EX400 のエアクリーナー ASSY が品切れで受注生産のため年内に納品できるかわかりませんといわれた件

Serial number of EX400

エンジン屋さんから夕方電話がありました。
まあ、いわれた内容は表題のとおりですが、2 ヶ月も薪製造機を遊ばせるわけにはいかないのでどうしたものかと。

貰った図面だと、EX400 用のエアクリーナ ASSY は、注文した元々ついていた普通のものと、多分、コンプレッサなんかで使うんだと思うんですが、サイクロンプレフィルタがついたのと、 2 種類あったんです。
なもんで、もう一つの方の在庫がないか、ということを問い合わせてもらいましたが、今日のところは返事がありませんでした。

とりあえず国内になければ、海外から持ってくれば良いのでいつもの eReplacementParts.com で調べてみます。

号機(シリアル)ですが、EX400D501029933 です。
D 以下、5 桁までで調べるようなのですが、一致するものがないので、近いものを見てみます。

パーツの番号は 510 で、エンジン屋さんから教えてもらったものと一致するんですが、価格は驚きの $100.05 ですね。
国内の定価は、5,500 円です。

なんとも。。。

とりあえず、国内のロビンを扱っているお店で部品を在庫してないか、修理屋さんとか、週明けにも当たってみようと思います。

最悪は、米国から取り寄せて対応しようと思いますが、在庫 1 個というのも、なんとも嫌な数です。

キネティック型の愛称はドドンパというらしい — 電動はドドンパがいいのではと思う件

宗教的な話です。

薪割り機ですが、手動式の豪腕君を使っている人もいるわけです。
まあ、ハムスターのように同じところをお金を払って走り続ける「ジム」というところもあるわけで、まあ、健康法というか、そういう副次的な目的があるのかもしれませんし、たしかに、キンクラで割れない、でもストーブに入らない、夜中にちょっと割りたい、みたいなときには便利かもしれません。
そのために買うか、というとかなり微妙ですけどね、これ。

で、豪腕君じゃあ大変だ、という場合、動力付きへのアップグレードを考えるわけですが、そうすると、必然的にエンジンか、電動か、ということになるわけです。

あくまでも重松の信心の範疇ですが、電動の薪割り機は使い物にならない、という考えだったんです。

理由は単純で、100V で 15A の場合、当たり前ですが、1.5kW 以上の仕事はできません。
エンジンですと、ホンダの GC 160, 160cc クラスで 3.4kW なので、倍以上の仕事量になるわけです。

油圧を使った薪割り機の場合、エネルギーを溜めておくことは基本的にできません。
そのため、電動薪割り機の場合、薪を割っていない時に、モータは仕事ができるにも関わらず遊んでいるわけです。

例えば、エアコンプレッサのように、圧油を溜めておくことができれば、つまり、エネルギーを溜めておくことができれば、それを一気に使うことで、薪割りの効率がアップできるわけです。
圧油を溜めておくのは、コスト的に見合わない。
というわけで、ドドンパ ですよ、奥さん。
キネティック型と呼ばれているのですが、キネティック = kinetic energy とは、運動エネルギーのことです。
フライホーイールという重たい鉄の輪っかを回して、運動エネルギーを溜め、それをドドンパのように一気に使って薪割るのです。

キネティック型の薪割り機のことは、過去にも書いてはいたのですが。

で、DR (Done Right) のものが $499 に値下がりしているのです。

DR RapidFire Flywheel Log Splitter
K10 Electric Model

向こうの値段で約 6 万。
1,050W なので、9A くらいだと思うので、多分、普通に使えるとは思うのですが、日本で使うと 1 割くらい弱くなると思いますが、10t 表記の薪割り機になるので、油圧式の 7t よりは強いんじゃないかなと思うのです。
法的には、PSE ってマークがないので、コンセントに繋ぐのは NG でしょう。

Shipping 149 lbs = 68kg なので、らくらく家財宅急便 で送れるため、楽ですね。
らくらく家財宅急便 なら、軽トラック等でターミナルまで取りに行く、ということが必要なくなりますから。
Shipping Dimensions 50″ x 14″ x 27″, 三辺で 240cm なので、C ランクになると思います。

容積的に、0.31m3 なので、経験則上、概ね 12,000 円程度の国際運賃でしょう。

$499 と、運賃 12,000 円、それに税金、ここまでで約 8 万。
らくらく家財宅急便は、愛媛から北海道まで送っても 2 万かかりませんので、10 万で多分お釣りが来ます。
無論、普通に混載便で送ることもできますよ。

というわけで、どなたか、人柱として、電動ドドンパ、行ってみませんか?
人柱として、使用感想などをレポートしてくださる場合、代行手数料はいただきません。
ただし、品物の輸送は責任を持ちますが、それ以外のサポートはたとえ初期不良だったり、周波数や電圧の問題でモータが起動しなくても、ナシとなります。
(そういう意味では、東日本の人はやめたほうがいいかも)

