北海道旅行もいよいよ最終日となってしまったわけですが、富良野といえば、ファーム富田を外すわけには行きません。
生憎の空模様ですが、季節的には非常に良い時期なんでしょう、ラベンダーが咲き誇っています。
重松の悲しい性というかなんというか、人には、どうしていつも商売のことしか考えないのか、と言われるんですが、ファーム富田の経営についてちょっと思うところがあるので書いておこうと思います。
実は、ファーム富田の創始者、富田忠雄さんは、訪れる少し前、7 月 4 日に他界されたそうですが、香料用としてラベンダー栽培に取り組み、70 年代になって合成香料により経営が厳しくなっても、本物を守り続けた人です。その最後まで頑張った結果、富良野といえばファーム富田といわれるまでに、重松でも知っている名所中の名所として不動の観光資源となり、地域経済に貢献しているわけです。
商売の原則の一つとして、「水を張った洗面器から先に顔を上げたやつが負ける」ということが言われています。
最近は、特にその傾向が顕著で、Winner-Take-All Society といって、勝者総取り方式ともいわれていますが、最後に生き残ったものが暴利を貪るという構図も見られたりもしますが、良し悪しは別として、ビジネスの基本は、忍耐と継続であるのだと思うわけです。
脱線ついでに書いておくと、リンガーハットの経営が持ち直した件、これも興味深いのですが、良いものには消費者はお金を払ってくれる、ということではないかと思うのです。
そういう意味では、ファーム富田は、幾つもの要因が重なっているものの、成功するべくして成功しており、その成功は、運を引き寄せるための並大抵ではない努力によるものなんだろうなと染み染みと思いながら、散策をしたわけです。
松下幸之助じゃないですが、運というのは、その人の心がけの問題であると言えますし、自分は、幸せも同じだと思っています。
素直に観光せよと叱られそうですが。
もう病気みたいなもんですが、資材などのチェックもしましたが、広大でゆるやかな傾斜地で、肥えた土地を流出させるわけにも行きませんが、排水などに高価なものを使うわけにもいない、どうしているのかと気になってみたら、半割れ管 を使っていました。
太陽電池小屋への進入路ですが、最終的には舗装をするつもりですが、山側は法面のままなので、同じく半割れ管を使ってみようかなと思いましたし、フリュームもプレキャストコンクリートのものは重いし、施工性もよくないので、強度が必要ない部分は、樹脂化していこうかと思います。
ファーム富田での経験を雑貨屋や薪屋の経営(?)というか、運営ですかね、今の規模では、まあ、爪の垢でも煎じて飲むというか、多少なりとも生ぬるい頑張りでしょうが、もう少し洗面器に顔を突っ込み続けていられるように、とはいえ、死なない程度にしか無理ですけど、日本の薪ストーブを取り巻く環境にプラスになれるように、いつもの台詞になりますが、ぼちぼち行きたいと思います。
その後、飛行機の時間まで少しだけ余裕があったので、ケンとメリーの木を見に立ち寄りました。
ケンメリ(日産スカイライン)の CM 撮影で観光スポットになったそうです。
ケンメリの木は、15 話みたいです。
ハコスカ → ケンメリ → JAPAN だそうですけど、その世代じゃないので全く思い入れはないのですが、当時の CM を youtube で見たら、ケンメリ、超カッコいいですね。
その後、空路松山へ。
直行便はないので羽田乗り継ぎですが、飛行機が遅れて危うく帰れなくなるところでした。
途中、富士山の上空。
雪が無いです。
来島海峡大橋ですが、本当に美しい島々のシルエットです。
愛媛に戻ってきなぁとしみじみと実感しました。
というわけで、貯まりまくっていたマイル消費のため、タダで行った北海道 4 日間でした。