シーケンス弁

薪割り機の話です。

昨日、T さんに配達に出られるほど薪ができていないという話をしたときに、生産性の高い薪割り機の話が出たので、忘れないうちに今考えていることを書いておきます。

少し前に SPLITTA 400 のことを書いたんですが、これ、業務用として考えるととてもリーズナブルなんですが、ただ材料費を推定すると、とても高いんです。

まあ、オスプレイが 15t で鉄の値段はトン 1 万だから、実質 15 万 という漫談も思い出されますから、モノの値段というのは、とても複雑なファクターが絡み合っているわけで、一言でいえば、その人が欲しいと思ったらズバリ買い時、としか言いようがないものだとは思います。

それで、この薪割り機、動作原理としては、ものすごく原始的だと思うのです。
無論、噛み込んだ時どうするのか、あるいは、玉がなくなったらどうするのか、なんて課題もあるんですが、それをは無視して良いことかなと思うのです。
なぜなら、割れなかった場合は、シリンダが規定の圧力まで達して、フルストロークしたのと同じ状態にあるわけですから、それを検出して、シリンダをちぢめる行程に移ればいい。
玉がないは、空気を割ればいい。
無論、玉がないことを検出するための仕組みは必要でしょうけど、それは例えば、玉がなくなれば、レーザ等で検出して、油圧ユニット自体を停止してしまい、パトライト等を点灯して、玉の補充を促せば済むことです。

なので、実現すべきことは、

  • 薪を割る
  • 玉を送る

で、これをひたすら繰り返すわけです。

書くと簡単、じゃあどうするかという話で、解決する課題は二つあります。

一つ目は、二つシリンダ、玉送りシリンダと、薪割りシリンダの動作順序を制御すること。

これは、シーケンス弁というもので実現できると思うのです。

例えば、ユニックのブームを伸ばしたり縮めたりするときに、適当に伸びないで、順番に伸びていきます。
それを可能にするのがシーケンス弁という部品のようです。

シーケンス弁
シーケンスとは、あらかじめ定められた順序に従って各段階ごとに制御するという意味です。シーケンス弁は、別々に作動する二つの油圧シリンダの一方の作動が終了したら、もう一方の油圧シリンダを作動させる場合に用います。移動式クレーンでは、ジブの伸縮回路で作動順序を制御するために使用されています。

一次側の油圧が設定圧又はそれ以下の時には、スプールが押し下げられた状態で二次側への油路を閉じています。一次側の油圧が設定圧を超えるとスプールが上に押し上げられて二次側の出口が開きます。なお、シーケンス弁には、スプールを上に押し上げようとする力(パイロット圧)を外部から取る構造のものがあります。

つまり、玉送りシリンダの圧力が例えば、2,000 PSI を超えると、薪割りシリンダ側に出口が切り替わるようにすることで、動作順書を制御することができるのではないかと思うわけです。

シーケンス弁自体は、Prince Mfg のものがパイロット圧 1400 — 2500 PSI, Inlet/Sequence Ports 3/4″ NPT の RD1075SH Sequence Valve が $130 程のようです。

二つ目は、シリンダの伸縮を繰り返す方法です。

一回だけであれば、Auto-Cycle Valve でいいんでしょうけど。
以前書いた Price Mfg 以外にも、Brand のもの もあるようです。

複数回繰り返し続ける方法ですが、薪乾燥機の chip bin から chip を取り出す機構、彼らは wedge floor と呼んでいたんですが、その制御弁で可能になるのではと思っています。

wedge floor ですが、羽のようなものが左右に一対あり、2 本のシリンダで制御されている構造で、右が伸びるときには、左が縮むように組み付けられています。

シリンダの制御は、一つの制御弁が行なっていて、チップが必要になると、専用の油圧ポンプが駆動されて、圧油が供給されるようになるのですが、その制御弁は、シリンダがフルストロークすると自動的に向きを反転するような仕組みになっているようなのです。

