今度こそ直ったか?

今日は午前中、薪ストーブの見学に高知からお客さんが見えられました。

かぐつちTrueNorth TN20 とがうちにはあるので、どちらも体験していただきました。
いろいろ話を伺う範囲では、TrueNorth TN20 の方が適しているように個人的には感じました。
ただまあ、他にもストーブは様々あるので、他の機種についても体験していただきたいと思いますから、そのようにお願いしました。
百聞は一見にしかず、とうやつですね。

午後からは、もはや日課になっている乾燥機の修理活動です。

Frequency drive, インバーターですが、各パラメータの値のリストが届いたので、現状の設定値との比較確認です。

スイッチが ACI でないといけない、ということなんですが AVI になっています。
これは切り替えましたが、これまで 3 年間、ずっと AVI だったと思うんですけどね。
まあ、よくわかりませんが。

それで、パラメータ的には特にクリティカルに違う、ということはなさそうに感じたのですが、一応リストを作ったのでメーカに送っておきます。
ただ、個人的な見立てでは、インバーターの問題ではない、と思っています。

Cross feeder のトラブルは安定して全く動かない、というわかりやすいものだったんですが、screw conveyor に関しては、たちが悪いことに、普通に動くように見えて、しばらくすると動かなくなることがあり、動かなくなると、それが原因で他に問題が生じしてまう、ということです。

異物を噛み込んだのかと思って掃除したり分解したときに、チップの量を検出するセンサを M さんが外してしまったので、チップの供給量が無茶苦茶になりました。
大量に供給され過ぎているので、テストをするにも適切な位置に調整しないといけないんですが、これがかなりシビアです。
なんせ、センサーの感度が悪いし、位置を上げるのは簡単なんですが、下げると検出したままになって、そうするとエラーになるので、チップがないタイミングで下げなければなりません。
それよりも昼間でも暗くて見えないし、埃っぽいし、小一時間かかりました。

あと、最近やたらチップの使用量が増えているのですが、火室への供給量の調整もかなりおかしいようです。
今までの 2 倍くらい使っているので、原因を調べているのですが、シーソーというか天秤でチップの量を計っています。
それの固定ネジが緩んでいました。
ただまあ、それはクリティカルな要素ではないと思います。
とりあえず、シャックルをおもりの代わりにぶら下げて、供給量を制限してみました。
燃焼温度が 600°C 程度で安定しているので、耐火被覆も傷みにくいのではないかと思います。
あとは、燃焼速度とのバランスで、どのような灰が出るのか、黒いなら燃焼時間が足りないので、ストーカーの摺動間隔が早すぎる、ということになりますし、その辺、しばらく運転しながら様子を見る必要がありそうです。

それで、今日の対策ですが、ドライバーで指し示している赤い突起、これを押すとインバータが起動しました。
なので、これがインバータを起動するリレーと思われます。
二つあるのですが、左右を入れ替えたら、スムーズに動くようになった気がします。
おそらく左が正転用で、右が逆転用なのだろうと思います。
壊れていた場合、逆転できなくなるわけですが、元から逆転できない気がするので、たちまちは問題ないと思います。

それと、今回のトラブルで、GS2 というインバータのパラメータのうち、P3.00 がこういうリレーからの起動・停止信号を受け取って運転するかどうか、という設定であるとわかりました。
00 の場合が手動で、01 にすると信号による運転となるわけです。

FGF, Flue Gas Fan 排煙ファンですね、これの制御ができなくなって、過去に設定を変えた記憶があります、確認したら 00 になっていて、だから手動でスタートしないといけなくなっていたわけです。
試しに 01 にしてみたんです。
そうしたところ、自動で起動したんですが、途中で screw conveyor と同じく、カチカチと音がするだけでファンが運転できない症状が出ました。
なので、これもリレーがおかしいのかなと思いました。

それ以前に、そもそもリレーが原因と断定できるほど張り付いて運転状況を中止したわけではないのです。
小一時間、様子を見たんですが、その範囲では問題なく運転できていただけです。
もし、不具合が生じたとして、燃料が供給されなくなるので、火力が落ちて停止します。

明日の朝、そういう状態になるのか、それともそれなりに動いてくれているのか、園の事情でネット接続できないので、その辺も不便で仕方ないのですが、まあ、行って確認するしかありません。
行って帰ってで 2 時間無駄になるし、燃料代もバカにならないので、ケーブルテレビの WiFi サービス を利用して、リモート監視できるようにしようと思いますが、ちょっとエリア図で見ると微妙なんですよね。。。
まあ、それでも、一度行って帰る程度のコストで一月借りられるので、試すだけ試してみようと思います。

