ブレイブのフィルタキットの状況

納期は、2 月中旬頃の見込み と書いたフィルタキットですが、今月の頭に港について、検品していたのですが、ヘッドが一つ行方不明ででしたが、間違って倉庫に納品されていたと判明したので、ようやく発送できそうです。

倉庫に誤納入したものは、転送しないといけないので、今しばらくお待ち下さい。

在庫は予約いただいた方のものしかありませんので、それ以外の販売は当面はありませんが、近日中に、ブレイブ薪割機の代行輸入を予定しているので、そのタイミングで輸入したいと思います。

2015-12-06 15.50.32取付方法ですが、ブレイブ DUAL 20t 専用に部材を揃えてありますので、ポン付けです。

取り付け作業ですが、次の手順です。

  • 作動油のホースを外します。クリップは再利用します。
  • コントロールバルブに取り付けた樹脂製のエルボを取り外し(再利用しません)ます。
  • コントロールバルブに金属製のエルボを取り付け、次がフィルタヘッド、そして、ホース用金物、という順で接続します。
    ゴムシール部に作動油を塗り、組み込みます。
  • 金物部分はテーパーですから、シールをしてください。締め付けが緩いと漏れますが、きつすぎると壊れます。エルボ部分は取り回しの角度の問題があるので、シールテープを巻く量で調整してください。
  • 作動油のホースを取り付けます。長いようでしたら、ハサミで短く切ってください。

予約を頂いている方には、準備が整い次第メールで連絡いたしますので、今しばらくお待ち下さい。

白ウッドバッグ(通気薪フレコン)の原産国とストラップの破損の問題

薪を入れる通気性のあるフレコンですが、名前がややこしいので、オーストリア製のものを以降は白ウッドバッグと表記したいと思います。
いのり薪さんが萩原工業で OEM 生産しているものは、黒ウッドバッグと表記したいと思います。

白ウッドバッグについて、次のような情報がコメントにて寄せられました。

「白いウッドバッグはメッシュの開口率が35%程度で通風性に欠け製造国はチャイナです、新品時であっても吊りフックの破断が 5%ほど発生します。」

原産国の問題は、輸入時に、関税が課税されるかどうか、それと、輸送の時間とコストにも影響するので、Wittmann さんに聞いてみました。

We produce our bags in Europe

ということで、ヨーロッパで製造している、という回答でした。
支那であるとか、ベトナムであるというような話があったのですが、全く違っていました。

それと、新品でもストラップが 5% 破断する、という情報ですが、うちでは、白ウッドバッグも黒ウッドバッグも、今までのところ破断は生じていません。

破断についてですが、どう破断するのか、ということが問題かと思います。

たまたま、いつも勉強させていただいている Forst Fun Club さんで、黒ウッドバッグの ストラップの破断の記事 がありました。

破損の状況は、ストラップ自体が切れたわけではなくて、袋とストラップとの縫製部分で破断しています。
画像は、Forst Fun Club さんから引用しています。

この縫製方法は、普通のフレコンなどでは、ごく一般的な形状ですから、黒ウッドバッグが特に弱いということではないと思います。
白ウッドバッグの場合、上から下まで縫いこんであるため、一番力のかかる上部が切れるとしても、袋のほうが切れるだけで、ストラップが切れたり、プラプラになることが少ない物理的な形状になっていて、デザインがが優れると感じました。

うちでもちょっと危なっかしい状態の白ウッドバッグを発見しました。

まだ破断には至っていませんが、ストラップ自体が摩擦によって切れかけています。

袋とストラップの縫製部分はなんともありません。

つまり、単に破断するといっても、

  • ストラップと袋の接合部分が破断する → 接合部分が弱い
  • ストラップが破断する → ストラップが弱い

という 2 パターンが今のところ確認できました。

さて、ここで、こういう事故に対してどう対処するのか、ということが問題です。

前者に対して、考えられる対策としては、「吊らない」ってことがあると思います。
パレットに載せるわけです。
でも、「吊らない」「吊れない」のなら、薪ネットなら、価格は 1/4 — 1/5 なんで、吊れることによる作業性の向上に投資しているわけですから、この対策方法は、許容できません。

それ以前の問題として、バッグへの充填当初は 1.5m くらいの高さになりますし、結構不安定なので、パレットに乗せてリフトで持ち上げて走行する場合、かなり慎重に運ばないと転倒します。

舗装されている場合でそうなので、未舗装のヤードの場合、ぬかるみなどで傾いたり、急な減速になったりすることもあるでしょうし、それを嫌ってゆっくり走れば、時間と燃料のロスです。

ウッドバッグは吊ってこそウッドバッグだと思います。

後者に対してですが、無論、黒ウッドバッグのようにストラップを太くしたり、その太いものを吊る部分だけ更に当てもので補強したりする方法もあるでしょうが、これではコストが嵩みます。

Wittmann さんに聞いたところ、

First off, it is really important that you ease the forks of your forklift. On the picture they seem too sharp! That’s probably why the straps get damaged.