あと、明らかに、ドドンパは危ないです。
指を挟んでも、油圧なら、痛いと思ってレバーを離せば止まりますが(まあ、大怪我はするでしょう)、ドドンパは止まりませんので、そのまま指が吹っ飛んでしまうと思うのです。
無論、デッドマン装置になっていますが、ラムの動きがとても速く、節などであらぬ方向に薪が飛ぶこともあるし、その場合、当然、ラムが速い分、対処できる時間が少ないということになるかと思うのです。
まあ、これを言って見は身もふたもないのですが、薪割り自体、斧で割ったって、やっていることは超絶乱暴で危ないので、結局はどの道危ないんですけどね。

一撃で!一撃で撃破か! — エアクリに原木が直撃です

今日は、薪割りをやっていたんですが。。。

エアクリーナーに原木が直撃、パッカン割れて、強制終了です。

とはいえ、16:30 くらいだったんで、片付けないといけないタイミングではあったんですが。

ユニファイですが、往生際悪く、帰りにえひめファスナーさんによってみたんですが、扱いなし。

朝生田のナーサリーの裏のロビンにエアクリ ASSY を買いに行きました。

在庫はなくて、大阪にもなし、東京から大阪に取り寄せてから、松山に発送、ということで、今週いっぱいには届くと思うけど、明日の注文になります、ということで、値段は 5,500 円だとかなんとか。

愛媛県松山市朝生田町6丁目5−27

 
エヒメロビンセンター
所在地: 〒790-0952 愛媛県松山市朝生田町6丁目5−27
電話: 089-932-2545

それはそうと、また台風来るんですかね?

28 日には、神社の参拝があるんですが。。。
雨はやだなぁ。

薪割り機のオイルタンクのキャップが締まりません!

薪割り機のお客さんから、「薪割り機のオイルタンクのキャップが締まりません!」という、メールをいただきました。

アメリカ製の薪割り機では一般的なことなので、一応、ブログでも説明をしたいと思います。

オイルタンクのキャップのネジですが、NPT という種類のネジになりなります。
NPT はアメリカで一般的な配管などに用いられるテーパーネジです。
NPT ねじについては、過去に記事にしていますので、そちらも参照してください。

話をややこしくする気はさらさらないのですが、日本では、別の管用ねじの規格になっています。

で、管用ネジ自体には、ネジの形状そのもので、平行ネジとテーパーネジとに別れます。

出典 MonotaRO

上図はテーパーネジ(オス・メス)の図なのですが、雄ネジでいえば、根本が太くて、左記が細くなっていますよね?
なので、ネジを締めていくと、ネジ山を幾つか残して、ネジ山自体が嵌合して、それ以上入っていかなくなるわけです。
つまり、最後まで締まりません。
それで正常なのです。

それと、オイルタンクですが、密閉することができません
キャップには、実は空気穴が空いているのです。

どうしてかというと、シリンダを伸ばすと、シリンダを縮めたときよりも、伸びて押し出されたロッドの体積分、タンクから圧油が送られて、タンクに戻ってきていないため、タンクの油面が下がります。
もし、密閉すると、その分、タンク内部の圧力が下がることになります。

なので、ブリーザーキャップと呼ばれる、空気穴のあるキャップを使用しています。

薪割り機を斜めにしたり、激しく揺らしたりすると、キャップから油が漏れてしまいますので、注意が必要です。

もし、埃っぽい空間で作業をするなら、空気穴からホコリを吸い込みますから、空気フィルタの付いたキャップを使用した方がいいかもしれません。

さて、じゃあ、薪割り機を自作したいとか、オイルタンクの容量を増やして、より長時間安定して使えるように改造したい、そういうときにはどうするのでしょうか?

無論、NPT ネジを切ってもいいんですが、普通は、専用のフランジが売っているので、下穴を空けて、それを溶接するのです。

こういうものまで普通に売っているのがアメリカの DIY の奥の深さかなと思います。

油圧ユニットづくり — UNF 5/16-24 が売ってない件

雨で仕事にならないので、選挙には行くだけ行ってから、重い腰を上げてトロンメルスクリーンを駆動するための油圧ユニットづくりをはじめました。

最終的には、こんな感じに仕上げたいところですが、移動するのがかったるいから、片方はタイヤにしてもいいかなと。

使わない時にカバーを掛けておきたいので、パイプのハンドルは、マフラーが冷えるに前にカバーを掛けられるようエンジンよりも高く作っておきたいところですし、風で飛ばないように、パッカーで上部を固定できるよう、パッカーの長さ分は水平の部分を作っておきたいな、というところです。

