Brave VH-9922 薪割り機のスパイダーの適合について

Brave VH-9922 薪割り機の交換部品の件で続いて別の問い合わせがありました。
エンジンとポンプのカップリングですが、Brave の場合、ジョーカップリングが用いられています。(自分が知る範囲では)

ジョーカップリングについては、過去に取り付け不良があった際に説明記事を書いています。

上の図中ではインサート(Insert)となっていますが、スパイダー(Spider)とも呼ばれます。
この部品は、ゴムやウレタン等でできており、クッションの役割を果たします。
短期間でダメになるようなものではありませんが、消耗品ですので、定期交換が必要です。
ちなみに、ゴム(NBR, buna-N)のものが安く、ウレタンだとかなり高額で 4 倍程度します。

またカップリング(Coupling)ですが、ハブ(Hug)となっていますが、Halves と記載されることもあります。

カップリングにはサイズがあります。
薪割り機の場合、大体 L-075 か、L-090, L-095 だと思われます。

型式 外径(mm) エンジン出力
L-075 45 4 HP
L-090 54 7 HP
L-095 54 10 HP

純正でなくて良いなら、MonotaRO 等でも販売されているようです。(適合は分かりません)

上の表のエンジン出力は一例であって、カップリングがアルミ製の場合、半分くらいの能力になります。
Brave の場合、高品質な LoveJoy 製品が使われている(ことが多い)ので、11GPM ポンプの場合、L-075 が組み合わせれていることが多い気がします。

今回のケースでは、念の為カップリングの外径の測定をお願いして、45mm であったので、ほぼ間違いなく L-075 であると推測されます。

また、互換パーツ屋さんのリストを確認しても、やはり間違いないと思います。

一番下の方に、1Part of Model VH9922 only と記述がありますから、(BR006002C) COUPLING – LO75 3/4″ (68514410690), L-075 と分かります。

MonotaRO だと、税込 725 円の商品です。
ただし、上のリンクの商品は、ニトリルゴム製です。

交換方法ですが、カップリングをイモネジで軸に固定してあります。
緩めてスライドさせるか、それで外れない場合、モータ側を外して交換します。
この時、イモネジを紛失しないように特に注意してください。
LoveJoy はインチ(Imperial)なので、イモネジを国内で入手するのがなかなか大変です。
紛失した場合、タップしてミリネジにした方が手っ取り早いかと思います。

Brave VH-9922 薪割り機のコントロールバルブの適合について

Brave VH-9922 薪割り機のコントロールバルブの適合について問い合わせがありました。
写真を送っていただき、こちらでも調べた内容について、回答いたします。

写真を見る限り、ネジについては IN/OUT が 3/4″ NPT-F, WORK A/B が 1/2″ NPT-F でほぼ間違いありません。

アフターパーツも合わせて調べてみます。

ここでは、S390406SC, Speeco 製を売っていますね。
結構な値段していますが、うちの仕入れ先だと $59.95 のとても安いバルブです。(ただし、ハンドル別売り)

SPECIFICATIONS
Open Center
Spools One
Flow 20 GPM max.
Pressure 3400 PSI max.
Relief Valve Adj. set at 2000 PSI
In/Out Ports 3/4″ NPT
Work Ports 1/2″ NPT
Mount Four 3/8″-16 tapped holes in base on 1″ x 2-5/8″ centers
Size 11″ x 4-1/4″ x 3-1/2″
Shpg. 10 lbs.

フィッティングでも確認して、やはりポートのサイズやネジの種類は、見立て通りで間違いはないようです。
バルブの固定については、26 番の両側 1/2″ NPT-M のストレート金物で油圧シリンダにマウントするタイプなので、固定用のネジ穴の問題も原理的に発生しません。

なので、うちで現在扱っている

のどちらでも適合するものと思われます。

一般的に、GC/GX160 クラスのエンジンだと 11GPM, GC190/GX200 クラスで 13GPM くらいの 2 ステージポンプで組まれますので、LS-3000 は 25GPM, WLS800 は 30GPM まで対応しますので、容量的にも問題がありません。

そもそもなぜコントロールバルブの交換が必要と判断されたのかがわかりませんが、オイル漏れ等であれば、パッキン等の交換で修理できることがあります。
ただまあ自分で作業できないのなら、依頼すると数万円はかかりますし、多少ヘタリはするわけですから、新品に丸ごと交換してしまう方が経済的なケースが少なくないとは思います。

細かなことですが、これらのモデルには作動油のリターンフィルタがあります。
リターンフィルタのヘッドにはバイパス機能があり、フィルタが詰まっていても濾過せず、そのままタンクに戻してしまいます。
一定期間、交換した記憶がないようでしたら、フィルタの交換をお勧めします。

