フラッシングの寸法違い問題

納めさせていただいたフラッシングの寸法違いがあって、原因はわからずじまいなのですが、今度のコンテナに間に合いそうなので、正しいサイズで再輸入することにしました。

お客様には、再度、フラッシングを納めなおしていただく必要があるし、自分はフラッシングを調達しなおすほうが、低コストでハッピー・エンドになると思うので、所謂三方一両損的ですけど、特例として、対応しています。この解決方法は本則ではない(後述)なので、誤解のないようにお願いいたします。

Flashing-for-flat-roof-(Mr問題、つまりフラッシングをどうするのか、日本国内で作るのか、それとも北米から調達し直すのか、という部分で、お客さんと相談をする中で、DIY をされる方ですから、価格などを調べつくされているわけで、最終的に「ガルバで十分です」という話になりました。

ステンレスのほうが安心なのですが、確かにガルバリウムでも、それなりに高い耐候性を有します。

今回は、ベースサイズが大きく(24″ → 30″)なり、それに伴い価格も前回のものよりも上がりましたが、それでも $50 → $90 ほどです。サイズが上がった分、厚みも増すので、その分安心感もアップすると思いますし。

こういう部分の小さなコスト差でも、積み重ねで大きくトータルコストが変わってしまいますね。

煙突部材の品質などもお仕着せではなく、最終的に利用されるのはお客様ですから、品質・予算のバランスを始め、とにかく、お客様との綿密な打ち合わせの大切さを感じました。

また、今回の最大の失敗点は、「現物合わせが原則、部材が揃ってから工事に着手する」、という DIY の原則から逸れてしまったことかなと思います。

念の為に書き添えておきますが、Hearth & Home の輸入代行サービスは、本来は、このようなサイズ違いに対して、保証をしません。

なぜなら、オーダーシートにある部材を輸入しており、注文された商品を納めてあるからです。
今回もオーダーシートそのものの商品は納めさせて頂いています。

Hearth & Home の輸入代行サービスはでは、お客様の依頼に合致するように部材をアレンジしますが、そのアレンジの正確さ、有用さは保証しません。

部材の過不足などに対するリスク、部材同士の適合など、最終的には、お客様に責任を負って頂く必要があります。

例えば、煙突は、天井裏など実際に抜いてみないと、寸法が正確に把握しづらい部分があるため、通常は、余分に見積もりますので、たいてい部材が余ります。

少なく取って、足りない場合は追加の運賃がかかりますし、余れば、煙突代が無駄になる、フラッシングも、大きいと余った分は切って捨てて無駄になるけど、足りないと大変、確実にサイズを指定して安全マージン分大きくするのか、来たものに合わせるのか、どちらを取るかは、ケースバイケースと思います。

将来的には、煙突については、国内に在庫を用意することで、過不足の問題を緩和したいと計画をしていますが、現状は、受注発注、ということです。

箱根駅伝と雑貨屋

意味不明のタイトルですみません。

最近、facebook で気になるシェアがありました。「箱根駅伝を最優先にした競技人生は否定されるべきか?武井壮の発言が反響を呼ぶ」というものなんですが。

http://spotlight-media.jp/article/101911103448886851?utm_source=fb_share&utm_medium=sp&utm_campaign=facebook

自分は陸上について知識が乏しいので、どのような大会があるのかとか、陸上選手の選手としての生命・人生がどのようなものなのか、そういうとは全くと言っていいほど知識がないし、正直、興味もないんですが、箱根駅伝は知っているし、実際、正月あいだに出身大学の一つのことで、氏子さんとの話題登ったりしたわけで、多くの人が興味関心を持っている優良コンテンツだというこの指摘が正鵠を射ているなと思うわけです。

この中で印象的だったとこは、

競技を楽しんでもらう事は、その競技のレベルの高さだけでは叶わない。競技レベルが高いのに評価されない、と嘆く選手やマイナー競技は、競技への努力に比べて、人を楽しませる努力が足りてないのだと思う。

競技レベルが上がれば、世界で勝てば世間に知られて人気が出る、わけではないと思う。人が気にする選手になる事。人気ってのはそういう事だと思う。

スポーツ選手や関係者が、ただただ競技レベルを上げろ!そうすれば!的な盲目的な指導をするのではなく、まず人に見てもらえる努力、楽しんでもらえる努力をしたらなあ。。そう思います。

という件。

雑貨屋もそうで、扱っている商品の価格、品揃え、それだけでは一流店になれない。「人を楽しませる努力」というものが必要なのかなと。
そして、もちろん、自分自身も楽しめないと続かないのではないかとも。

でも、オンラインのお店で、どうやって楽しんでもらうのか。。。

悩みは尽きませんが、大切なことを教えてもらった気がします。