15 分くらいあれば、あらかた片付いたのですが、まあ、そういうついてない時は事故や怪我、機械が故障をするというのも、これまた鉄板のパターンだと思うので、即退散です。

今日も、Husqvarna 450 を使い、H30 は 35° で目立てをしてみましたが、切れ味的にはまあ、許容範囲かと思うのですが、やはり、35° だと耐久性がイマイチですね。
逆に 30° だと、もう少し切れてくれないかな、という感じになってしまうので、次からは、32.5° くらいでやってみようと思います。

これとは逆に薪製造機の Carlton(21BP)ですが、新品の目立てでは、細い枝などで結構引っかかる症状がでてしまいますので、フック気味すぎるのかと思います。

過去には、クソ高い STIHL を使ったりもしましたけど、こっちは、だいたい 20t くらい目立てする必要がなく、MADE IN CHINA ですら、油圧で押し切る感じなので、どちらかと言うと切れ味よりも、φ300mm 以上の玉の、チェンソーダストの排出性だとか、φ100mm 以下、φ50mm くらいの特に細いものが弾かれないことのほうが重要な気がしています。

それと、一応新品も注文はしているんですが、ガイドバーがだいぶ摩耗してきているので、手入れをしたいんですが、つい最近、Bar Rail Dresser なる物があることを知りました。

Oregon のですが、うーん、結構高いですよね、これ。
普通にヤスリでゴリゴリするのと何が違うんでしょう?
気になります。

トップハンドルのチェンソーが欲しい件

Amazon.com をさまよっていたんですが、そうしたら、恐ろしく安い(と思う)キットを見つけました。

写真の内容で、$326.17 です。

これって、つまり、約 4 万で、トップハンドルのチェンソー本体、バッテリ 2 本(5.0Ah)、充電器、おまけのグラインダがついてくるってことですよね。

おまけのグラインダが、目立機だったりしたら、更にいいんだけど、少し前に、グラインダを 1 万出して買って、バッテリも単純に比較できませんが、6.0Ah を 2 本買ったら 2 万ほどしたんです。充電器だって、2 本同時に充電でいるものはそれなりにしたはずですから、チェンソー本体が完全にタダです。

しかも、グラインダーとか、バッテリーとか、ヤフーショッピングのポイントを考慮してそういう値段ですし。

現実問題、リチウム電池の輸送の問題があるのと、こういうツール類は、超激戦区なので、うちのような小さな雑貨屋が割って入る余地はないのですが、仕入れと輸送のノウハウがあれば、需要も旺盛だと思うので、お店の収益改善には役立つ商材になるんでしょうね。
たくさん売れる=需要がある=供給により社会に貢献する、ということでしょうし。

にしても、これ、欲しいなぁ。

マキタも充電池で目立てできる携帯型目立機を出してくれるといいんですが。

Husqvarna は H38PX-45SG というソーチェンを売る気はあるのだろうか

電動のチェンソー Husqvarna 136Li ですが、今はまだいいんですが、遅かれ早かれ替えのソーチェンが必要になります。

消耗品ですから、調べる一手間を惜しんで、ずっと高いチェンを買い続けるのも嫌なので、どういうものなのか調べようと思います。

とりあえず、公式サイトによると、

製品番号: H38PX-45DL – 581 80 79-45

が適合して、定価は 3,500 円(税別)〜ってな具合ですから、いくら特売品を買っても、ソーチェンがそんな値段ではたまりません。

H38PX-45DL ですが、H38PX がチェンの種類、45 はコマ数だと思うのですが、DL ってなんだろう。。。

H38はシャンファーチゼルの刃を持った、小型のチェンソーのために作られたチェーンです。振動とキックバックが少ない事が特徴です。このチェーンは個人ユーザーだけでなく、アーボリストといったプロのユーザーにも快適に使用していただけます。

ピッチ 3/8″ mini
ゲージ 1.1 mm

とりあえず、普通の H38, H38PX ではなくて H38 ですが、これは、pitch が .325, gauge が 1.5mm、まあ要するに H25(Oregon だと 21BP)だとかと同じで、違いは Chisel と Semi-chisel, Safety Link と Guard Link と行った具合ですが、まあ、いずれにせよ、H38 と H38PX は、全く別物のようです。

H38PX については、pitch 3/8″ mini, gauge が 1.1mm ということなんですけど、3/8″ mini なんて初めてですが、pitch が 3/8″ で gauge が 1.1 だと、知っているものだと、例えば Oregon の 90PX あたりが互換品として該当するんじゃああるまいかと思いますが、これらは、Lo Pro (Low Profile) と表記されているんです。

Lo Pro を Husqvarna 語では、mini というのでしょうか?

