コロ薪を薪ネットで梱包

昨日も、山の片付けの続きをやりました。

コロ薪、というか、木っ端というか、あと、枝というか、そういうものを薪ネットで梱包しました

だんだんコツというかがわかってきたんですが、ポイントとしては、

  • 底を絞ること
  • 絞った部分にしっかりと荷重がかかるように「ロ」の字型に薪を並べて敷いていくこと
  • その後も、周辺部分は「ロ」の字型に薪を並べてネットの一部に力が加わらないようにし、形がいびつなものは、中心部に充填すること
  • 入れ過ぎないこと(上は完全に絞れるくらいでやめておく)

という感じでしょうか。

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左の方から 2 つは、適当に放り込んだものです。
右の方から 2 つは、ある程度並べて入れてみたものです。

ちなみに、後ろに白く写っている水タンクが 1000L のバルクコンテナなので、それから見比べると、0.6m3 程度、ってことになりますね。

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アップで見るとこんな感じ。
上をきっちり絞ってありますが、プチフォーで持ち上げた感覚では、おしりが浮く手前なので、400kg は入っている感じです。
こうやって梱包すると、なんかクズばっかりなのに、それなりに見えてくるのが不思議です。

大量に出来過ぎているので、コロ薪も売ってみようかと思います。
一つ 6,000 円くらいだったら売れんでしょうかね?
その心は、どんだけ少なくても 300kg は入ってるだろう、加工の手間はかえってかかっているから、1kg 20 円は欲しい、あと、0.6m3 くらいで、1m3 10,000 円くらいは欲しい、ということで 6,000 円です。

在庫していて乾けば、どんどん軽くなっていくし、カサも減るんだけど、量り売りするような上品なもんじゃないし。
一応、軽トラの積載ギリギリくらいは入っているのですが、物によって、当たり外れの差が大きいかもしれない、例えば、商品の薪を生産していて弾かれたものは、形は悪い(長さ調節のため切り詰めた薄いものなんかも交じる)けどクヌギやコナラ率がとても高いので、同じ量でも重さがあるわけだし、剪定くずから作ったものは、針葉樹は弾いているにしても、比重がそこまで高くないものが多いし、枝などの細いものも交じるし、お客さんが選り好みするとこまるから、ネットに番号を振っておいて、くじを引いて、その番号のネットが買える式にしようかなと思っています。

後は、パレットごと軽トラに乗せておしまい。

ついでに言えば、パレットとネットは返して欲しいところ。

まあ、正直売るような品質のものじゃない気もするんだけど、安いものを探している人もいるだろうし、自家使用では使い切れないと思うんですよね。

流石に、どんどん置くところがなくなってきているし、製品の置き場がなくなってしまうので、コロ薪は早めに始末したいと思います。

これも試しに売るだけ売ってみようと思います。

続・トロンメルの件

結局のところ、すべての問題は、カネがないことにあるわけで。。。

たとえば、石の採掘の作業なんてものもあるし、そういう意味では、汎用品、重機アタッチメントのほうが幸せになれる、ってのは十分にわかっているわけです。

例えば、ボブキャット用だと、Flip Screen というものなんかもあって、これだと、薪からチェーンソークズや細かな粉塵をふるうことと積込などが一度に行えるわけだし、小さな畑を作る時の除礫や、抜根した後の細かな根などをふるい分ける、といったいろいろな作業に使えると思うんですよね。
それに、何よりも、ボブキャットにはワンタッチで取り付くから、事実上自走式で、動力源の問題もないわけです。

まあ、薪割り機はそう思って、ボブチャットアタッチメント型にしたんだけど、いろいろと問題、例えば、薪を割っている時にはボブキャットが使えないとか、たかだか人間が持てるような小さな玉を割るのに 50 馬力ものエンジンが必要か、とか、そういうことが後から出てきて、ブレイブの薪割り機を追加したわけですが。