この辺、予定は未定。

で、まずは部品類を御開帳。

左の銀色のアルミのパーツが油圧ポンプとエンジンとを接続するブラケットで、SAE AA 2-Bolt というタイプになります。
一応、アメリカの国旗の札がついているので、米国製なんでしょう。

右の銀と黒のパーツが油圧ポンプ, Dynamic 社製 GPF1020PC で、0.12 cu です。

0.12 cu は、ちゃんと書くと、0.12 cubic inch per rev. ということで、軸を一回転させると 0.12 立方インチの吐出量ですよ、ってことなんですが、当然、エンジンの回転数は 3,600rpm と決まっているので、0.12 cubic inch x 3,600 rpm = 432 cubic inch per minutes, 1.87 gallons per minutes (GPM) ということになります。

その上に乗っているのがジョーカップリングで、これは支那製。
ポンプはキーが付いていたので、とりあえず、仮に組んでみました。

鬼雨が降っているので、エンジンを持っていくことは断念して、エンジン側のネジを調べると threded 5/16-24 ということになっていて、長さやなんかはわからないんですが、とにかく、5/16 は間違いないだろうということで、ブラケットだけ持って行ったわけですよ。

そうすると、品揃え的に、インチネジは、W 5/16 しかない。長さは、いろいろあるけど、短いサイズは 25mm しかない。ピッチは 18 山です。
ブラケットのほうが現物合わせで無問題。
もう一回買い出しは嫌だぞ、ということで一袋 2 セット入りなので、3 袋買って帰ったんですが。。。
ネジの目が荒すぎる!!!
全く入りませんが、太さ的には大体あっている様子。
とうことは、24 はやはり 24 山みたい。

しかたないので、買いに行くかと思い、もうちょい品揃えのいい美沢店に電話するも、18 山しかないですよ、ということで本日終了。

調べてみると、たしかにウイットねじには、5/16-24 の規格はありません。
ユニファイねじなら、UNF 5/16-24 の規格はあるんで、ほぼこれで間違いないかと。
ただ在庫はない。

24 山だと、1.05mm なので、5/16″ = 7.9375mm で、M8 でも行けそうな気もするんですが、9.4 山/cm で、ピッチが 5% ほど合わないと思われるのです。

まあ、アメリカものなので、ユニファイねじだろうと思うので、そういう意味では、ブラケットの方も UNC 5/16 なんだろうけど、とりあえずは固定はできそうだから、まあいいか。

それにどの道、エンジンの PTO シャフト用のキーが付属していないので、キーを作らないといけません。。。
輸送中に脱落したのか、それとももともとついてないものなのか。。。
まあ、今日はもう脱力してしまったので、明日にでも探してみようと思います。

薪割り機は自作などするもんじゃない!?

昨日は薪ストーブの配達に出かけたんですが、その時、代行を依頼してくださったお客さんと小一時間立ち話をして、薪割り機の話になりました。

「自作している人も居ますよね?」ということからはじまり薪割り機の自作が話題になったんですが、自分の答えとしては、別に薪割り機を扱っているからそう答えたわけではないのですが、「自作などするもんじゃない」というものです。

その理由を整理して、再度書きたいと思います。

再度、というのは、薪割り機の話は過去書いてきているのですが、ここを見てくださる方がすべての過去記事を読んでいるわけではないと思いますし、このところ、薪割り機のことをろくに書いていないので、少々整理をしておきたいとも思います。

まず、薪割り機には色々タイプがありますが、今回書くのは、「油圧」で動く薪割り機のことです。

油圧で動くタイプの薪割り機は、主に 4 つの部品で構成されています。

  • シリンダ
  • コントロールバルブ
  • 油圧ポンプ
  • エンジン(モーター)

上記、4 つの部品を ブレイブ社の縦横兼用 薪割り機 VH1724GC を例に取ってみていきましょう。

まずはシリンダです。シリンダは高圧の油で伸縮する部品です。

シリンダには、「単動」と呼ばれる押すだけ(あるいは引くだけ)しかできないものと、「複動」と呼ばれる押すことも引くこともできるものとがあります。
殆どの薪割り機は、複動シリンダを使っていますが、中には単動のものもあります。

単動シリンダとは、上図のように、作動油の出入口がシリンダの一方にしかなく、シリンダは圧油で伸ばし、縮める時には自重又はスプリングの力等、外部からの力を必要とするものです。

身近な例では、いわゆる だるまジャッキ(ボトルジャッキ) が単動シリンダの最たるものです。
だるまジャッキは、レバーを操作して高圧の油を送ることにより、重たい自動車等を持ち上げ(=シリンダを伸ばす)ますが、下げるときはその重量で押し下げられるため、圧力のかかっている油をバルブを緩めて徐々に抜くことで下降させます。つまり、下げる(=シリンダを縮める)ために必要になる圧力を外部から得る構造になっていて、それ自身は、伸びることはできても、縮まることができないのです。
単一の動きしかできないので、単動シリンダといいます。

