倉庫に搬入しました

ようやく届いた荷物を倉庫に搬入しました。

2015-02-27 19.10.29

カルブリッジの貨物も、とりあえず、全量回収できましたが、運賃が大変なことになりました。

本来の 3 倍くらいの運賃が着払いになった上、支払い済みでもあるので、精算する、ということを言っていますが、過払い運賃の金額は 30 万を超えているし、今頃届いても、というのが正直な感想です。

まあ、それでも、品物の価値的には、100 万を超えていたので、回収できただけマシなのかもしれません。

今回は、合計 8 パレット分の貨物があったので、2 日かけて運んで、とにかく疲れました。

カナダ便も、カルブリッジほどではないですが、3 週間遅延して、1.5 ヶ月ほどかかっています。

予約商品などは順次発送していきます。

Screw Conveyor System

SAMI Autosorter というエントリーで書いたとおり、ソーターの意味、必要性を理解したわけですが、WP36 に固有の構造として、V シェイプのテーブルがスライドをして原木を送る、という機構となっており、オプションの油圧ローラーを搭載して入るものの、原則、片端の大部分はテーブル上に供給しなければ、短尺のものは特に上手くフィードしていけない、という問題があります。

これまたオプションの油圧ログリフトもまさにこの問題があって、あとから気づいたのですが、原木長さが 3m 程度はないと、上手く使えない、ということが掲示板で書かれていたわけで、まあ、これが所謂後の祭り、という状態なのでしょうが、とどのつまりが、ソーターには、原木一本づつ供給する機能だけではなく、長さの違うものでも、必ず、プロセッサ本体側に寄せて、原木を供給しなければならない、ということになるわけです。

2) The sliding bed the log sits on for processing bent. Although the machine is designed to cut up to 36cm diameter logs I’m not sure it is designed to take the weight. In order to use the log lift efficiently you need a log of 3-4 meters long and if it is 36cm in diameter it is a heavy log. If the log is shorter than this the log lift doesn’t get it close enough to the bed and you still have to man handle it. I’ve since had the sliding bed re-enforced and all works well now. Although I still cut the larger diameter logs up with a chainsaw rather than struggle or risk bending it again.
Overall, I like the machine.
http://arbtalk.co.uk/forum/firewood-forum/44974-farmi-mastersplit-wp.html

なるべく構造をシンプルにしたいので、Step feeder がいいかなと思っていて、Wave Feeder (これは全然シンプルではないんだけど)なんかもいいなと思ったりもしたんですが。

これが Step Feeder。

これが Wave Feeder。

そうこういろいろな動画を見ているうちに、面白いものを発見。
それが、Screw Conveyor System。
これ、いいんじゃあるまいか。

ドリルのようなもの回転させるわけですが、軸にすべり止めが付いている(2:00 頃)場合、持ち上げつつ、片側に寄せることができています。

ただなぁ、回転させるための軸受けとか、あと、このドリルみたいなものとかを作るのにコストが掛かりそう。

Wave Feeder 方式を、薪割り機用のオートバルブを使って、シリンダーをワンストロークさせて、1 本づつ取り出す、この時の油圧は、WP36 本体から取る、というのが効率と予算とを一番活かせそうなフィーダーのように思うし、波の形状を工夫することで、片側に寄せる機能を組み込めないものかと思案しています。

薪の選別機

薪を割ったあとのサイズですが、牛乳パックくらいまで、川原さんに教えていただいたのですが、それに基づいて良品のみを選別する方法を考案しています。

最も原始的な方法は、トロンメルスクリーンによる方法で、この方法であれば、最初に細かなスクリーンでふるい、その後、牛乳パックのサイズ、つまり、1 辺が 7cm 角、つまり、最大でも、10cm のサイズということになるわけですが、そういうふるいでふるえば、ボチボチサイズを調整することはできます。

ただ、この方法ですと、当たり前なんですが、最小のサイズが 7cm のものは通過してしまいます。20cm x 5cm のような平べったいものも通過してしまう、という問題があるわけです。