だとしたら、Amazon.com だと、$11.38 なんですよね。

国内だと、1,800 円+送料として、愛媛県は 630 円というお店があったんですが、2,430 円なので、ポイントを考慮しても、2,000 円以上するので、輸入したほうが安そうですが、それ以前の問題として、互換性があるのかないのかが問題です。

H38PX-45DL というキーワードで検索しても、全然ヒットしないんですが、Husqvarna 自体、ソーチェンを売る気はあるのでしょうか。。。
写真を確認したら、ジョイフル本田にも少なくとも Husqvarna のコーナーには、チェンはないようですし。。。

伐採は 50% くらい完了

前回は 5/15 にスギ等の伐採をした のですが、今日は、予定通り、境内の支障木の伐採をしました。
参道より、少し入った部分の整備です。

元々桜が植えてあり、あとから、紅葉も植えてあるのですが、それらにあまり日が当たらず、クヌギやカシなどが大きくなってるので、それらの間引きです。

今日は、事故もなく無事にある程度のところまでは進めましたが、肝心のクヌギ 3 本については、多少枝を落とした程度で、伐採までは時間が足りませんでした。

重心が電線の方に偏っているので、ユニックで枝を下ろして、バランスを改善して、ワイヤーで引っ張って、確実に倒したいと思いますが、電動 Husqvarna の本格的な初仕事といったところです。
バッテリーポールソーがあれば、言うことなしなんですが。。。

参集殿といった方がいいと思うのですが、会合を開くための建屋の隣の桜ですが、屋根の上に大きく枝を広げており、瓦に枝が接触している状態なので、「桜切る馬鹿」といいますが、建物を傷めては困るので、これも枝を払おうと思っています。

Husqvarna 450 の H30 の目立てですが、結局のところ、35° でやってみて、耐久性がどうこう、というほど切っていないにしても、とりあえずの感覚としては、30° よりは切れる気がします。不満がないというと嘘になるのですが、手間を考えると、これでいいやというのが正直なところです。
いずれにせよ、耐久性が気になるようなら、33° くらいでも試してみようとは思います。

明日は 15 日なので、神社の巡回もありますが、完了できるように頑張りたいと思います。

丸太を手っ取り早く製材したい!またまたキワモノに手を出しました! — Timber Tuff TMW-56 Lumber Cutting Guide

ヤフオクで面白いものが出品されています。

出典 Amazon.com

ふむふむ、TimberTuff ぽいなー。

Amazon.com だと、$24.35 です。

というわけで、早速、買ってみました、Amazon で。

ナラの結構太い原木が入ってくるので、なんかもったいないなと思いまして、半分に割って、芯材の部分だけ、それも柾目だけ、お店用のフロアーに乾燥させて、割れず、反らず、きれいに乾いたものだけモルダーにかけようかと思っているのです。

とはいえ、組合で聞いても、北海道のような寒いところのものと違うから、いいものは取れないから無駄だ、といわれました。
ですから、そのために、高価な製材機を買うのは本末転倒かなと。

本当のことをいえば、アラスカンはもっているのですが、あれは、最初の平面を出すのが大変なのです。

いくつか仕入れてみたので、お店で試験販売もしてみたいと思います。
まあ、船便で入れるほど数が出るとも思えませんので、クーリエで入れると思うので、仕入れた時点の原価で、運賃やら、税金やらで、現地の倍くらいにはなるかと思いますが、11,000 円よりは安く販売できると思います。

Amazon.com で自分で買う場合、以下のアフィリエイト(広告料が多少入ります)をぽちしてやって頂けるとありがたいです。

支障木の伐採とパワーシャープの修正実験

今日は 15 日なので、神社の巡回と、兼務神社の支障木の伐採をやりました。

社殿の修復工事がもう間もなく完了しそうなんですが、その費用を寄付された方の顕彰のための石碑を建てるため、上に木があると、あとあと枝などが伸びたときなどに手入れに手間がかかるのと、参道が暗く、排水も悪いためいつもジメジメしているので、その改善のため、参道の両脇の 10 本程度を伐採しました。