また、作動油について、これも交換の記憶がないようでしたら、交換をお勧めします。
基本的には、劣化は色で判断します。
過去にまとめましたので、こちらもご確認ください。

おそらくこのモデルですと、32 番で 30L 以上、35L 程度は入ると思います。
作動油交換の際には、ブリーザーキャップ、ストレーナー、マグネティックドレンの清掃も行ってください。

写真等で判断すると、キャップについては、金属製で、フィルタ機能がないものかもしれません。
フィルタがあってもなくても、基本的にシリンダの動作に合わせてタンク内の作動油が増減し、外気をタンク内に吸ったり吐いたりします。
この際に作動油タンク内に空気と共に水分であるとか、微細な埃であるとかが混入する可能性があります。
作動油の汚れや劣化は、機械の寿命を短くするリスクがあるので、定期的なメンテナンスを行なってください。

適合等については、このように無料ででお調べして、分かる範囲で回答いたします。
同じことを個別に何度も答えるのは生産性が低いと思いますので、原則ブログで公開で回答いたします。
当店で購入いただいていない薪割り機の関しては、適合について保証することはできませんので、最終的にはご自身でご判断ください。
また、パーツについて、質問したからと言って、当店でご購入いただく必要はありません。
安くてうちよりもサービスが良いところがあれば、そちらをご利用いただいて差し障りがありません。

バッテリーの取り付け

配達からは無事に帰りました。

注文しておいたバッテリーが届いていたので、早速取り付けです。
本当はエンジンマウントの交換もしたかったんですが、まだ届いていませんでした。

バッテリーのターミナルと、エンジンのイルの買い出しに出かけました。

キッチンカーを発見しました。
鶏皮丼を注文して、出来上がるまでにセリアでも買い出しです。
買ったものは、じょうご、マグネットのフック、プラスチックのチェンです。

エンジンオイルはいつもは 1L のパウチを買っているのですが、結構割高なので、今回は 4L 缶を買いました。
流石に 4L もは使わないし、この後続けて使う予定があるので、小分けにしておくことにしました。
それで、オイルでベタベタになるので、じょうごは使い捨てにすることにしました。
紙の使い捨てのものが 40 円ほどするので、普通にプラスチックのものが 2 個 110 円ですから、セリアで買ったわけです。

マグネットとチェンは見ての通りなんですが、ぶら下げておいて、薪を作る際の長さの目安にします。

あ、鶏皮丼ですが、結構ボリューミーで、美味しくいただきました。

戻って、バッテリーの端子を取り付けて、ケーブルを接続しておきました。
固定しようと思ったんですが、固定用のロッドを引っ掛ける穴が見当たらないんですよね。
日本国内ではけん引して公道を走行するようなことはないので、脱落したりすることはないと思いますが。
流石にピッタリでは似ないので、クッションを敷いて、横にもクッションをはめておきました。

それはそうと、ベルトコンベアの油圧モータのホース、2 本あるんですが、えらく長さのバランスが悪いです。
片方が長すぎるのに、もう片方はギリギリで、バッテリを取り付けるのに取り回しに苦労するレベルです。
ベルトコンベアを展開すると、モータの位置がもっと寄るのでここまでパツパツではなくなるんで、実用上の支障はないんですけど、不細工ではあります。
ホース 2 本をスパイラルチューブでもでまとめておきたいのもあるし、次の生産分ではこのホースの長さと、バッテリーホルダーの形状を見直そうと思います。

あとはエンジンマウントが届いたら、ドレンホースと取り付けて、オイルを補充して完成、試運転です。
エンジンマウントは今日の夕方、発送通知が届いたので、明日か明後日には到着すると思います。

配達は来週に出かけようと思いますが、帰りに今回積み残した PackFix の本体を回収したいと思います。
結構バラバラになっていたので、組み立てるのにかなり苦労しそうだし、現状電動なのを油圧式に改造もしたいと思います。
一体いつになることやら。

ボチボチ頑張ります。

薪製造機 TimberCat NP1 の組み立て

今日は午前中は Amazon への雑貨の納品作業をして、本当は午後からは原木整理をしようかと思っていたんですが、思い立ってお宮で 薪製造機 の組み立てをしました。

結構コンパクトに梱包されています。
養生がちょっと不完全な部分があり、ところどころ、塗装が傷んではいます。
何かしら不足があって、大きなパーツだったり国内で調達が難しいものだと困るので、最初に内容の点検をします。