よって、この制御弁、名前は知りませんので、自動弁と呼びますが、自動弁には、IN, OUT と WORK A, B がありますから、普通の薪割り機のコントロールバルブ同様に、A, B にシリンダに行くホースを繋げば、あとは勝手にやってくれるんだろうと思うわけです。

回路図的には、

のようになると思いますが、手動 2 方向切り換え弁の部分が自動弁となります。

自動運転なので、生産速度が問題になることは、ほぼあり得ないとは思うんですが、もしそういう事態になれば、増速バルブを薪割りシリンダーの前に挟み込めば、生産性のさらなる改善が見込めます。

まあ、いっぺんにはムリなので、ゆっくり進めたいと思うのですが、今後階段を一段づつ登るとして、次のように計画を進めたいと思います。

  • 油圧源の電動化
  • チップトレーラ(あるいは、チップ箱)の開発 → wedge floor 的な排出機構を有する輸送装置の作成

油圧源の電動化については、次の貨物に必要となるであろうものを一通り積み込んであるので、PCLS2013GC を電動化を試みたいと思います。
この試みにより、JIS 規格の普通の三相モータと米国製のポンプとの組み合わせが可能になる見込みです。

wedge floor 的な排出機構を作成する過程で、自動弁についての知識が深まるので、シリンダの往復運動を機械的に実現できるようになるのではと思っています。

以上が可能になれば、シーケンス弁との組み合わせで、SPLITTA 400 と同等の薪割り機を安価に開発・製造できるようになるのではと思っています。

まあ、似たものはできるかもしれませんが、まともなものがそう簡単に作れるとは思いませんが、薪割り機等のは、薪屋にとってはとても重要な設備ですから、内製、あるいは、その運用を自らのコントロール下に置くことは、極めて肝要であろうと思うのです。

日本では、薪製造関連の機器の供給は、ほぼまともに行われていない現状がありますし、まともな会社は価格がまともではないので、結局はまともでないと感じています。

どことか書くと角が立つんだろうから、一応どことは書きませんけど、業務用の機械を入れて、油圧ポンプが死んで、数ヶ月待たされた話とか聞くと、高品質などを売りにしているブランドでも、随分お粗末な対応だなと思ったりして、そういう状態のところが代理店であるがために、そんなところを通して部品を調達しないといけないことの方がリスクでしかないと思うので、日本に排他的な代理店がない方がかえって清々しくていいかなと思ったりするわけです。

まあ、今年は暖かいので、薪が全くと言っていいほど売れていないし、乾燥機の稼働が遅れて、山で保管している間に、結構痛んでしまったものがあったりで、それらをなんとか処分しないといけないとか、新しい設備に投資する余裕が全くないのが現状なので、勉強するのはほとんどタダなので、当面は、研究活動に専念したいと思います。

認証トラクタ again

今日の午前中は天気が微妙な予報で、9 時くらいまで寝てしまいました。

久しぶにのんびりしたんですが、ルミナスのレンジ台 を組み立てて、カラーレーザープリンタを設置しました。
ちょっと事務部屋(というよりもかなり物置)もすっきりとした感じです。

そして、車検のことを思い出しました。
そう、トラクタの車検のタイミングなのです。

そういえば、配達に行くとか言っていなかったかとツッコミが入りそうですが、配達するものがないので、配達は延期しようと思うのですが、車検は延期できないのでした。

車検ですから、認証トラクタ の件が再燃するわけです。

で、結局よくわからないので、運輸局に電話したんですが、整備課ではなくて、検査の担当と話してということになったのですが、検査中はダメだから、昼休みか、終業後に話してほしいということになりました。

チップトレーラの件もあるんで、一旦行った方が良さそうです。

午後からは。。。品切れしている L9OG3 や、在庫が少なくなってしまっている L8SK3 の梱包と出荷をしようと思っていたのですが、実は風邪を引いたくさいのです。
なので、薬局に買い物に行って、そのままずっと寝ていました。
半分死んでいたら、5 号が七草がゆを作ってくれて、とりあえず、少々復活してブログを書いています。