だるまジャッキを使用した手動の薪割り機です。
動画をよく観察すると、バルブを回しているのが確認できると思いますが、その時、ジャッキが縮むのは、バネが仕込んであるためです。
レバーが 2 本ありますが、一つは圧力が低いもののたくさん油が送れるもの(=動きは早いが力が弱い)、もう一つは圧力が高いものの少量の油しか送れない(=動きは遅いが力は強い)ものです。
まずたくさん油が送れるものを操作してウエッジ(くさび)部分に薪割りしたい玉が当たるまで進め、その後、力が必要なタイミングではもう一つのレバーを使用する、というのが使い方になります。

それでは、VH1724GC を見てみましょう。
24 TON と書いてあるチューブ状のものがシリンダですが、複動シリンダです。

リアルな図ですが、各部の名称の説明も兼ねて引用します。

構造ですが、上図のように、シリンダの両側に作動油の出入口があり、コントロールバルブによって圧油の流れる方向を変えて伸縮させることができます。

シリンダを伸ばす時(あるいは縮める時)は、コントロールバルブにより、右(縮めるときは左)の部屋に油を送ります。
シリンダチューブの内径・ピストンの直径のことをボアといいます。
また、伸縮できる量のことをストロークといいます。

注目して欲しいのですが、右の部屋は、送り込まれた油の圧力を受ける面積は、シリンダチューブの内側の面積=ピストンの面積となります。この面積が大きくなると、より大きな力を受けることになりますので、力の強いシリンダ、ということになります。

つまり。。。

面積 x 圧力 = 力(トン数)

という計算が成り立つわけです。
これこそが、油圧機械の根幹をなす理屈=パスカルの原理なので、まずは、シリンダが太い=力が強い、ということを覚えておいてください。

実際のトン数の計算方法などを含めてもう少しディープな話は、薪割機の話 — 油圧シリンダ編 に書いてありますので、より詳しく、という方はチェックしてみてください。

とまあ、ここまでの説明で、シリンダの伸縮には、圧油が必要であり、その方向を制御するための方向制御弁、すなわちコントロールバルブが必要だ、ということがお分かりいただけたと思います。

その圧油を生み出すのが油圧ポンプで、油圧ポンプを駆動するのがエンジンであったり、モータであったりするわけです。

まずは、方向制御弁・コントロールバルブの説明をします。

コントロールバルブですが、写真のような部品で、方向を制御する他のレバーがあり、レバーを倒す向きにより、シリンダが伸縮する構造です。

VH1724GC でも、手でレバーを操作していますが、シリンダに直接マウントされているのが見て取れると思います。

バルブには、圧油がポンプから送り込まれる in port(P)、それとタンクに戻す out port(T)が有り、シリンダを伸縮させるための work ports (A, B)があります。

VH1724GC などの一般的な薪割り機で、エンジンが 160 — 200cc 程度のものの場合、in/out ports は 3/4″ NPT female, work ports は 1/2″ NPT female が標準的な仕様です。

写真の SPEECO(スピーコ)社製バルブもそうですが、ポートマウントと呼ばれる種類のバルブで、シリンダの収縮側のポートにダイレクトに取り付ける構造となっています。(そのため、ブラケット等に固定するためボルト穴などがありません)

まあ、そういう実務的な話はさておき、ここからがキモの話です。

このバルブですが、北米では $50 くらい(6,000 円)で、まあ、米国内送料だの国際送料だの、輸入時の税金だの、なんだかんだでお店では小一万で売っているのですが、値段はさておき、薪割り機用に特別な機能があるのです。

detent(カタカナで書くとデテントでしょうが、発音はディーテンって感じ, auto return ということもあります)というのですが、シリンダを戻す時に、レバーをロックすることができ、シリンダが戻り切ると、自動的に中立に復帰するのです。
この動きを動画で確認してみましょう。
(動画は、往きも帰りも自動のより高機能なオートサイクル バルブを使用しています)

そういう機能の他にも、薪割り機用のバルブには、リリーフバルブも組み込まれています。
3 position, closed center, directional control valve + relier valve にになります。
動画で確認しましょう。

さて、closed center と open center の違いです。
closed center は左記の動画で解説されたとおり、中立位置で全てのポートがブロックされています。
それに対して、open center は、ブロックされていない、よってシリンダに外部から力が加わると、位置を保持できません。
縦横兼用型の場合、縦で使用しているときには、ロッド等の自重が掛かるため、closed center でなければならない、ということが理解できます。動画で確認しましょう。

上の 2 つの動画に出てくるアニメーションの横のシンボル、油圧回路図ですが、以下の動画がわかりやすいと思います。

とまあ、ややこしいことを書いたんですが、つまり、ややこしいんですよ。

その辺に転がっている重機などからもぎ取られたジャンクがどういう仕様なのか、分かる人はわかるんでしょうが、大抵は正確にはわからない。
自作などするもんじゃない、の理由の一つはここにあります。

仕様が明確で、薪割り機用に特化した detect (auto return)機能があるものが 1 万円でお釣りがくるわけです。
じゃあ、パーツを新品で買って組み立てたらいいんじゃないか?

