フィンランド人はいい加減なのか?

2015-05-05 16.31.01今日薪狩りに出かけた時に、薪製造機のソーチェンの話をしました。

25RM という型式のものなんですが、自分、このパッケージの表記をよく見ていなかったんですが、ゲージが 1.5mm (0.058″) なんですね。

自分はてっきり、1.3mm (0.050″) だと信じ込んでいました。

FARMI と話している時に 45cm のオプション、というのがあって、薪割り部が 45cm 対応になる、と理解したんですが、何がどう変わるのかよくわかってないまま、結局、注文しなかったんですが、どうやら、チェンソーバーが長くなる、つまり、18″ になるってことみたいなんです。

でも、マニュアルには、72 コマと書いてあって、もちろん、現物も 72 コマのソーチェンが届いているわけで、常識的に考えれば 18″ バーなんでしょうが、スプロケットが異様にでかく、バーも大きいので、通常よりもチェンの長さは同じでもバーが短いんじゃないのか、という結論に達しました。

替えのソーチェンのボックスに書いてあるとおりだと、オレゴン型番だと 21, ハスクバーナだと H25 ということになりますね。

$50 程したので、特殊なソーチェンかと思いましたが、ごく普通のソーチェンのようで、STIHL だから、デュロ(超硬)だったりしたら、目立てのサイクルが伸ばせていいのに、と思うところですが、このサイズのチェンは作ってないんでしょうかね?

とりあえず、ソーチェンは、バーから外して目立てしないといけないんですが、バーから外すだけでも、相当難儀をする構造になっているので、どうにかうまい方法を考えないといけません。

sawchainにしてもなあ。。。

目を皿のようにして見ても、ゲージは、050/13mm としか読ませんよね?

マニュアル、結構、嘘が書いてあるから、かなり要注意かも。

ソーチェンの種類とか、ものすごく重要な情報だと思うんだけど、大丈夫なんでしょうか?

フィンランド人は、かなりいい加減なようです。

森の鍛冶屋・ケンズメタルワークさんが Ready For で支援を募っています

つい先日紹介した 森の鍛冶屋・ケンズメタルワーク さんですが、新しい工房を DIY で制作しているようなのですが、その工房で、鍛冶体験をするために必要な設備の費用をクラウドファンディング Ready For で募っています。

同じように薪ストーブに関わり、色々と DIY をしている身としては、親子で力を合わせてものづくりを頑張っているのを見ると、応援 せずにはいられません。

出典 https://readyfor.jp/projects/morinokajiya

出典 https://readyfor.jp/projects/morinokajiya

ささやかな金額ではありますが早速支援をしておいたのですが、非常に魅力的なリターン品が用意されています。

ロケットストーブの原理を応用した、ミニクッキングコンロ、「リトルクックくん」というものが貰えるようで、まだ寒い時期の薪作りの際などに、お茶を沸かしてみたりと、色々と活用できそうで、楽しみです。

皆さんも是非、森の鍛冶屋・ケンズメタルワーク さんの挑戦を 応援 してください。

マルショウ技研 — HAKKI PILKE 1×42

他の薪屋さんが使っている薪製造機調査、第 4 段です。

今までの(ほぼ無断)紹介は以下のとおりです。

出典 http://www.ashoro.co.jp

出典 http://www.ashoro.co.jp

今回は、マルショウ技研 さんです。

使用している薪製造機は、HAKKI PILKE(ハッキピルケ)1×42 です。

HAKKI PILKE(ハッキピルケ)1×42 は、能力は最大で 13t ということですが、うちの WP36 は 10t ですから、直径が 42cm と 36cm なので、能力ぎりぎりの原木の断面積で言えば、1764:1296 = 1.36:1 ですから、だいたい薪割り力的には同じくらいだと思います。

うちに入ってくる原木の場合、結構、能力ぎりぎりの玉だと、詰まってしまうんですが、1×42 は大丈夫なんだろうかと気になっていましたが、マルショウ技研 さんは、どうされているのかな、と思っていたら、facebook に写真がありました。

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自分の計画しているやり方と同じだと思うのですが、事前に、何らかの方法で、原木を小割りしてあります。

経験的に効率よく薪製造機で処理できるサイズにまで小割りすることで、生産性を確保しているようです。

どうやって小割りしているのかは、facebook でコンタクトをとってみましたが、教えてもらえるのでしょうか?

小割りの方法としては、自分の知るかぎり、Lasco Roli のようなバックホー取付がのコーンスプリッター、後は、国内の旧来のやり方なら、竹中エンジニアリング機工バリンチョ、あるいは、コンクリート用の小割り機の刃先を改造して根株等を ガラパゴスリフォレ 等に投入できるサイズに小割りするアタッチメントを作成している方も見たことがあります。

より小型の、安価な設備で小割りできないか、革新的な技術がないか、とても気になります。

あと、薪の価格も驚くほど安く、スケールメリットや地の利もあるかと思いますが、それ以上に、効率的な経営の賜物と思います。