組み立て自体は 12:30 スタートで、16:00 くらいに組み上がっているので、3.5 時間ほどかかったようです。
NP シリーズの組み立ては 3 回目になるんですが、ちょっと段取りが悪くて、組み立てた箇所をバラさないと、別の部品がつかないとかありました。
次回からはもう少し早くできるとは思います。
今回はワイヤーが 1 本、ワッシャーが 1 枚不足していました。

今回の改良点の目玉(?)です。
チェンにオイルを安定して供給するためのポンプを追加しました。
今までは重力による供給だったのですが、ポンプを追加することにより油圧でより確実にオイルを圧送できるようになり、チェンやバーの消耗を軽減します。

エンジンはセル付きなので、バッテリーが必要です。
前々回、バッテリーの液漏れがあったのと、特に安くなるわけでもないので、国内で調達することにしました。
バッテリーホルダーのサイズを確認しました。
B19(W 127 x L 190mm)でいけそうですね。

とりあえず、家に持って帰りました。
流石にこの大きさになると人力で移動するのは結構骨が折れます。

そんな時にオススメのアイテムがこちら。
フォークリフトにさっと取り付けて、楽々けん引できます。

あとは、エンジンの防振ゴム、ドレンホースといった細かな部品の追加取り付けです。

納品は、3/18, 19 でユニックの車検・整備の予定で、その後になるかなと思います。
はるばる山形まで行ってきます。

嵩張るので、ログテーブルは現地組み立てなんですが、足りない部品あったら困るな。。。
かと言って捌くと、元に戻すのが大変だし、はてさてどうしたものやら。

命名 ねこチョップ 1 号 ようやく稼働しました

今日は午前中は神社です。
この間の朔に遠足や検査などが重なり、お供物の入れ替えができていなかったで、買い出しからスタートです。

新しい神饌をお供えして、お賽銭も回収して、軽く清掃をして、そうこうしていると、総代さんが年末のお札代を預かっていた物を渡し忘れていた、ということで持ってきてくださいました。
退任されるので、引き継ぎの話を少ししていたら、区長さんもやってきて、春祭りの浦安の舞の話になりました。
コロナ問題でかれこれ 5 年ほど途絶えてしまっているのですが、再開したいという相談です。

神社庁に電話をすると、たまたま講師の清家先生がいらっしゃるということと、新春大祭の際に三上装束店さんに神社庁を経由して依頼していた装束の代金の支払いに、園に行った帰りに寄ることにしました。

そんなこんなで、午後から園に行きました。

早速秘密兵器の動作確認をしました。

アタッチメント自体の重量はそれほどでもないです。
軽くはないけど、重くて傾斜地でバランスを崩したり、アームを伸ばせないということはないです。

ホースの取り回しに難がありますね。

あと、トングの先端が左右で同じ長さに仕上がっていないので、地面に隙間がなく置いてある細い物を掴むのがとても難しいです。
今あるものは噛み合わせの調整、将来的には、もともと設計の修正が必要かなと思います。

シーケンスバルブの調整も必要に思います。
掴み終わらない(圧がそれほどかかっていない)状態で、カット操作を始めます。
バルブの調整方法は問い合わせたんですが、水曜までいないから、オフィスに戻ったら連絡するという話になりました。

一番の問題なのは、バルブ類が露出していることです。
これで動作はするし、ヤードでこうやって枝をカットするのなら当てることはないんでしょうけど、竹藪の掃除で使いたいのです。
このままだと引っ掛けそうです。
内部に移設して、カバーをつけ、保護する必要があると思います。

使い勝手ですが、ローテータがないので掴む向きが制限されるのは仕方ないのですが、それ以外は概ね良好です。

切れ味もまずまずで、φ180mm くらいまでは行けましたが、常用だと、φ150mm くらいでしょうか。
当初の目的である竹であれば、全く問題なく、スパスパ切れると思います。
チェンソーのようにメンテナンスがほぼ不要なのと、泥程度は気にする必要がないのもメリットですね。

しばらく使って、煮詰めていきたいと思います。

乾燥機ですが、作動油を補充して運転を再開です。
漏れの修理はまだなので、早めになんとかしたいと思います。

帰りに神社庁と DCM に寄りました。
DCM は OilQuick の端子の改造に使うネジを買ったんですが、まあ、うまくはいかなさそうです。
とりあえず、ざっとした物を作って、様子を見てみようと思います。

グラップルカッターが完成(したと思う)