でも、1 万円「も」してしまうんですよ。(米国内なら $50 + 送料、LS-3000 などなら $90 — $110)
自動車のパーツを取ってを修理したことがある人ならわかりますよね。
パーツってのは意外と高いんです。

なので、ジャンク集めや修理が趣味の人なら別ですが、普通の人が自作するくらいなら、まだ、まともに見えるチャイニーズ品を買うほうがマシです。
壊れたところから、まともな部品に置き換えていく、そのほうが一から作るよりもよほど安上がりです。
万一壊れなければ、修理する必要もありませんしね。
大抵壊れると思いますが。。。

続いてポンプです。

VH1724GC では、エンジンから飛び出して、ホースがつながっている、黒い小さな部品がポンプです。

ポンプも実は、薪割り機用に特化した特殊なものがあり、2 ステージポンプといいます。

ちょっと思い出してください。
先程、手動の薪割り機を紹介しましたが、あれにレバーがふたつありましたよね?

あまりに当たり前ですが、空気を押すのに力はほとんどいりませんし、割れてしまったものの繊維が絡まっているので、押し切るようなシーンでは、20 トンだのの力はまったく必要がありません。
そして、力が必要なのは、薪を割る、その瞬間だけです。
でも、このときだけは力が必要なのです。

2 ステージポンプは、いつもは低い圧力でたくさんの油を送り出し、力が必要な瞬間には、圧力を上げることができる、そういう薪割り機というアプリケーションに特化した、とても便利なポンプなのです。

これに対して、重機などのポンプは、圧力・流量ともに一定であるか、流量のみ可変となっています。
要求される特性が全く違うので、重機などのポンプを流用しても、効率的な作業ができないのです。
(これについては、問題を軽減する方法があるのですが、非常にややこしいので、今回は説明しません)

これが自作などするもんじゃない、の理由その 2 です。

ちなみに、薪割り機用の 2 ステージポンプは、米国での価格ですが、安いもので $100 程度、そこそこのもので $150 — $200 程度です。(11 — 13 GPM クラス、エンジンで言うと 6– 8HP クラス)

最後にエンジンです。まあ、これは特に説明は不要だと思いますが。。。

日本国内で流通しているエンジン、特に農機具で使われているものは、減速機が内蔵されていて、一般的に出力が 1,800rpm 程度なのです。

これに対して、油圧ポンプは、大原則として、エンジンにダイレクトにマウントし、3,600rpm で駆動するので、減速なしのエンジンで、かつ、ダイレクトにマウントするためのブラケットがとりつかなければなりません。
米国仕様の場合、各種ブラケットをマウントするための SAE-A, SAE-AA, 4F17 などの規格が存在するのです。
つまり、エンジンと、ポンプとその双方が規格に準じていれば既製品のブラケットでポン付けなのです。

なので、その辺の機械からエンジンをもぎ取り、ブラケットを自作して、素性の分からないポンプを使い、流量固定で、圧力も計ってみたら低かったというようなアホな状態になるくらいなら、きちんとしたものを使ったほうが、よほど安くて安全で確実なのです。

でも、パーツを積み上げるとかなりの額になるんですね。

以下全て米国内の値段ですが…

部品 価格
エンジン GC160 $250
ポンプ $150
バルブ $100
4″ x 24″ シリンダ $150
ホース類 $100
フィッティング類 $100
アクスル $30
タイヤ x 2 $100
合計 $980

といったところです。無論、送料別です。

で、米国産の安い機種 Ariens 22t ですが、これは、送料込みで $1,100 — $1,300 くらいなんですよ。
なので、送料を払うと、完成品のほうが安いわけ。
フレーム等を作る鋼材、薪割り用のウエッジの特殊鋼、シリンダを固定するためのピン、それらは計上してませんから、更に差は広がります。
当然、塗装などのコスト別腹ですしね。

まあ、Airens 22t、米国製でそんなに安いんならお前の店で扱えよ、というツッコミを入れる人が出てきそうなのですがね、扱わないのには理由がありまして。。。
というか、1 台だけ扱いましたが、大赤字になるところだったんですが、このメーカ、梱包がとにかく駄目なので、うちのような規模の小さいところは、混載するために再梱包しなければならず、さらに、半完成品のため、やたらめったらかさばって 1 台でブレイブの薪割り機の 3 台分の運賃がかかるんですよ。
簡単にいえば、運賃が本体の値段ほど掛かる、ということです。