一瞬直ったのにすぐに不調に

今日は小学校の遠足がありました。
5 年生が 100 名ほど、登山の途中に神社に立ち寄ってくれました。
月並みですが、神社の歴史的な話をしておきました。

それはそうと、この間買った IKEA の断熱ブラインド です。
やるだろうなと思ってはいたんですが、早速ですね。
裏側に入り込んでいます。
ギリギリの位置まで閉めると、持ち上げて入ったので、少し余分に下げておいたんですが。。。
敗北。
壊れるのも時間の問題でしょう。
手間をかけてピッタリのサイズに切って枠内に収めようかと思ったんですが、手間が無駄になりそうな気がします。

そして、今日も乾燥機の修理です。
ミッションは、screw conveyor を制御する frequency drive(インバータ)のプログラムを変更せよ、です。
P3.00 を 00, P4.00 を 00 に変更して、動作を確認してほしい、ということなのでやってみました。

そうしたところ、手動で問題なく運転・停止ができました。
少なくとも手動では操作できるのでインバータの問題ではなさそうです。
自動で止まるのかと思っていたので、チップを送り過ぎて、早速詰まってしまいました。

自動停止しないので、元の P3.00 を 01, P4.00 は元から 00 なので、その状態に戻して、再起動してみたら、なんと普通に動き始めたんですよ。
直ったと思って、運転を再開したんですが、運転を続けると日曜日にもチップが足りなくなるので、取りに帰ることにしました。

トレーラは車検に落ちていて、まだ修理できていないので、4t に積み込みました。
で、積み込むときにグラップルを外したんですが、失敗したようです。
積み込み終わって、またグラップルを取り付けたんですが、うんともすんとも言いません。
コネクタの付け根が曲がって、端子同士が接触しないので、信号が送れていないようです。

早速代理店さんに写真を送って部品の見積もりをお願いしたですが、すぐに返事をいただいたものの。。。
なんと、曲がっている鉄板 1 枚と、裏のクリップだけ変えれば済むものと思っていたら、アッセンになるようで、そうするとこのケーブルは税抜きで 74,500 円するんですね。
前々から思っているんですが、明らかに設計がよくないので、改造修理を試みたいと思います。
ケーブルを交換すれば治るのはわかっているのですから、失敗しても、手間以外の被害は増えません。

そして、チップを園に運んだら、何か様子がおかしくて、機能しなくなっていました。
復旧を試みたんですが、ダメそうだったので、今日はグラップルを壊しただけの 1 日になってしまいました。

とりあえず、インバータの現状の設定内容を全て書き出して、本日終了です。

明日は、高知からロケットストーブの見学のお客さんがあります。
ロケットストーブですが、宇野さんのかぐつち 2 号を作業スペースに設置している んです。

一応、かぐつち塾の塾生ということになってはいるんですが、今までのところ、1 台も注文をいただいていないので製作をしていません。もともとは、薪の乾燥のためにロケットストーブを使えないか、というところから始まっているんですが。

ロケットストーブは燃え方が普通(?)の薪ストーブとは大きく異なるため、その辺のことを含めて、丸太小屋で使っている TrueNorth TN20 と比較体験していただきたいなと思っています。

耐熱ガラスが割れました

今日は倉庫の片付けというか、出荷作業でした。
寒いので、ロケットストーブを焚いています。

カグツチの耐熱ガラスですが、M4 の小さなワッシャーで固定してあるだけで、ろくにガラスを押さえていないものだから、ワッシャーが押さえてある部分が削れたのか、5 號がドアを開けたタイミングでガラスが外れて内に倒れ込んで、その拍子に割れてしまいました。

驚いたのが値段。
W 300mm x H 200m, t = 5mm なんですけど、ネットでざっと値段を見ると、1 万以上するんですね。
アホくさい。

現物のネジを持っていて、M3 だと分かったのでひとまわり大きくしたくて M4 のワッシャーを買って帰ったら、もともと M4 だったという笑えないオチがあって、当然ガラスを押さえられないので、仕方ないのでカッターを折って、間に合わせの押さえ金物を作って応急で固定しました。
というか、これくらいちゃんと押さえておかないと、1, 2mm しかかかってないっていうのも、かなりやっつけ仕事だと思うんですけどね。