それに何よりも高い。

中古でも 200 万 もしています。

とまあ、そういう思いやら経緯があって、走行減速機を使うってのは、今回作ろうとしている薪専用機を汎用化したくなったとか時に、石が入っても回せる余力、Filp Screen みたいなのを作りたいな、という思いがありまして、まあ、ノウハウが蓄積できるかな、と思ったりしてのチョイスなわけです。

まあ、余裕=無駄、という考え方もあるとは思うんですけどね。

今考えている仕組みは、ざっと落書きしてみました。

trommel

まず、1.2m の直径で鉄板を丸めてもらい、それに、内寸 1.2m でアングル鋼を丸めたものを溶接します。
これが、2 セット。

筒同士をアングル鋼で接続して、篩を作ります。

アングル鋼はレールで、筒を ヨコヅナの重量戸車 で支えます。(絵では△の部分)

後は、駆動するために、下流側に島津家の家紋のような形状に切り出した鉄板を溶接して、中央部分に走行減速機を取り付けて完成、というわけです。

絵には、フレーム部分なんかは書いていませんし、上からの押さえ込み、また、傾けた場合の下流側の支持のためのローラー類は端折っています。

こんなもんで実際に使い物になるんでしょうか、甚だ疑問です。
予算としては、ふるい自体は 10 万かからない感じで、走行減速機の費用のほうが高い感じでしょうか。
まあ、失敗してもごみになるのは本体だけなので、被害は最小限で抑えられそうです。

案ずるより産むが易し、の心構えで作ってみたいと思います。

【広告】高性能の格安ストーブ 1 台入荷予定!

ありがとうございます。売約いたしました。


実は 1 台、格安ながら高性能なカナダ製ストーブ、True North(トゥルー・ノース)の注文を受けていたのですが、それに合わせてもう 1 台、都合 2 台輸入しており、出荷の連絡がありました。

来月、11/20 頃に通関の見込みです。

True North については、過去の記事で取り上げていますので、ぜひご覧ください。

TrueNorth

一台一台、出荷前には、点検しています。

StovePackage

そして、木箱に梱包して、日本に向けて出荷されます。

Hearth & Home 暖炉家 では、現地ディーラーとは連絡を密に取り、日本人の感覚に合うように、点検や整備、パッキングの上出荷する体制を整えています。
ですから、このように、細かな作業内容を写真でレポートしてくれるわけです。

さて、この True North ですが、143,640 円(税込)でお譲りしたいと思います。
国内の定価は、190,000 円(税別)ですので、30% off となります。

当方のユニック車で配達の場合、走行ルート上ならば、10,000 円(税込)でクレーンの届く範囲で荷降ろしいたします。
ただし、通関・引取の後の「ついで」での配達のため、日時の指定はできません。
走行ルートより大きく外れる場合には、経路上で待ち合わせて積み替えも可能です。(この時も 10,000 円の配達費はご負担ください)

走行ルートはおおまかに、次のようになります。
また、配達日時は、次回は、通関後の帰り便、11/22〜24 頃になる見込みです。

maps

maps

この商品は、販売ではなく、あくまでも 輸入代行 ですので、品物の輸送についてのみの責任です。
品物そのものについての重松による保証はありません(もちろん、カナダでのメーカ保証があります)し、その他の一切の無料サービスはありません。
なので、荷降ろしの際に、自宅に持ちあげるのを手伝って欲しいとか、取り付け方や使い方の説明をして欲しい、という要求は NG です。
そういう場合には、予め有償のコンサルサービス、設置サービス等をご注文ください。

輸入代行は、卸販売よりも、無責任なサービスです。
薪ストーブは重量もあり、正しく設置・利用しないと、火災や一酸化炭素中毒などの重大な事故の危険があるのは言うまでもないことですが、性能を発揮できず、煙が逆流して燃えない、などという不幸な事態が生じます。
利用者に高度な知識とスキル、そして、行動力が求められますので、9 割以上の方には向きません。

輸入代行と、薪ストーブ専門店との差額は、彼らの技術・サポートの対価です。
対価も支払わず、同じサービスを輸入代行に求めても、それは土台無理なことです。
その代わり、必要サポートは別売りでご用意していますので、ユーザが必要と思う範囲で商品やサービスをチョイスできるのが、輸入代行 です。