ちょっと脱線しましたが、薪割り機を自作なんてするもんじゃない、というのはそういう理由からです。

というわけで、米国製ブレイブ社の薪割り機は、性能・品質・価格、それらのバランスが優れていると思い、輸入代行を行っています。
どちらも、厳選してチョイスした、とても素晴らしい薪割り機で、自信を持っておすすめしています。
現在、バックオーダーですが、是非ご検討ください。

引き取りと発送

昨日は、申告に時間がかかり、銀行が閉まり納税できなかったため、今日朝一で銀行に行き、その後、ダンボールを捨てにいって、その足で、税関に納付した際の領収証を提出、許可となりました。

それで、引き取りに行ったんですが、日通さんの方でちょっと待たされて、理由は、「手書きで申告した」ということをいってなかったからみたいなんですが、まあとにかく、待っている間に昼になってしまい、12 時 3 分に倉庫にいったら、もぬけの殻だったわけです。
というわけで、1 時間待って、無事に荷物を引き取ってきました

戻ったら、発送の準備です。
倉庫というか、車庫というかが狭いので、トラクターをどかせて、乗用車をどかせて、後は、倉庫番状態です。
少し整理をしたいとは思うんですが、自家用薪をこれから焚けば、少しは広くなると思うのですが。

大きな荷物の発送は、TrueNorth TN20 が 2 台、それにブレイブの往復タイプの 20t です。

雑貨類では、エコファンのバックオーダー分の出荷をしないといけません。

ブレイブですが、売りっぱなしに近いといえば近いのですが、万一何かあったらアメリカから部品を運んでくる運賃は必要ですが、一応、保証はあるので、パーツはもらえるのです。

でも、船便だと 2, 3 ヶ月掛かるので、予備部品を持っておいて、お客さんの薪割り機に不具合が生じたら、手元の部品を貸し出し、ブレイブ社から届いた部品で返してもらう、という対応で、サービス品質を高めようと思ったわけです。

それで、油圧ポンプや、カップリングなどを予め注文したのですが、なんと、別の箱に入れるのではなくて、適当に(梱包もせずに)往復タイプの薪割り機の間にねじ込んできました。開けての検査だったので、気づきましたが。。。

というわけで、発送前に抜き取る必要があったんですが、検査で開封する際にパッキングリストを切ってしまい、めちゃくちゃ見づらいのですが、突き合わせをして、部品を確保しました。

さて、明日も雨みたいですし、台風も来るみたいで、当面、外の仕事はできそうにありません。

F 500 SE の配達にも行きたいんですがどうなることやら。。。

ようやく A/N が届いたものの

今日は午前中は曇だったんですが、午後からはしっかり降られてしまいました。

お昼過ぎにようやく A/N が届きました。
今回は、5 PCS, 2.97CM, 696kgs で 112,319 円+振込手数料が運賃です。
内容は、、F 500 SE, F 400 BP, TN20 x 2, エコファンと薪製造機の修理用部品です。
バンクーバー港までの運賃やパッキングのコストは別です。
無論、松山港での通関、検査、その後の引取(あるいは発送)のコストも含みません。
1m3 あたり、37,440 円かかっていますので、もしこれで通関を依頼し、検査になってたら、恐ろしいことになりましたね。

ちなみに、前回の神戸港に薪割り機を運んだ際 のコストですが、7 PCS, 2.86CM, 810kgs で、まあ、似たり寄ったりではあったんですが、62,937 円だったわけです。
つまり、1m3 あたり、22,006 円なので、神戸の 1.7 倍もかかっていることになります。

1m3 あたり、4 万程度はかかります、とご案内はしているのですが、通関や検査の費用を支払うと完全に 4 万を超えてしまい、とても請求できません。

今回は、愛媛の方の代行だったので、松山港を使ってみたのですが、差額として、5 万円ほどありますので、松山港を使うのは経済的ではない気がしてきました。

神戸港までの往復は 4t ユニック車で丸一日でこなせますし、高速代(瀬戸大橋部分)+燃料費でも 1 万円もかかりません。
トラックの損料を 1 万として、労働時間的には 24 時間で 3 日分ですから、8 時間で 1 万円の労働、ということになります。人を雇ってやらせると合いませんが、自分でやるならアリかなと思います。

松山港を使う問題として、キオスク端末を使っての申告ができないことです。手書きで申告をしないといけないのです。
今回、そのやり方を勉強したとしても、もう、松山港を使うことはなさそうですから、知識も時間が無駄になります。
まあ、何事も経験といえばそうなんでしょうが、品物の数的に一葉では収まらないので、依頼して 11,800 x 2 を払うくらいなら 3 日くらいかかっても、自力で通関しないとペイしません。