明日には完全復活して、ちゃんと出荷作業をしないとと思うところではありますが、こればっかりは、具合次第なのでなんとも。
まあ、もともと頑張れない性格なので、気が向いたら、仕事をしようと思いますけど、記憶が確かなら、12 月からしっかりと休んだ記憶がないので、たまには何もしない期間、というものもあってもいいんじゃないかと思うのです。

9 日から庭師さんが神社の松の剪定に入ってくれることになっているのと、10 日はお日待ちがあるので、だらだら休めるのも明日までですが。

やることは一向に減っていないので、調子が悪い時でもできることをこなしていこうとは思います。

それと、これまた個人的な忘備録ですが。。。

薪乾燥機のブレーカーユニットにくっついている AX-11 についてです。
動作について問い合わせたところ回答がありました。

About getting the kiln running.

The blue wire is connected to x5 on the PLC
If the branch circuit breaker is tripped, then 24VDC power is sent to x5 and tell it that there is a problem.
To test:
– disconnect blue wire from Branch circuit breaker, so no error signal can go to PLC.
– Then test AMP rating on each phase when the main fan is running.

branch circuit breaker is tripped, ブレーカーが落ちた状態、つまり、小さな窓が緑色になっている場合、x5 (PLC) に 24VDC(マニュアルには、24VAC という記述があるけど、おそらく誤植)が送られ、異常を知らせる、ということのようです。

解決策(場当たり的)については、その下に書いてある通り、配線を外したら通電しなくなるので、正常と x5 を誤認識させることができますが、当然、ブレーカーが落ちても、そのことを x5 が知ることはできないわけです。

リミットスイッチを使用して、ブレーカーが落ちた時、その落ちたブレーカーのノブ(?)がリミットスイッチを入れるようにすれば、同じことはできますけど、そんな小細工をしなくても、交換用の部品が送られているそうなので、それを待つ方が良いと思います。

それで、ブレーカーユニットの破損の理由についてですが、特に明確な答えはなかったので、新しいユニットが届いたとしても、また壊れてしまうリスクが排除できません。
なので、test AMP rating on each phase when the main fan is running, 実際にどのくらい電流が流れるのか、調べてみる必要があります。

モータの仕様については、240V だけではなく、208V にも対応しているということで、15HP = 11kW なので、11kW / 0.2kV = 55A Max ということになりますから、60A で足りないことはないのかしら、と思うところではあります。

それで、もともとこのシステムは 60m3 程の薪を乾燥させる用にデザインされているんですが、敷地の都合的に 30m3 のサイズに縮小しているので、メインファンの能力が過大である訳です。
ファンブレードはピッチが可変なので、調整して負荷を合わせて下げてることも提案されました。

当然、一番電気を食うファンの負荷が下がれば時間当たりのランニングコストも低下します。
ただ、それで乾燥にかかる時間伸びれば、意味がありませんで、この部分はセンシティブな要素かなと思います。

作動油がダダ漏れになった件

これは昔の写真なんですが。。。

去年の年末の原木運びの際に、もともと調子が悪いというか、カプラ自体錆びていて、立て付けが悪くなっていたんですが、だんだん漏れがひどくなってきて、中に乗っている人に飛び散るくらいになってしまいました。

全部で 3 つあって、真ん中はどうもドレンのような気がするんですが、とにかく使っていないのでどうでもいいとして、上と下とは交換しないといけなさそうです。

アッセンだと、$300 近くするので、とりあえず、今回はカプラだけでいいんじゃないかと思うんですよね。

物自体は 1/2″ NTP で持っているのですが、問題は相手側の口金がどうなっているのかと、全長なんかの関係で、今持っているものがつくんだかつかないんだか、ってことです。

あとりあえず、いつもパーツを買っている All Skid Steer さんに聞いたら、シリアルを教えてくれってことなんで、時間ができたら、確認してきたいと思うんですが、免税の手続きもやらなきゃと思いつつまだ手付かずで、写真(全体や、エンジン、シリアル等)を撮影してほしいと役所の方に言われているので、ついでに済ませておきたいと思います。