見違えるように明るくなり、植樹してあるもみじや桜に日が当たるようになったので、今後それらが大きくなってくれればと思っています。

もみじの木に種がついていました。

450 の切れ味ですが、上を見ればキリがないのでしょうが、個人的には申し分がないレベルと思いました。
デプスの調整についても、現状、SOFT なので、いい感じで切れ込んでいきます。
ただ、調整にばらつきがあり、太いものだと微妙に歪むのは広葉樹と同じで、樹種には関係なく、この点、やはりもう少し精度を高める工夫が必要かなと思いまます。

それと、ソーチェンを整理していたら、捨てようかと思いつつも取ってあった PS52 がでてきました。

パワーシャープですが、あくまでも個人的に感じることとして、他のチェンに比べて、早晩使えなくなる、寿命が短い気がしています。

使えなくなるタイミングは、自分の場合、

  • 砥石成型用のダイヤモンドチップ部がカットする際に邪魔になるように感じた
  • (バーマウントシャープナーで)目立てしても、切れるようにならない or 斜めに切れる

というような症状が出たタイミングで、寿命かなと判断していたわけです。

特に、斜めに切れるような症状は、バーマウントシャープナーの砥石に対して、うまく正面から押せなかったときなど、かなり早いタイミングで砥石に変な癖が付き、一旦そうなると、修正する方法がわからないため、もったいないなぁと思いながら、捨てるしかなかったわけです。

パワーシャープの目立ての原理は、平面の砥石に押し付けるだけなので、デプスゲージと同じ方法で研磨をしてみました。
そのため、刃とデプスゲージの高さは全く同じです。

バーマウントシャープナーで研磨した時、同じ高さにしかならないと思うので、そうしてみましたが、それで良いかどうかはわかりません。

切れ味を試してみて、デプスゲージをもっと落とした方がいいのか、同じ高さでいいのか、判断をしたいと思いますが、ダイヤ面の高さと、刃の高さとにかなりの差が出てきているので、ダイヤが引っかかる症状がより強く出るような気がしないもないです。

ダイヤの高さを下げようと、グラインダですってみましたが、固くて無理でした。

思うに、あのコマは、ブレーカーで外して、他の捨てるパワーシャープのチェンから一コマ抜いて、ループを作り直したほうが早いと思いますが、道具を持っていないし、そこまでしてまで延命する必要もないように思います。

なので、ダイヤが引っかかるようなら、同しようもないかなというところです。

まあ、ダイヤについては、Dressing Brick が非常に高価なので、そのかわりとして使うという余生を思いついたので、それはそれで利用できるうちは、最後の最後まで働いてもらおうとは思います。

デプスゲージ再調整の結果

今日、午後から晴れたので、試し切りをしてみました。

神社の清掃の合間に立ち枯れてしている梅の木を切ってみました。
すごく粉っぽい。。。
切れるんですけどね。

チェンソーは 450, ソーチェンは半分くらいに減っている H30 (最初についてきた純正)です。

比較のため、136Li でも切ってみました。
やはり粉っぽいけど、気持ち、大きな切り粉になったような。。。
ソーチェンはほぼ新品です。

やはり普通にクヌギ・ナラでないと違いがわからないので、掃除の帰りにヤードによって、試し切りをしました。
粉っぽいのは相変わらずですが、昨日と比べて、明らかに刃が吸い込まれていきます。
デプスゲージの調整としては、SOFT くらいでいいようです。
切断の速度が 20% 程度向上した感じです。

ただ、φ400mm 以上のものを切ると、やや斜めに曲がっていきました。
調整の精度が低く、高さが左右で狂っているのが原因かなと思いますが、変な姿勢でカットしたことも多少は影響するかもしれません。

上を見たらキリがありませんが、手間と装置のコストに鑑みれば、310 は悪くないと思います。
ただ、横刃の角度が調整できず、やや鈍角なので、切れ味よりも持ち重視のように感じます。
このあたり、やはり、3 倍出しても 410 にしたほうが、違いが分かる人にはいいんじゃないかと思ったりします。
使ったことがないので、こういうことをいうのはアレなんですが、410 と 310、どちらを買うかといわれたら、自分は 310 でいいです。

あ、1 円玉ですけど、φ20mm です。

今後の課題としては、デプスゲージ調整時の精度をどう高めるか、ということになるかと思います。
横刃の角度は固定なので、あとは上刃の角度についても、試していきたいと思います。

