facebook で薪ストーブなグループがあったので参加したのですが、その中で、針葉樹と広葉樹、どちらが燃やした時にエネルギーがより多く得られるのか、という話題がありました。
自分的には、経験から、針葉樹かなと感じていたのですが、カンでものをいうのはアレなので、ちょっと調べたところ、やはり、針葉樹のほうが広葉樹に比べて 5% くらい、エネルギーが多いようです。
http://ffpsc.agr.kyushu-u.ac.jp/forman/pdf/02_inter/no_4.pdf
33 ページには、針葉樹の平均として、20.8MJ/kg の熱エネルギーが得られるのに対して、広葉樹の平均としては、19.8MJ/kg となっています。
おそらくは、松系などのように脂成分を多く含むものが得られる熱エネルギーが多いのではと、個人的には推測しているのですが、とはいえ、ほとんど大差がない、といっていいのではないでしょうか。
後、意外と、皮の部分が熱量が多くてびっくりしました。
実際には、着火のしやすさ、火持ちなど、割り安さ(薪への加工の容易さ)など、香りなど、得られる熱エネルギー以外にも、薪としてはいろいろな切り口がある、というよりも、重量で考えれば、エネルギーという部分では大差がないのであれば、逆に、それぞれの木の個性に合わせた使い方を工夫するのが良いように思います。
上記資料には、他にも、木材を燃料としてとらえた時のいろいろな角度からの情報があって、とても参考になります。