なんとか新年です

世間の人たちとは、多分正月というものについての感覚が全く違うんじゃないかと思います。
とにかく忙しいというイメージです。

去年の 12 月は、薪乾燥機の組み立て作業や、原木の回収など、やることがたまりにたまって、それでもなんとか、仕事を持ち越さずに済みました。

元旦は、当然ですが、神社なのです。
弟たちが手伝ってくれるので、なんとかなっています。
まあ、手伝うと言っても、準備等は一切しないで元旦いてくれるだけですけど。

そんなこんなで慌ただしい一年が始まりました。

一年の計は元旦にありというので、今年の抱負について考えてみました。

それで、去年の年始を振り返るとこんなことをいっていました

一年の計は元旦にあり、というのですが、あまりにバタバタしていて、ゆっくりする時間もなかったため、具体的な目標を考えることもできませんでしたが、今年は、神社について、まずは災害の復旧と防災対策を進めていきたいと思います。
雑貨屋さんについては、薪ストーブと薪だと、どうしても冬に偏るため、薪割り機や、ダッチオーブンなど、新しく始めた商品をより充実させていき、今後は、シナジーの期待できるアウトドア用品などについても、取扱を広げていきたいと思っています。
ただ、セレクトショップという性質上、売れれば何でも売る、ということにはならないので、商品に対する知識や経験が必要なため、ゆっくりとしか増やしていけないとは思いますが。
薪屋さんについても、今年こそは、乾燥機を可動させて、衛生的な薪を生産して、ピザ屋さんや石窯パン屋さんのような、年間を通して薪の需要があるところにアプローチしていきたいなと思います。

まず、薪割り機については、これは鳴かず飛ばず、です。

ダッチオーブン、というよりも Lodge 製品 については、本店での売り上げはサッパリですが、全体では安定して買っていただけるようになりました。

薪の方は、乾燥機は稼動しましたが、安定して運転するには今しばらくノウハウの獲得が必要になりそうです。
その上で、乾燥の品質, ひいては薪の品質を高めていくには、さらに時間がかかりそうです。

なので、今年は、

  • 薪乾燥機の安定稼動と安定生産
  • アウトドア関連など、薪, 焚き火に関連の高い商品の充実

を頑張りたいと思います。

それと、薪割り機については、電動化を進めたいと思います。
先月送った貨物の中に、電動化のための試作に必要な部材が入っていて、今月中に届くんじゃないかと思うのです。

この辺りのパーツ なんですが、結局、適当に取り寄せて現物あわせでどうにかしよう、という計画です。

モータに関しては、JIS モータで向こうのポンプを駆動するため、ちょっとした細工は必要になるんじゃないかと思っています。

そういうのに必要になるので、フライスとか、旋盤とか、最近ちょっと欲しいんです。

まあ、薪割り機がもうすこし安定して、せめて月に 1 台くらいはコンスタントに売れるようにならないと、土台無理なので、それまでは、加工に出そうと思います。

やる気になったものの…

乾燥機の件ですが、早速というか、予定通りというか、故障です。

メインファンのブレーカーが壊れているようです。
米国に連絡を取っていますが、あいにく、クリスマス休みだと思いますが、今のところ応答がありません。

とりあえず、ブレーカーをバイパスして、通電するようにはなったんですが、青い線が出ているユニット、AX-11 というのが故障等の診断装置のようで、これがあるため、ブレーカーの故障状態が継続しているため、自動乾燥モードに切り替えることできず、アイドル状態(安全に停止させるモード)になってしまいます。

ブレーカー自体は、$45 + 送料くらいの部品のようなのですが、問題は、なぜ壊れたかです。

思うに、モータは 240V 設計で、こっちではモータは 200V 運転なら、同じ出力を得るには、20% 余分に電流を流さないといけません。
そうすると、始動時に流れる電流が相当大きくなるじゃないかなとも思うわけです。
突入電流 がどれくらいになっているのか、一度測ってみる必要がある気がします。