チェンソーの目立て — 310 の横刃の角度の続き

310 で目立てした横刃がバックスロープ気味に「見える」件について、少し考えてみました。

大前提となるのは、チェンソーを一般的な丸ヤスリで目立てした場合の横刃の形状がどうであるのか、という点になるわけです。

大抵の教科書には、次のようにしか書いてありません。

91 の場合、上刃の角度は 30° で、水平に、4.0mm のヤスリで研ぐ。25 の場合は、水平から 10° ヤスリを傾ける。

少し気が利いているものだと、

丸ヤスリが 1/5 くらい、トッププレートから出ている状態で目立てをする

と、追加で書いてある感じです。

後者を援用して、作図してみました。

簡単な幾何学の問題なんでしょうが、今回は Illustrator でやったので、線の角度がでますのでそれを読むと、赤線、つまり、横刃の角度は、53.13° というこになりました。

さて、310 で目立てした場合にどうなるのか、ということもちょっと大げさに作図してみました。

グラインダーですから、先端は砥石の形に依存しますが、まあ、真円であるという図になっています。

実際のところ、刃に当たる側のほうが摩耗が多いので、次第に形は崩れると思いますが、dressing brick という砥石を整形するための砥石がついていて削って形を修正しつつ使うようではあります。

砥石には回転方向を示すマークがないので、ひっくり返せばいいだけじゃないのか、まあそれでも、次第に「V」字型に近づいてくるはずなので、チェンを固定せずにスライドさせてデプスゲージ削る、そして裏表をひっくり返すを繰り返せば、また「U」字型に戻るわけで、まあ、この横着作戦がうまくいくかどうかはわかりませんけど、とりあえずやってみました。
結果については、雨と、日曜日は子供相撲大会があるので、月曜日にでも試してみようと思います。

話が脱線したので元に戻しますが、横刃に関しては、図のように完全に砥石の側面が当たっている、つまり、完全に平面になった状態で目立てしています。
無論、リンクまで削らない程度の深さですが。

理論的には、横刃の角度について、53.13° くらいのものだ、ということがわかりましたので、じゃあ、310 はどれくらいなのか、ということを調べてみました。

調べた、といっても、ダンボール片をグラインダで削っただけなんですが、それをスキャンして角度を測りました。

結論からいえば、約 60° くらいです。

以上のことから、バックスロープ気味に感じたのは、目の錯覚ではないのか、と思います。
それとも、やはり約 7° の違いが凄く大きいということなんでしょうか?

キマルや目立て職人と比べて食い込みが少ない気がするのは、今回、大きく削って、無論、デプスゲージは普通に調整したつもりなんですが、デプスが(自分の好みよりも)浅い、ということなのかなと思います。

少なくとも、角度的にはほぼ一般的だと思いますので。

310 の場合、後は調整できるの上刃の角度だけなので、30° をもっときつくする、たとえば、キマルの場合 35° に近い角度だ、ということを聞きましたし、目立て職人などの円形砥石を水平に当てるものの場合、角は、当然、直線で当てるものよりも鋭利になるわけですから、そういう部分で切れ味の差が出ているのかもしれません。

切れ味自体は、まだ Husqvarna 450 でしか試しておらず、薪製造機ではどうか、に関してはわかっていません。

特性が全く違うことから、違った印象になることも考えられますし、今回、H30 に関していえば、コマのサイズを揃えたかった、ただそれだけで、いちいちソーチェンを外さないといけないので、今後は外さずに済む目立て職人でやることのほうが多くなると思いますし、ヤードで土の上においてあるものを切るので、少々の切れ味の差よりも、目立ての時間を節約することのほうが遥かに重要です。

この間、薪製造機のチェンを新品に交換したのですが、Carlton の場合、かなりキックバックが発生すること、また、φ300mm 以上のものを切る際には、ソーダストの排出が間に合っていない感があるので、デプスに関しては浅めのほうがいいんじゃないのか、という風に感じています。

薪製造機のチェンに関していえば、ローテーションで 4 本で回しているのですが、1 本で 20t くらいは平気で切れ、30t くらい切ったら流石に粉っぽくなるかな、という感じなので、ひどいと一週間くらい目立てしないでも問題ありません。
なので、色々試して、結果が出るのはしばらく先になりそうですが、まあ、切る木はまだ山のようにあるので。

最後に書くことじゃないと思うんですが、上とか、横とか、人によって言い方がかなりまちまちですね。
今回は図があるのでいいたいことはわかると思うんですが。。。
統一とかされてないのでしょうか。