年内には片付けられませんでした

2015-12-30 16.43.42

一週間もあれば片付くつもりでいた原木ですが、結局、年を越しそうです。
なんとういうダメダメっぷりでしょうか。

とはいえ、多少なりとも片付けておきたいので、今日も昼から 3 時間ほど薪割りをして 4 袋、生木だとだいたい 4t 弱でしょうか、片付けました。

枝が多かったり、曲がりが強いものをした処理しないで薪割りするとどうしても効率が落ちますね。

今は、ウッドバッグに落とし込んでいるだけなので、割った薪の片付け自体が不要なので、メッシュパレットに綺麗に積めるのに比べて 3 倍くらいの速度で生産できてはいます。

ただ、木くずも一緒に袋に入っているだけなので、後からひっくり返して、トロンメルで分別して、また袋に詰め直すなり、カゴに積めるなり、結束するなりしないといけないわけですが、そういう作業は屋根ができたので、雨が降って表の仕事ができない時とか、ボチボチやればいいことだと思うので、そういう意味では、ウッドバッグなり、薪ネットなりに、薪を割ってとりあえず詰めて雨よけをしておいておけば、乾き始めるのだから、まあ、とにかく割れよ、ということかなと思いました。

ウッドバッグは全部で 10 袋になりました。

あと一つ、S さんに貸しているものを返してもらって、それに詰めたら、もう袋がないので、薪ネットに切り替えますが、問題は、パレットもないってことなんですよね。

パレットさえあれば、明日、全部片付けてしまえるとは思うんですが、作ろうかな。

あと、作業性を大きく損ねているのがチェンソークズ。
溜まり過ぎるとセンサーに反応して、薪製造機が停止するので、掻き出さないといけないんですが、結構面倒くさい。
サイクロン集塵機用の部材はもう買ってあるので、後は、工作するだけなんだけど、問題は、電気がないこと。
発電機を山に持って上がるしかないですね。

少しづつ、環境を整えて、生産性を高め、より気軽に薪ストーブを使えるような価格で薪を提供することができるように頑張りたいと思います。

薪梱包用品、三役揃い踏み

うちの場合の三役だと、ウッドバッグ、薪ネット、そしてメッシュパレットでしょうか。

ある程度使ってきて、メリット・デメリットがだんだん見えてきました。

まずはウッドバッグ。

黒いものは いのり薪 さんの初期ロットです。
今は改良されているようですが、高品質ですが、価格もそれなりになってしまっているので、3 袋しか持っていません。
業販の価格は公開されていませんが、個人向けの小ロット販売の場合、10 枚買った場合で @3,700 円(税込)と表示されています。

ベージュのものは オーストリアから取り寄せた ものです。

販売サイトは、こちら
価格は、1 パレット 300 枚買った場合で、14 ユーロ、これに、配送料と、輸入する際に関税・輸入消費税がかかります。

サンプルはクーリエで送ってもらったのですが、7 枚くらい送る、ということでしたが、結局 8 枚送ってくれたようですが、ほとんどが送料で、送金手数料などを含めると 35,990 円払った ようなので、@4498.75 だったようです。

どちらも、容量的にも使い勝手的にもほぼ同じです。

メリットは、吊れることに尽きます。
ただ、1 年後、紫外線に暴露した後、安心して吊れるか、という部分は疑問が残るところです。

デメリットは価格が微妙すぎる点です。


次に、薪ネットですが、これはただの筒状のネットなので、とにかく価格が安いのがメリットです。
容積的には、1m3ということになっています。

本来は、木のパレットを使って、下の部分はパレットにタッカー等で固定して使うようですが、自分は絞って、薪の重さでネットを固定しています。(再利用しやすくするため)

上部も、変形を軽減するために絞っているので、2/3 くらいしか容積がない状態になっているかと思います。

デメリットとしては、吊ることができないので、万一型くずれすると、修正することが難しい点です。
また、底がないので、必ずパレットが必要で、細かなものがパレットの隙間から落下します。
ネット等をパレットに敷いておくか、一番下は、隙間から落ちないような向きに綺麗に薪を並べる必要があります。

意外と見落としがちなデメリットとしては、一旦、フレームの部分(鉄パイプ)を取り外すと、再度取り付けることができない、という点があります。
例えば、樹種ごとに梱包を作りたくても、フレーム部分を使い回すことができません。
また、フレーム部分はパレットに乗らない仕組みなので、充填中は移動することができません。(フレームごと乗るパレットの上に別のパレットを載せてフレームをセットすれば可能)

当然ですが、吊れないので、反転排出はできません。

最後は、メッシュパレットです。
鉄製のカゴで、折りたたむことができます。
これも、容積的には、1m3 です。

メリットは、耐久性も耐候性もあるということです。
強度のあるものなので、高く積み上げることができ、貴重な屋内の保管スペースの高さを有効に使えます。
薪を入れても変形しないので、トラック輸送などの際に荷崩れの心配がありません。
そのままでは本来は吊ることはできませんが、治具を使うと安全に吊ることができます。

デメリットはとにかく価格が高いことです。まともなメーカの新品を買うと数万円します。
また、ある程度の重量(一つ 60kg)あり、たたんでもそこそこ嵩張ります。

以上を総合すると、自分の環境では、乾燥機を導入する前の今のタイミングであれば、ウッドバッグ(オーストリア製)が最も適していると思います。
薪ネットは、借りた土場などに搬入、回収する際に作業性が悪く、この部分でロスが出るため、コストアップになります。

メッシュパレットは高価過ぎて、必要な数を揃えることができません。
高い容器なので、綺麗に充填していますが、作業に 1 時間近くかかります。

PackFix などの梱包機はイニシャルコストがかさみますし、ネットが再利用できないデメリットもあるので、薪ネットのほうがコストメリットがあると思います。

薪ネットについては、フレームが矩形のため、綺麗に入れない場合に崩れしやすいように感じます。
トロンメルを作成するにあたり、鉄板の曲げ加工にめどが付いたので、円筒形の充填具も検討してみたいと思います。