お客さんには迷惑を掛けられないので、授業料と思ってがんばります。

いずれにせよ、雨が降り出したり、FAX の調子が悪くて、結局、税関には出向けませんでした。
明日、とりあえず、申告だけは頑張ってきたいと思います。

すでに CFS には荷物は入っているようなので、引き取りは天気を見ながらにしたいと思います。

それはそうと、書類が届かないので諦めて、昨日フォークアタッチメントが出来上がったと連絡があったので、塗装用のスプレーと脱脂用にパーツクリーナーを買って、鉄工所に引き取りに行きました。

この時に、ヤフオクで買っておいた、簡易クレーンのベースを作ってもらうために持ち込みました。
トレーラーでおまかせ便で搬送する際、薪ストーブなどを積み替えるために必要になるからです。
これ以上投資してどうするのか、という気持ちもないでもないのですが。。。

結局のところ、フォークアタッチメントがない=荷下ろしもまだ、ということで、やることは一向に片付きません。
自分でもわけがわからなくなってきているのでやることを整理すると、

  • 通関と、荷物の引き取り、配達・発送
  • フォークアタッチメントの塗装
  • 薪の荷下ろし
  • 代行のチェンソーの手配他、次回貨物の手配
  • トロンメルの油圧ユニットの組み立て
  • 未分別の薪を施設に輸送
  • 薪製造機の使い方を指導
  • 乾燥用コンテナの断熱処理
  • ボイラーの組み立て・ボイラー小屋づくり
  • 温水用バルクコンテナの輸送
  • ハウスの組み立て
  • 注文品の配達(愛知・茨城在庫分 TN20)
  • 薪の納品(滋賀)
  • プラパレットの引取(福島)
  • ロールボックスパレットの引取(千葉)
  • 乾燥用ビニールシートロール引取(京都)
  • シアトルからの貨物の処理

というところで、まあ、営繕の仕事や、神社の仕事は無視しても、これくらい溜まってしまっているわけ。。。

次回のアメリカからの貨物ですが、ブレイブの縦横型 24t を入れるのはまあ確定として、入れるかどうか悩んでいる薪割り機があります。

BRAVE Dual Split 3 point Tractor Mount TMH1315 (Up to 13 tons) Horizontal Operation といって、基本的にはトラクターに取り付けて、その外部油圧を使う薪割り機です。

このタイプは、エンジンや油圧ポンプ、油圧タンクなどが不要になる分、安価になるわけですが、トラクタなどの外部油圧は、薪割り機に適した特性ではないため、大量に薪を割る人には不向きでもあるんです。

実際のところ、調達コスト的にいえば、$200 程度しか安くなりません。20t のタイプだと $100 くらいしか安くならないんで、だったら、エンジンとかは部品にすればいいだけなので、扱う意味は無いのですが、13t は当然、必要な油が少なく、また、ストロークが短いため、長い薪を作らない人にはより効率よく薪割りができ、多少なりとも安価なので、需要があるのではと思うのです。

試しに入れてみて、現物を見ないことには、人に奨められるかということを判断することは難しいようにも思うのですが、問題はどれくらいそういうニーズがあるのか、全く未知だということです。
農家の方は、トラクターは持っていると思うし、当然に田園地帯で暮らしているわけで、行けるんじゃないかと踏んで入るんですが。。。

Operation Horizontal
Size 43″L x 34″W x 20″H
Splitting Force Up to 13 Tons
Max PSI 3,000
Splitting Height Tractor Dependant
Cycle Time 10 Seconds @ 3 GPM
Beam 5 1/2″ x 5 1/2″ Fabricated Tube
Wedge 6″ High carbon steel dual blade
Log Opening 19″
Cylinder Size 3″ x 18″ clevis type, 1.75″ rod
Hydraulic Capacity 1.5 gal. (cylinder & hoses)
Shipping Weight 143 lbs

たとえば、ViO-30 クラスでしたら、外部油圧は 50L/min くらいだったと記憶しているので、13GPM ということになりますね。3GPM でサイクル 10 秒ですから、2.3 秒ということになるわけで鬼速!
ボブキャットなら 17GPM なので、1.8 秒!!!
完全に怪我をするレベルです。
アイドリング状態でちょどいいくらいかもしれませんね。

薪の配達等は延期? — あまりに天気が悪すぎる件 

まあ、秋祭りに降るよりはマシなんですが、今週ずっと雨の予報です。
先週も雨で、10 日くらい、外の仕事が全くできないことになります。

輸入貨物の件ですが、金曜日に A/N が発行できそうといってたわけですが、結論から書くと、月曜日にも届いていません。入港がずれたという連絡もありません。
神社が忙しくて、昼間連絡をして確認する暇がなかったので、流石に今日はどうなっているのか確認したいとは思うのですが。。。

