いよいよ旅立ちのとき

Ram Splitter の Bobcat アタッチメント式薪割機ですが、次のオーナーさんが決まったので、動作の確認をして、梱包しました。

今しがた、西濃運輸さんが引き取りに来て発送ですが、ちょっと名残惜しいです。

テストなのでアイドリング状態のため、動作が緩慢です。

バルブの戻り操作は、動画のとおり、半自動です。
手前に引くとロックされて、戻りきると、中立に復帰します。
ロックされない状態に軽く手前に引くと、手を離したら中立です。
このようなバルブをデテントバルブといいます。

見ての通り汎用部品を組み合わせて作られているため、万一の場合にも、簡単に修理が可能です。

また、エンジンや油圧ポンプなど、高価な部品がないため、能力の割に安価でもあります。

S300 で使う、ということで聞いています。
S300 は 20.7 GPM @ 3,300 PSI です。

リリーフの設定次第ですが、最大 41,469 lbs = 20.7 US Short Tons = 18.5t の能力です。

計算上の薪割り速度(サイクルタイム)は、6.6 秒 です。

Extend Time 3.8 Seconds
Retract Time 2.8 Seconds
Total Cycle Time 6.6 Seconds

ハイフローが付いているなら、もっと速いでしょうね。

ただまあ、3L ディーゼルターボで、常に全力運転をして、ということになるので、ランニングコストはかかります。
自家用で、ちょっと量が多い、位の話だったので、お譲りすることにしましたが、業務などで大量に割る場合、重機の油圧ポンプに求められる特性と、薪割機の油圧ポンプに求められる特性は大きく異なるので、薪割り用の油圧ポンプを使ったほうが効率が良くなります。

まあ、マシンが S300 なら、きっと活躍してくれることでしょう。