実際のところ、油圧システムの方も、サーマルプロテクタの容量が足りないようでしたし。(こちらはインバータ駆動ではない)

マニュアルの翻訳も手付かずなんですが、おいおいやっていきたいと思います。

で、午前中は、この辺りのことと、おととい積んで帰ったままの原木を下ろしでした。

昼からは原木運びの続きをやりました。
トレーラなので、車が停められる場所、ということでこぶしの家です。
久しぶりにたらいうどんをいただいて、ちょっとやる気になったんですが。。。

山に着くと本格的に降るし、当然ドロドロでクロックスに泥が入るし、きわめつけはボブキャットの鍵を 4t に積んだままだったのですよ。
一発で入るかと思いきや、対向車が来て、一旦譲ってやり直すと、なぜか 3 回も切り返してようやく入って、前回から進化なしだし、テンションだだ下がりです。

まあ、一人で腐ってても仕方ないので、濡れながら 2m ものを全部積んで帰って、下ろすところまでやておきました。

園に帰ったら、スコップが届いてました。
これでチップを安全に投入できるようになると思います。

あと、今はチップが野積み状態なのですが、トーフも届いていたし、飛散防止のために囲って、水が入らないように養生ないとと思います。
合わせて、防火対策もやっていかないとと思います。

夜は夜で、お札の配達が佳境です。
今年も残すところわずかですので、今年の仕事を来年に持ち越さないように、なんとか片付けてしまいたいと思います。

雑貨の出荷と原木の運搬と

引き取ってきた雑貨類を早速荷下ろしして、納期を過ぎてしまっているものだけ取り急ぎ探し出して出荷しました。

午後からは原木の運搬をしました。

最初は半分くらいに切っていたのですが、時間がかかるので、運ぶことを優先したいと思って、4m のまま積むことにしたのですが、少し半分のものがまだ残っているので、まずそれを片付けることにしました。
ほぼほぼ片付きました。

枝的ないらないものもあるんですが、それも片付けないといけないし、4m のものは見た感じ、3 回くらいは残っていそうなので、あと 2 日はかかりそうです。
年内ギリギリまでかかりそうな感じ。

これまでは中で回っていたんですが、雨が降った後はぬかるんでいるところがあるので、今回からバックで入ることにしたんですが、3 回も切り返しました。
いつまでたっても上達しないのですが、出るときは一発なので、後ろのタイヤの通る位置をイメージしようと思って写真を撮りました。

山から降りたら 18 時を回って、真っ暗な上に雨が強く降っていたので、荷下ろしせずに退散です。

山まで 1 時間ちょっと、積み込みに 2 時間近くかかるし、山から降りるのに 1 時間、おそらく荷下ろしも 1 時間ほどで、ヤードから家まで 1 時間といったところなので、1 日 2 回だと 12 時間かかる計算です。
なので、朝は 5 時前に出て、山には 7 時くらいに着くようにしないと、2 回目を下ろすことができなくなる感じですね。

今年の原木は今年のうちに片付けたいと思います。

それと乾燥機の件です。

メインファンのブレーカーがおかしくなったようなんですが、時間が全くなくて、何がどうおかしいのかとか、エラーがどうなっているのかとか、全く確認できていません。
すんなりはいかなようです。
明日、人事が終わった後、確認に出向きたいと思います。

乾燥機の試運転 その 2

昨日に続いて試運転です。

今日は始動と停止等を、全て自分でやる練習です。
まあ、個人的な備忘録なので、大部分の人にはどうでもいい内容ですが。。。

まず、Main Fan の電源を入れます。
Main Fan は、乾燥庫の内部にある大きなファンで、熱風を熱交換器に吹き付け、熱を回収するとともに庫内の空気の循環を行います。

次に、燃焼ファンモードを IDLE にします。(というか、普通は IDLE)
そして、起動を ON にします。

そうすると、チップが供給されるので、点火用に軽油を少量(500cc)くらい加えて、バーナーで点火します。
この時、軽油はチップ供給のスクリューの右側から加えます。
チップは山になっているので、バーナーの先でつついて燃焼に適した状態に整形します。