とりあえずガラスを買うのはアホらしいので、明日冷えたら、鉄板で蓋をしようと思います。

それはそうと、今日は特に風が強かったのものあるんですが、温まってない時って、本当に風圧帯の影響をもろに受けますね。
かなり煙が逆流して、髪が臭くなりました。
ファンで強制的に排煙するようにしたほうがいいかも。

焚き付けというか、安定した温度にまで持っていくのがかなり面倒くさいので、豆炭を買おうと思ったんですが、どこで打っているかもわからず、燃料にお金をかけるのも嫌だし、バーナーの火力をアップしたほうがいいんじゃないのかなと思ったり思わな語りですが、よく考えるとそっちの方が高いような気もするし、おいおい試してみようと思います。

ブレイブ薪割り機とカグツチ 2 号

ネコは今日も元気です。

出かけるときは、窓に整列してお見送りです。
窓のところに、ちょっと幅のある板を付けておいたのですが、ネコが乗るのに丁度のサイズで、いつも外の様子を伺っています。

大分ログ壁が汚れてきたので、一度清掃したいとは思うんですが、なかなか気分が乗らないまま、時間だけが過ぎてしまっています。

昼からですが、予定通り、ブレイブの薪割り機の組み立てをやりました。

消耗品として気になっているのがホースと、バルブなので、一応、写真を取って記録しておこうと思いますが、油圧ホースは、短いものが 2 本、金具の長さまで含んで約 70cm、長いものが 1 本、これは 130cm 程で、両端 1/2″ NPFM です。

バルブは Brand Hydraulic 社製、Painted Directional Control とありますが、PAO755T4JRSNOR1, 781825 という記号が記載されていますね。

久しぶりにやったので、段取りを忘れてしまっていたのですが、組み立てのポイントとしては、シリンダにエルボを付ける前に、牽引用のタン(tongue)を組み立てると、エルボが取り付けられないので、エルボを先に取り付けないといけないこと、同様に、コントロールバルブを先に固定すると、ホース類が接続できない、ということですね。

今回は、インチ工具が揃っているので、組み立てはかなり楽でした。

組み立てたらトロンメルの油圧源に使おうと思っていたのですが、1/2″ NPTM x 1/2″ NPTM の Hex Nipple が足りなくて、テストができませんでした。

あと、お店でも売り切れているんですが、AE-10 用のフィルターヘッド、これもないので、現状フィルタなしです。
フィルタは、長く使うためには欠かせないので、早目に取り付けたいと思います。

それと、両端の滑り止めですが、純正のままだと、突起が少なくて、滑りやすいので、滑り止めを追加したいと思います。

随分と前に届いていたまま、テストをしていなかったカグツチ 2 号ですが、これもようやく点火です。

すっかり焚き付け方を忘れていて、大量に木っ端を詰め込んだため、うまくいかずに往生したんですが、カグツチ 2 号を薪乾燥の熱源に使うためには、幾つかのクリアすべき問題がありそうです。

そこそこ乾いているものと思って突っ込んだ木っ端ですが、かなり生でして。。。
前の燃焼部と、後ろのヒートライザーとをつなぐ、バーントンネル部から漏水です。
当然、煙突からも、大量に木酢液が垂れます。

そこそこ乾いていると思った、という部分が肝要でして、実際には、明らかに生だ、と思っているものも、というかそいうものをメインに燃やしたいわけです。

薪を乾燥させるために、売り物にならない砕けたものや、トロンメルで木っ端として弾かれた小さな断片、チェンソーにより大量に発生するオガ粉、こういうものの他、工事等で発生した支障木や、剪定屑、古い家屋の廃材などを燃料にしたいと思っているからです。

廃材であれば、よく乾いているのでしょうが、それでも、そういうものをわざわざ屋根の下に保管する気はありません。
まして、売り物にならない木くずを乾燥させてまで焚く気も当然ありません。

木酢液の問題については、本家のブログにも幾つか書かれています。

煙突はもう少し伸ばしたほうがいいような気もしないでもないですね。

それともう一つの問題点は、カグツチ はロケットストーブであって、焼却炉ではないことです。
つまり、ゆっくり燃えるのです。

木くずは大量に発生するので、じゃんじゃん燃やしたいのですが、熱を回収し温水を作る目的もあるので、ただ単にじゃんじゃん燃えればいい、というわけでもないのです。

まあ、もう少し焚いてみて、色々考えていきたいと思います。

かぐつち 2 号が届きましたが… — 煙突の接続方法で悩む件

宇野さんから かぐつち 2 号 が届きましたが、まだ取り付けていません。

出典 http://kagututi.jp

理由は単純で、煙突が背面出しの上、径が φ120mm と、一般的な薪ストーブの φ150mm(6″)よりも細いため、どうやって取り付けるのか考えあぐねているからです。