残念ながら、DIY でストーブを破損したり、屋根から落ちて怪我をされる方もいらっしゃいます。
かえって高く付くことも十分ありますし、高所での事故は、生死に関わります。

当方としても、せっかくご縁を頂いても、そのような結果になるのは心苦しいため、施工などについて知識やスキルをお尋ねし、専門職あるいは準じるスキルのある方と認められない、あるいはそのような方のサポートが得られない場合、誠に勝手ながら、譲渡をお断りすることもありますので、予めご了承ください。

ついでの宣伝になりますが、JØTUL(ヨツール) F400 のマジョリカブラウン も在庫が 1 台あります。
こちらは、関東一円で、設置込み(本体のみ・部材費用含まず)で 398,000 円(税込)となります。
設置が不要な方(配達、車上渡し)は、380,000 円(税込)となります。

招かざる客!来訪!

今日は、薪ストーブの見積り依頼があったので、昨日夕方寝て、今頃起きてます。
まあ、また寝ますが。

昨日は、山の片付けをしていました。

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メェメェ団の皆さん、といっても、2 匹ですが、がんばって除草作業中です。
そういえば、ジャンク屋さんもヤギがいたんですよ。

で、弟が剪定くずを大量に持ってきてくれていたんですが、よく見れば、庭木なので、松だの、槇だの、針葉樹がかなり混じっていて、そこそこ太いものもあったんですが、剪定を繰り返しているので、曲がりが強く、手間を考えると薪に加工する気にはならないものが殆どでした。
もう少しおいておいて、冬の焚き火に使っても良かったんだけど、邪魔なので片付けました。

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あらかた片付けが終わったので、夕方、草むらから発掘したものを玉切りです。

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この間、弟が壊してしまったチェンソーですが、修理しました。
まあ、これを修理というかは微妙ですが、とりあえず、問題なく使えるようにはなりました。
クラッチカバーをどうするか、部品もかなり値が張るし、どのみち注文しても半月は来ないので、他に何か取り寄せるタイミングに合わせて輸入をしようと思います。

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ちなみにマーキングに使ったのはこれ。

過去にも紹介しましたが、The Mingo Marker です。

便利なんだけどなぁ。。。ちょっと変わったスプレー缶が必要で、それが輸入できないのが難点です。

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なんだかんだで草むらから腐る前に回収できてよかったですが、バケットいっぱい、玉切り完了。
ちなみに、バケットはネコ車 5 杯分ですが、大きな分、隙間が開きづらいので、6 杯くらいに考えたほうがいいかも。

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ここからはブレイブ薪割り機が本領発揮。

割れ目を見れば、いかにもクスノキ。
ギザギザになっていますが、これは繊維が斜めに旋回しているのですが、その向きが交互に入れ替わっていてる、結構割りにくい玉だった、ってことなんですが、豆腐を切るようさくさく割ってくれます。

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フシが埋まっているものもさくりと切断。
繊維を無視して、まっすぐに割るので、割った後の形が揃って、嵩張りません。

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Y 字型になったものを元口側から割っていますが、ウエッジの高さは 8″ で、その倍以上あるから、50cm オーバーでしょうか?
流石に、高さが足りないところは、繊維にそって割れていますが、軽々割りました。

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というわけで、薪割りして、細いものはエンジン丸のこで切り詰めをして 20 分くらいかかったようです。
できたものは、薪ネットにポイポイして自家用、あるいは、売るとしてもジャンク品としてですね。
薪割りの手間は同じにかかるし、輸送するときに、クスノキだとか、よくわからない雑木だとか、明らかに密度が低いものを運ぶとロスなので、配達や発送をしていたら、大損です。
なので、クヌギやコナラは、この時点で分別して弾いてあります。

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で、弾いてあったものを処理していたら。。。

シ・ロ・ア・リ!

割れ目に侵入してきています!