ある程度火が回ると、手動でグレート(ストーカー)を摺動させて、チップを送る操作を行うと、チップの残量センサが反応にしてチップが追加されるので、軽油を同様の手順で追加します。
このプロセスを数度行います。

一番注意する点は、燃焼が安定しないときにチップを大量に追加して失火してしまうことです。
この場合、グレート等を分解清掃する必要があり、復旧にかなりの手間と時間を要するそうです。

チップの品質(サイズ、含水率)等がまちまちなので、手動で点火するのが現時点では最良の方法ということで、場数を踏んでいく必要がある部分だろうと思うのですが、スクリーベア上部から、上質なチップのみを点火用に投入することで、楽に点火できるんじゃないかなと思ったり思わなかったりするので、そういう部分も含めて、おいおい煮詰めていく必要があることだと感じました。
まあ、低品質なら軽油を沢山ぶっかければいいような気もしますし、手間賃を考えるとその方がいいのかもしれません。

燃焼が安定したら、具体的にいうと、中央部のセンサの温度が 700 — 800°C, 奥の部分が 400 — 500°C 程度に上昇したら、FULL AUTO に切り替え、切り替え後 30 分から 1 時間程度は、燃焼状態を目視で監視して、以降は、自動運転に移行します。

停止については、ほぼ逆で、燃焼ファンモードを IDLE にして、メインファンの電源を落とすだけです。

それ以外のシステムの電源は、保守のために落とすべきではないそうです。
もしなんらかの理由で落とした場合、小型のインバータ 4 台については、自動始動しないので、始動(RUN)ボタンを押下して、手動で始動する必要があるとのことです。

それで、チップの減り具合ですが、9 時過ぎに立ち上げを初めて、15 時過ぎに停止するまで、約 6 時間運転した状態の写真です。

元々はてんこ盛りでした。
で、元々の状態は入れすぎ、とのことで、前の方にわざわざ鍬で引っ張って均したんですが、wedge feeder が過負荷になるので、よろしくない、とのことでした。

1 日だと 24 時間なので、この 4 倍ほど必要になるかと思います。
今は冬ですが、乾燥させているものはズブ生ではないので、外気温と含水状態とその辺りによって変わってくるとは思うのですが、24 時間以上の連続運転は、てんこ盛りにできないなら、難しいかもしれません。

こういうことはチップの品質が一番影響する部分だそうです。

なので、各種パラメータも数値は秒数ではなくて、単なる数値でしかなく、チップの燃焼速度などに合わせて自動的に調整されるようですから、乾いた良いチップと、湿ったよろしくないチップでは、全く違う結果になるようです。
この辺のことも経験を積むしかなさそうです。

現時点で判明している不良箇所は、

  • wedge feeder のモータ保護回路の容量不足 → 米国から容量の大きなものが届くので交換する
  • スプリンクラー用上部水タンクへの水供給電磁弁のリーク → 日本国内品で修理, ネジ山が NPT なので、NPT のパイプを半分に切って、真ん中に PT の山を切り直す
  • 作動湯の量が少ない → #32 をうちから持って行って足す

といったところです。

すべきことは、

  • 灰を集めてストックするドラム缶とかの容器をゲットする
  • メッシュパレットを回収する

といったところです。

そんなこんなで、16 時から積み込みをしました。
明日、明後日と神社なので、来週にも配達と、雑貨の通関・引き取りを済ませて、年内には原木の引き取りも完了したいと思います。

乾燥機完成(多分)— 試運転を開始しました

乾燥機ですが、ついに完成しました。

午前中、基本的な構造などについてテキストを見ながらレクチャーがあり、正午前に点火して、始動しました。
昼食を挟んで、1 時くらいまで、一時間ちょっと、運転をしてシャットダウンしたんですが、懸案だった騒音については、大したことはないのではないか、というのが率直な感想です。