今回は、代行案件の F 500 や、すでに売約済みの TrueNorth、さらに売り切れているエコファンなどが入荷する予定です。
それらは迅速に配達、発送し、また、倉庫にも早めに納品に行かねばなりません。
なので、上京する前に引取を済ませておく必要があるわけです。
でも、まだ A/N が届いていません。

仮に 18 日に入港し、19 日にバン出しとして、その日に通関・引取ができたとして、その日のうちに積み込み F 500 を配達しつつ上京して、20 日夜亀山、21 日夜東京着、です。
荷降ろしするためのユニックはリースしないといけないわけですが、22 日は休みのため、23 日まで借りることができません。
しかし、23 日は月曜日で平日のため、手伝ってくれる人がいないのです。
なので、どうしても 21 日の朝までに着かないといけません。
しかも、途中で F 500 と 40cm 薪の配達もこなさいないといけません。
雑貨の納品のため、倉庫にも行かないいといけませんが、これもわざわざ出向きたくないので、そうすると倉庫がやっている時間に柏を通過せねばなりません。
仮に 23 日に 33cm 薪の配達ができたとしても、26 日は神社があるので確実に戻らなければなりません。
24, 25 日で帰るとすると、パレットの積み込みの時間がないのです。
さらにヘッドのリアテールランプのアセンブリ交換が必要なので、ディーラに整備に立ち寄らねばなりません。

というわけで、今週末の上京が絶望的になりました。
まあ、無理は事故の元なので、延期せざるを得ないかなというところです。
物事、なかなか予定通りには進みませんね。

それはそうと、ドアがぶっ壊れているボロ坊ですが、とりあえず、開くようには直ったということで連絡がありました。
ただ、立て付けに関しては悪いままということなので、これに関しては車検時に見てもらってから対応を考えたいと思います。

今日も雨で外の仕事はできないので、引き取ってから手付かずになっているトロンメル用の油圧ユニットの作成に着手したいと思います。

どこかで見たような薪割り機

自動車も、ハンドルがあって、アクセルがあって、タイヤがあって、基本的な構造は全部同じといえば同じですし、そういう意味では、薪割り機がどれも似たり寄りったりなのも、そういうものなのかもしれませんが。。。

ヤフオクを見ていて、どこかで見たような薪割り機が売られていることに気づきました。

1 円スタートですが、即決は税別 160,000 円に設定されています。

ホンダウォーク さんが販売する PH-GS20 に酷似していていますね。
牽引用のタン → 取っ手、格納式の脚 → キャスター、エンジンをヤマハに変更といったホンダウォーク・オリジナルと思われる部分がないようです。

上記 3 点の変更や送料込み、という差があるわけですが、PH-GS20 は 店頭販売価格は税別 240,000 円と表示されていますね。楽天で新型もその値段でした。

80,000 円の価格差は、勝手な推測ですが、ハイガー産業 さんが直販であるのに対して、ホンダウォーク さんが代理店を持っていることによるものだと思います。
代理店も飯を食わないといけませんし。

北米では、こういう大陸製の一流メーカーのものでないなら、$800 してないんですよ。
Only: $749.99 だそうです。
写真も見ますか?

かなり前からこの値段ですし、買ったことはありませんが、Youtube に買った人が動画を上げています が、特に問題はないように見受けられます。

日本の薪割り機の相場、皆さんはどう感じますか?

ところで、ハイガー産業 さんですが、相変わらずやらかしているんでしょうか?
評価がかれこれです。
今から何年か前、4 年くらい前かな、あまりに評価が悲惨なことになって、リセットしていたように記憶していますが、その時に、同じ群馬のすぐ近く、1km も離れてないような感じですが、サンイチ通商という出品者が現れました。
扱っている商品も酷似していますし、代表者がチャイニーズというだけではなく、両方共、趙という名前が表示されていました。(下の名前は、別人でした)
どういう関係なんでしょう、ずっと気になっています。

facebook で聞く範囲では、売りっぱなしではない、というのは本当のようで、送料をちゃっかり請求されたり、時間がかかることもあるようですが、部品が出たそうです。いつまで出るのかはわかりませんが、製造中止になると出ないとは明記してありますが、他のチャイニーズ商品を売りっぱなしの出品者に比べて、その点は良心的ではないかと思います。

で、ブレイブの往復タイプのことです。

流通の経路を見直して、仕入れ価格をかなり圧縮できそうなので、ハイガー産業 さん的な売り方を採用することで、流石に税別でも 16 万は無理ですが、組立なしなら税別 24 万で送料込みは実現できそうです。

なんでも、PH-GS20 は楽天で一番売れている薪割り機だそうで、往復タイプ自体は、多くの人に受け入れられているようです。

当面は、ブレイブの 2 機種、往復タイプ 20t と、新型の縦横兼用 24t のラインナップで頑張りたいと思います。

新型の縦横兼用タイプですが、嫁ぎ先が決まり、現在はバックオーダーとなります。