ちょうど枝を焚き火していたので、よほど燃やそうか、と思ったんですが、50kg はある玉だったので、ここでケチ根性がでてきて、乾燥後は 30kg はあるよなぁ〜、1kg 30 円で売れても、900 円だよ!!、とか思うと急にもったいなく思えたわけです。

かといって、他の薪を食べられてはたまりません。

とりあえず、薪割りだけはして、他のと混ぜるわけにもいかず、バケットに分離して、対策を考えることにしました。

facebook で聞いてみたんですが、火攻め、水攻め、キンチョール、という意見、あとは、天日干しすればそのうち死ぬ、という話もありました。

原木はかなり高いものなので、薪一本あたり 100 円位にはなるんですよ。
なもんで、そう簡単に捨てられないし、かといって、いちいち一本だけのために、焚き火をしたり、水につけるのは面倒くさい。

というわけで、電子レンジを拾ってきて、それで加熱してシロアリを駆除するのが最も安全・確実で、安価ではないかと思っています。

今のところ電子レンジはないので、桶に水を張って、今回は水攻めの刑にしたいと思います。

F400 用の敷き鉄板の試作

F400 の目皿なんですが、厚みが 16mm ほどで、横から見れば台形になっているため、自重で嵌合して落ちないテーパー状になっています。

16mm の厚みが必要かどうかはおいておいて、今までは、台形に加工するのに工数がかかる機械しかなかったため、製作をためらっていたのですが、トロンメル用の円筒の製作を依頼した工場には、このようなテーパー状の加工ができる機械があるため、より高品質な敷き鉄板を現実的なコストで作成できる見通しがつき、試作を思いついたわけです。

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こういう加工は、開先加工というようですが、今回の工場では、コマツの  √ツイスター「TFPV6082」 という装置で行うようです。

それと、前々から疑問でならないのですが、こういう目皿があれば、灰はたまらず、トレイに落ちてしまうと思うのですが、そうすると、必然的に、この目皿には熾が直接載って、下からも空気が大量に送られるため、火持ちが悪くなると思うのですが、実際どうなのでしょうか?

ファイヤーマイザーなるスチールウールで燃費が改善するということが仮に事実だと仮定すると、鉄板で目皿としての機能を停止させ、灰をストーブの底に貯める用に改造すれば、燃費が悪くなる、という可能性もありますし、その代わりに熾の持ちが良くなるような気もするわけです。

まあ、理屈をこねるよりも、まずは試してみるしかないかなと思っています。
というわけで、とにかく作ってみようと思います。

ジャンク屋さんにお出かけ

トロンメルスクリーンの駆動ですが、どうにもこうにも電気のことがわからないし、まあ、極力安く上げたい、ということがあって、ジャンク屋 さんに油圧部品探しの旅にでかけました。

色々なパーツを見せていただいたんですけど、個人的にしっくりきたのは、走行モータユニット(減速機内蔵)です。
ただ、お値段がとってもお高い。10 万以上するんですよね。。。

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ただ、これを使うと、ユンボのキャタをこのユニットの軸で支えているわけですから、トロンメルの軸として使っても、十分な耐久性が期待できるというメリットはあるかと思うわけです。

あと、足回りの部品なので、水中だとか、泥まみれとか、そういう環境で、何十年と稼働する部品なわけで、薪割りの埃っぽい環境でも安心だろうと思うわけです。

現実問題、クローラの鉄芯とスプロケットの間に砕石を噛みこんだりしても、押しつぶして回転するほどのトルクもあるわけで、この部品さえあれば、バラ色の人生が待っていそうです。

まあ、ヤフオクで出ているトロンメルの価格は、1,000,000 〜 2,000,000 円くらいするわけでして、まあ、それを一桁少ない予算で作ろうとしているわけで、自ずと無理があるわけではあるんですが。

とりあえず、どうでもいいといった可搬性については取り消して、可搬型・油圧駆動型として、定置式で使う場合のランニングコストの削減については、電動油圧ユニットを作成して対応する方向で考えたいと思います。

これが安く作れれば、同業の方はかなり薪の生産環境を改善でき、楽で衛生的になると思うので、頑張って実現したいと思います。