その後、あらかじめ準備してあった薪、メッシュパレットに適当に詰めておいたものの重量を計って、乾燥機に搬入しました。

トロッコについては、必要ないかなと思っていたんですが、フォークリフトでやったほうが楽だろう、という話になって、まあ、とりあえずなしで行ってみよう、ってなことになりました。

その後、制御装置の表示を日本語にするために、翻訳作業をしたんですが、まあ、今の段階では、それぞれの単語の意味するところをよく理解しているわけではないので、下手な翻訳ならないほうがいいんじゃないか、というレベルではあるんですが、自分の理解の一助にもなるだろうし、システム的に日本語化できるのか、という部分もあったのでとりあえずやってみた感じです。

マニュアルの翻訳をして、しばらく運転すれば、いろいろわかってくるだろうし、いろいろトラブルも発生して解決しなければならない課題もどんどん見つかっていくと思います。

夕方、原木を積んだままだったのをおろして、終了です。

続続 トロッコの件

忘れていたわけではないのですが、ずるずる後回しになって、今頃尻に火がついたトロッコの件です。

トロッコって何、という話ですが、薪乾燥機にはメッシュパレットに薪を詰めたものを搬入しようと思っているのですが、内部が狭いので正確に運び込まないといけません。
色々考えたところ、レールを敷いて、トロッコに薪を乗せて運ぼう、と思い立っているわけです。

それで、戸車が必要になりますが、以前調べた ところ、120mm のもの, JHM-1205 だと耐荷重がギリギリで 6,890 円(税別)、130mm, JHM-1305 だと 120mm に対して倍近い 14,900 円(税別)になる、ということがわかりました。

耐荷重は、前者 120mm が 4 つで 1,560kg、後者 130mm が同 2,400kg です。

内部の温度が高くなることについては、耐熱ベアリングを使った特注品で、160°C まで対応できるということもわかりました。ただ、見積もりはまだ取っていないので、金額等については、わかっていません。

120mm でも、130mm でも、高さはほとんど同じで、あとはトロッコの車体というか、フレームの高さがどれくらいになるか、って話になると思いますが、仮に 100mm だったとすれば、レールのアングル鋼が 50mm くらいあるとすると、単純に足してしまうと 120 + 100 + 50 = 270mm になります。

これもフレームの形状に依存しますが、メッシュパレット自体も 100mm ほどの足が生えているので、床面から 370mm くらい上がる計算です。

床面と、薪の底部までのクリアランスは最低でも 8″ という話なので、必要十分すぎるのですが、逆に高くなりすぎると、薪等が天井のスプリンクラーに干渉する恐れもあるので、確認が必要かなと思います。

あと、必要な台数ですが、12 台ではなくて 10 台でした。
よって戸車は 40 個必要になるわけです。

問題としてはやはり価格です。
よって、耐荷重と、耐熱とをよく考えないとと思います。

まず、耐荷重ですが、メッシュパレットの自重が大体 60kg 前後、中に乾燥した薪を綺麗に詰めると概ね 400kg ちょっとになり、1 カゴあたり大体 500kg くらいなのです。

ただ、これは綺麗に並べて入れた時の話でして、ベルトコンベアで落とし込むなりして、スカスカの状態でないと、空気の流れが良くないので、乾きが悪くなりますので、手で並べた時に比べてかなり中身が減るのです。
経験則でいえば、手で並べると 1.5 — 2 倍入ります。

試験用にある程度の数、薪入りカゴを準備しているので、それぞれの重さを調べて、耐荷重が 1,500kg で十分なのか、よく考えないといけません。

1,500kg で足りないのなら、戸車の個数を増やすか、130mm にしないといけません。
個数を増やすと、コストは 1.5 倍、130mm にすると、コストが 2 倍近くかかります。

次に耐熱ですが、耐熱ベアリングで別注すれば解決しますが、リードタイムの問題があります。
あとは、通常のベアリングとの価格差と、寿命差でしょうか。
ベアリングに関しては、カタログの 222P 以降を見ろ、とあるので確認をすると、