今日は元々の予報では雨は降らない感じだったんですが、朝方雪が降ったようだし、日中も時折小雨で寒い一日でした。

昨日持って帰ってストレッチフィルムを外してみたら、フォークリフトで突いてしまったようで、配管の一部が曲がってオイルが漏れていました。
また、カプラもただの G 1/2″ のネジが切ってあるだけで、シート面がないので、O リング等で止めてやる必要があるので、その辺のことを含めてアイテックさんに電話したら、持ってきて、ということになったので、持っていってなんとかしてもらいました。
1m で両端口金が 1005 でホースを 2 本、それと G 1/2″ を繋ぐアダプターが 4 個、あと、折れていたエルボの修理で都合 26,000 円弱かかりましたが、多分これで完成したと思います。
早速繋いで試したいところだったんですが、輸送のためにアングルで作ってある枠が溶接で固定してあるので、工具がないとばらせません。
何も持っていないので、来週、レシプロソーでもでカットして取り出して、試運転したいと思います。

それで思うこととしては、こうも配管やバルブが露出しているようでは、また壊れると思うんです。
イワフジのグラップルとか、全部内部に入っていますから。
次のモデルでは、改良したいと思いますが、しばらく使ってみて、他の問題点も洗い出したいと思います。

昨日積みきれなかった製造機も積んで帰りました。
午前中、倉庫をだいぶ整理したので、なんとか全部、収納するにはしたんですが、組み立てた物を入れて置く場所まではなさそうです。

少しでも場所を空けたいところですが、修理したもののずっと使わないままだった結束機をメルカリに出していたものの引取先が決まりました。
ただ、西濃運輸で送ろうと思ったら、とんでもない運賃がかかるようで、お客さんからたのメル便が安いですよ、と教えていただいたんです。
どれくらい違うかというと、たのメル便だと 12,000 円なんですが、西濃運輸だと 30,000 円かかるのです。
さらに、パレット梱包するように求められたのですが、梱包するとサイズが大きくなり、50,000 円くらいになりました。
自分が逆の立場でも流石にない金額ですね。

ただ、たのメル便、実態はらくらく家財便なんですが、100kg を超えると割り増しがあるんです。
気になって重さを計ってみたんですが。。。120kg ありますね。
片道で 11,000 円づつの割り増しが発生するようです。
こちらは持ち込むつもりですが、先方も引き取りに行けば、11,000 円不要なのではと思うし、確認したところお客さん的には引き取り OK ということなので、ヤマトホームコンビニエンスさんに確認して、問題がなければそのように発送したいと思います。

たのメル便の場合、全国一律なので、遠方にある程度大きな物を送る場合、かなり送料の節約になります。
今まで普通に送っていてどれだけ損をしていたことか。。。

たとえば、フォークリフトの高所作業パレットとか、これは 250 サイズなのですが、一律 8,600 円なんですね。

着地 らくらく家財便 差額
沖縄県 17,610 円 9,010 円
九州 福岡県 9,030円 — 宮崎県 10,430円 430 — 1830 円
四国 7,740円 -860 円
中国 岡山県 7,850円 — 山口県・島根県 8,550 円 -750 — -50 円
兵庫 8,550 円 -50 円
大阪府・京都府 8,600 円 0 円
奈良県 8,650 円 50 円
和歌山県・滋賀県 8,980 円 380 円
北海道 17,270 円 – 19,550 円 8,670 — 10,950 円

ざっと調べた範囲では、四国と中国、近畿はたのメル便の方が高くつく感じです。
持ち込んでも持ち込み割引が効かず、メルカリやヤフオクの場合、送料込みで出品すると、送料相当額にまで手数料が加算されてしまうので、実質 10% くらい高くつきます。
8,600 円を真水で得る場合、メルカリだと 9,556 円、ヤフオクだと 9,430 円の上乗せが必要です。
メルカリの場合、メルカリ内部で送料を別途集金する手段がないのですが、ヤフオクの場合、送料別で後から精算という方法があって、これ裏技なんですが、送料の支払いにカード等が使えるのですが、手数料がかからないので、ポイント分得するわけです。
ただ、送料として加算できる額に上限があるようで、以前、メッシュパレットの送料の生産ができなかったことがありました。
高額の送料が発生するようなケース(チャーター便等)は注意が必要かと思います。

これである程度の大型の貨物を遠方に送る場合、送料を心配する必要がなくなりました。
とはいえ、実質 100kg, 引き取りをお願いする場合でも 150kg という制約がありますから、薪割り機はちょっと難しいかなと思うところです。
うちの場合、薪ストーブは現状 TrueNorth のみなのですが、重量は 289 lbs. と書いてあったり、154kg と書いてあったりします。
梱包の重さを含むのかどうかもあるかとは思うんですが、一度計ってみようと思います。