すでに薪ストーブがあるため、比較検討のため、同じ環境で焚くため一時的に入れ替えたい、という特殊なニーズによるところもあるのですが。

たまたまうちは、ICC 社の Excel, ULTRABlack 煙突(ストレートの屋根抜き)なので、社務所のホンマのペラペラ煙突(壁出し)との比較もできる環境にあるので、どの程度の差があるのか(ないのか)という部分についても、経験してみたいと思っています。

径が φ120mm なのは、バーントンネルやヒートライザーが 100mm□ の角パイプであるわけで、断面積的には厚み分減るわけですが、ドンブリでいえば、概ね 100cm2 ですから、φ120mm の断面積 113cm2 ということで、φ100 だと 78.5cm2, φ150mm だと 176.7cm2 というようなことからそうなのかしら、と思ったりしていますが、ホームセンターを見ると、φ115mm というものもあったので、こちらだと 103.9cm2 で、これでもいいのかしらと思ったり思わなかったしていますが、きっと理由あってのことでしょう。

なので、150mm の二重煙突を使うと都合が悪くならないからしら、などという心配もないわけではないのです。

無論、引きが良すぎる場合、ダンパーで絞るというのはすぐに思いつくことではありますし、まあ、それで物理的な特性としては、排気が詰まるわけで、細い煙突とほぼ同じ状態(断熱してあるので、煙突内部での結露のリスクが下がるなどの違いはあるにせよ)になると思うので、まあ、案ずるより産むが易し、というやつかとは思いますが。

とりあえず、ULTRABlack には、エルボはあるのですが、6″ よりも細いものはないので、そのままではどうにも繋がりません。
この部分のアダプタについて、作るなり、取り寄せるなり、なんとか方法を考えてみたいと思います。

今後の課題としては、すでに設置してある人の入れ替えニーズもあるでしょうから、背面出しなのは、これはどうしようもないにしても、煙突の重さをストーブで受けられるような構造にすることや、煙突径の変換や向きを変えるアダプタの準備もあったほうが良いのではないかと思いました。

また、高性能ゆえの問題だとおは思いますが、排熱回収がキッチリされ、排気温度が低いため、煙突の状態によっては結露し、木酢液等が発生することがあるわけで、うちにある dripless flue extention 的な、煙突の付け根の接続部位で液垂れしない、また、その部位が腐食しないようにステンレスを用いるなどの工夫も必要ではないかと思います。

まあ、dripless flue extention があっても、うちの F118CB の煙突接続部位はサビ気味なので、サビ等の理由はそれだけではないのかもしれませんが。

いずれにせよ、煙突との接続部は交換式にしたほうが良さそうに思いました。

あと、まだ開梱していないので、荷物の構成がわかりませんが、横着をいえば、やはり重たいです。

特に 1 つ、かなり重たいものがありましたので、軽量化、もしくは、パーツを更に細かく組み立てられるようにして、一つの部品をどれだけ重たくても 20kg くらいまでに抑えらないか、ということについても検討してみたいと思います。

一度設置すれば、そうそう動かさないので、重くても問題ない、という考え方はよろしくないと思うんですよね。

たとえば、春から秋にかけて、ストーブなんてない方がいいでしょう?
もし、簡単にばらして、軽々運べれば、ストーブをシーズンオフに片付けることができます。
実際に、社務所のストーブは、シーズンオフには、室内煙突もろとも、片付けていますし。

DIY でメンテナンスをする、例えば、少し錆びたので再塗装したいと思った時に、軽々運べれば、屋外に持ち出し、ちゃんと下地から処理してやり直すこともできますし、手に負えない修理で鉄工所に持っていく、あるいは、送り返すにせよ、いずれにせよ、軽いに越したことはありません。

まあ、そうでないにしても、キャスター脚は用意したいです。
ケンズメタルワーク さんの特注だそうですが、こうやって楽に移動できるのはいいですよね。

1,980 円のコロコロ でいいんじゃないの、という声も聞こえてきそうですが。。。