適用温度/一般通常品 -10°C 〜 110°C

とありますので、一般品でもそこそこいけるんじゃないのか、と思ったりもするのです。

ベアリングのサイズの見方がよくわからないのですが、120mm の戸車の場合、使用するボルトが M16 ということになっているので、ベアリングの真ん中の穴の径は 16mm よりもちょっと大きいはずです。
そうすると、内径が 17mm のベアリングに 6003ZZ, 6203ZZ, 6303ZZ が表に載っています。

出典 ヨコヅナ

ざっと調べたところ、エヌティーエヌ(NTN) 深溝玉軸受 6000番台 ZZ C3隙間 だと、299 円(税別)ですから、打ち替える手間にもよりますが、わざわざたった 10°C 足りないために別注するのか、というとちょっと過剰コストかなとも思います。

6303ZZ だと大阪魂があって、こっちは 219 円(税別)ですし。

交換自体は、図を見る限り、それほど面倒くさい気はしないんですが、数があるから、まあ、それなりに面倒と言えば面倒なので、悩ましいところです。

それで、耐熱を使うとすると、使用温度が 〜350°C までの 耐熱ベアリング 6300番台 オープンタイプ で、2,990 円(税別)と一気に 10 倍に跳ね上がります。
ただまあ、これは 350°C までなので、高いのかもしれませんが、普通でないものはどのみちアホのように高いと思うのです。

というわけで、今のところの気持ちとしては、通常品の 120mm, JHM-1205 で問題ないのではないだろうかと思っています。

耐荷重については、3 段のフル積載状態で運転できるのか、薪割り作業が追いつくのか、という懸念もあります。

ただ、チップや電力の消費量によっては、満タン詰め込んで運転しないとペイしない可能性もあります。
これも、燃焼試験をしてみないことには、取らぬ狸のなんとやらで、全てが今は机上の空論だと思うんです。

耐熱についても、一般品で 110°C までは耐えられるからです。

それ以前に、トロッコにしても、うまくいくかは未知数です。

米国では、専用のバスケットを作ってやっているので、何十年もやっている人たちがそれにたどり着いたということは、それが最も効率が良かったということでしょうし、メッシュパレットで乾燥がどうなるのかという部分については、フロリダの方だかで、うちと同じやり方をしているところがあるということで、その話を昨日の夜社長さんが来日していると思うので、あとで話して、考えていかないといけないかなと思っています。

というわけで、この件を煮詰めたいのは山々なんですが、今日はヘッドの修理なので、昼ごろ様子を伺って、夜に高知に引き取りに行けるように段取りしたいと思います。

TrueNorth TN20 出荷

今日は神社でした。
お参りが比較的多くてちょっと疲れてしまい、戻ってストーブを点けたら、うとうと寝落ちしてしまいました。

表題の TrueNorth TN20 ですが、在庫の残り 1 台の嫁ぎ先が決まり、神社が終わった後、出荷に出かけてきました。

いつも通り、ガラスなどに破損がないことを確認後、ラップで軽く保護して、運送会社に持ち込みました。

その前に、乾燥機の組み立て具合を見に寄ったんですが、今日は電気工事をしたようでした。

ただ、キュービクルのメインスイッチ(ブレーカー)が落とされたまま、電気屋さんが帰ってしまったようですが、電源を入れて欲しいというのを伝えられなかったようです。

電源を入れて、システムが無事に立ち上がりました。

どの程度の騒音が発生するのか気になっていたので、メインファン等を手動で始動して見たんですが、思ったよりもうるさくはないと感じました。

それと、ヘッドの件ですが、結局、高知の工場に明日入庫することになりました。
ただ、即日修理というわけにはいかないので、預けて一旦帰ることになりそうです。
修理が終わらないことには、二進も三進もいかないのですが、神戸の引き取りも遅れに遅れているので、早々になんとかしたいところです。
まあ、なるようにしかならないとは思いますが。

明日、明後日は雨のようなので、溜まっている内職を片付けてしまいたいと思います。