最初のふるいについても、ある程度の網目にしておかないと、製品として販売できる平べったいものまでゴミとしてふるい落としかねません。

よって、ふるいの形状を工夫せねば、歩留まりが極めて悪くなるだけではなく、不良品の混入も防げない、ということになります。

平べったいものを弾く方法はふるい形状により実現できそうなのですが、まあ、企業秘密ということで、秘匿させてもらうとしても、曲りの検出方法が思いつかずにいました。

原木の供給方式として、step feeder を研究していたのですが、その時、面白い動画を見つけ、ひらめきました。

これは、ネジのフィーダーなのですが、原理はもうわかりますね。

このフィーダーと同じようなものを使うわけですが、リフトアップする部位の幅を例えば 5cm にすると、薪の形状にもよりますが、いびつな形のものは、重心が不安定になるのでリフトアップの際に転げ落ちて、持ち上げられることはありません。

同様に、太いものも、重心が 5cm のリフトアップする台座よりも外になりますから、持ち上げられることはないわけです。

よって、重心が 5cm よりも内側に来るものだけを向きを選別することができると思われます。

この方法の欠点は、サイズ不足の物を選別できないこと、そして、オーバーサイズや、形状的に問題がある不良品を排出する機能がないことです。

このフィーダーを使うことで、トロンメルでほぼ良品のみ(いびつな形を検出できなかったもののみを含む)から重心により形状不良の薪を弾いて、向きを揃えてフィードできるわけで、向きを揃えることで、長さによる分別機能を組み込むことができます。

今回導入する自動製造機は、その機構上、定寸で生産をしますが、原木の最後の部位の半端、節などを短く切り捨てて生じる不良部位は、寸足らずでも、良品と判定されてしまうため、必要な長さがあるかを自動選別せねばなりません。

他には、虫喰いや腐っている部位などの判定があるんですが、最終工程のパッキングについては、自動化が困難と思われるので、この時点で人力で弾くしかないかなと思っています。

諜報活動? — 大糸木材

諜報活動というほどの大したものではないのですが、以前書いたのですが、プロセッサ、で検索しても殆どヒットしないのですが、薪製造機で検索をかけると、ボツボツですが、プロセッサを導入している薪屋さんがわわかるようになりました。

というわけで、重松的備忘録でしかありませんが、そういう先輩業者さんの設備について、記録していこうと思います。

まず、一番バッターは、どうしてそのチョイス、という感じがする 大糸木材 さんです。

ドイツより高性能のプロセッサを輸入し、ということですけど、BGU Maschinen、KSA 450 EZ 型ですね。

まあ、背後のログフィードテーブルにおもいっきり BGU ってロゴが入ってました。

どういう経緯で、この機種をチョイスしたのか、安かったんでしょうかね?
それとも、グラップルなど他の林業用製品で BGU のものを使っていたのでしょうかね?

大糸木材さんのページでは、グリーンリボン さんの話が出てくるので、見学には行かれたようで、その結果、梱包は PackFix 風のものとなっていますから、PackFix を導入している可能性があると思います。

全く売れない重松とは対照的に、生産が追いつかないほどの薪屋さんのようです。

勝手にメモっております。
公開してあることをまとめているだけですが、不都合がありましたら、ご連絡ください。
非公開にいたします。

亀山 TS に到着

無事に、といいたいところですが、とんだ災難でした。

2015-02-24 21.08.31

完全に割れましたので、交換が必要そうです。

スケジュールには全く余裕が無いのですが、走るとどんどん割れるので、早めに何とかしないといけない感じです。

薪製造機の B/L や Invoice が届きました

工場出荷が 18 日となっていた薪製造機ですが、梱包写真が届いたあと、音沙汰がなかったので、メールしたところ、出荷は完了して、B/L 等が届きました。

出港は 2 月 26 日、入港は 4 月 15 日の予定です。

なんともなタイミングです。

16 日は神社の祭日、19 日に大祭があり、もちつきなどの準備があるので、最低でも 20 日までは身動きが取れません。

4 月頭に入るかと思っていたんですが、よく考えると 2 月は日数も少ないし、CFS でのバンニングなどでも相応の日数がかかるわけで、18 日出荷が 26 日出港、ここから逆算すると、日本側でも 20 日の月曜日以降、22 日くらいまでズレこむ可能性がありますね。

容積的に 7.3m3 程あるので、保管料を取られると痛いので、日程的にうまくいくといいのですが。