とコメントがありましたが、方法として、たとえばリフトの爪に丸パイプというを突っ込んで角で摩耗することを防ぐ方法が思いつきます。

ただ、それをするのであれば、元々の設計通りに使うべきかと思うわけです。

上記ビデオの 2:28 前後から解説されていますが、白ウッドバッグはストラップが各コーナーに長短それぞれ 2 つで、都合 8 つついています。
短いものは、自立用スタンドへの固定用であり、長いものが吊り上げ用です。
そして、吊り上げる際には、見ればわかりますが、吊治具を使用しています。
ここでのポイントですが、まず、吊り上げ上治具を使うことで、リフトを定位置につけると、一回でストラップを治具にセットできる、ということです。
治具には、ストラップの外れ留も取り付けられて、工夫されていようです。

吊治具を使わない場合、薪を充填すると、吊りストラップ間はそれなりに距離があるため、一人で作業する場合、一度に爪に通すことが困難で、通常は、一度降りて、全部の 2 本を爪に通し、その後、リフトを前進させて、後部を 2 本を通して吊り上げることになります。
この際、当然ですが、通せる=外せる、ということで、吊り上げる時、せっかく通したストラップ外れてしまうこともあります。

これ以上にうまい方法は思いつきません。

スタンドの方を工夫して対処したとしても、乾燥保管してあるものを吊り上げる際には、それは何の助けにもなりません。

Wittmann さんは、4,000 枚、年間に使うそうです。
仮に、上記の補強対策が €1 でできるとして(無理だと思いますけど)、4,000 枚使うなら、€4,000、約 50 万円が毎年必要になります。
10 年なら 500 万ですから、とんでもないロスです。
スタンドや吊治具を作るのにいくら掛かるのか、ということが問題ですが、50 万もはかからないことは明白です。

いずれにせよ、今のようにフォークで吊り上げて充填していては、その間にフォークが占有されてしまう問題があるため、スタンド、吊治具について、早期に作成して作業環境の改善を図りたいと思います。

スタンドに関しては、充填時に袋の破損を軽減する構造が望ましく、また変形しづらいように密に充填できるものを考える必要があると思います。

開口率に関しては、雨除けカバーを試作中ですが、すっぽりとビニールをかけてしまうのですから、どれほどの差があるのか、というようなことも気になるわけです。
今後、乾燥の経過を報告していきたいと思います。

原木を運んでみました

この間スタンションのようなものを作ったのですが、今日は、原木を運んでみました。

かなりいい感じです。

原木も太さも細いものもなく、曲がりがひどいものもないので、作業性も良かったです。

荷降ろしですが、地べたにならないように鉄板を敷いてみたんですが、意味がなかったですね。
この置き方だと量が置けない上に、谷側に落ちると拾いあげるのが面倒くさいので、トラックの取り回し、それから、薪製造機への供給を含めて、レイアウトをしっかりと考える必要があります。

割っている時間がないので、山に取りに行くことを優先したほうが良さそうです。
とりあえず、頑張って運ぼうと思います。

久しぶりの薩摩編み

トラックに乗るなら、南京結びと合わせて、覚えておきたいのが薩摩編みではないでしょうか?

ロープがところどころ切れそうになっていたので、そういう悪いところを切り落として、薩摩編みをしました。
薩摩編みは、アイ・スプライス加工、ともいいます。

ロープの端部に輪っかを作るとともに、ストランドのほつれ止めの役目も果たすため、覚えておいて損はないと思います。

かなり久しぶりだったので、コツをすっかり忘れていて、なんかおかしな仕上がりです。

後で気づいたのですが、コツを忘れたというよりも、今回は珍しく几帳面なことをして、それが仇になりました。

ストランドを端部から自分は 7 つほど解くのですが、それ以上解けないように、OPP ロープで固定していました。
これが良くない。

まあ、固定してもよいのですが、一番最初に解いたストランドを輪になるように差し込む工程で、差し込んだ後のストランドの長さが均一になるようにしなければならない、ということに後から気づいたのですが、当然、そうしないと、編みこんでいった一番最後に、それぞれのストランドの余分な部分の長さがまちまちになり、それはつまり、短いストランドに力が集中して掛かる、ということなのかなと。

解けないように固定してあるので、当然解けない、なので、最初の編みこみ時に長さを調整しようと引っ張っても、うまく解けてくれないので、それで仕上がりがおかしくなったようです。

まあ、文章で書いてもわかりにくいと思いますが、丁寧に解説されている動画があったので貼っておきます。
自分は、この動画を見ながらやったわけではなく、自己流なので、そもそも仕上がりが違うのかもしれませんけど。

とりあえず、できたロープはえび結びで片付けます。
見た目がえびっぽくて好きなんです。
あと、さっと解けて絡まらないのもいいんですが、長いものには向かないように思います。

NO-SPILL DIESEL 缶が再入荷

満タンになっても吹きこぼれないで自動停止してくれる便利な携行缶の NO-SPILL ですが、5L, 10L, 20L のサイズがあります。

日本では、ガソリンは樹脂だと 10L までなので、20L のガソリン缶は取り扱っていませんが、ディーゼル缶は長いこと品切れしていたのですが、ようやく入荷しました。

小型の重機などへの給油に重宝します。

20L の場合、取っ手が 2 箇所についているので、どの角度でも楽に持てるように工夫されていますね。

今回、10L, 20L の多目的缶も入荷しました。

近くに AdBlue のスタンドがない場合、BIB (Bag in Box) で給水すると、結構な確率でこぼれるので、一旦 20L の多目的缶に移して、多目的缶から給水すれば、楽でいいかなと思うので、自分で使ってみようかと思う反面、NO-SPILL 缶自体の価格がかなり高価であること、また、AdBlue の補給の頻度は燃料ほどは高くないことから、利便性は上がっても、コスト面で難がある気がしないでもありません。

安くしたいのですが、仕入れが高いのと、めちゃくちゃかさばるので運賃がかかって、どうしても、ある程度の値段になってしまうんです。
特に今回は、輸入に時間と費用がかかってしまいました。

NO-SPILL に他に問題があるとすれば、商品改良で追加になったキャップのロック機構です。
これが本当に固くて、キャップを開けるのが困難なんで、自分は、面倒くさくて、ロック用の爪を切り取っているんですが、ロックを解除しやすくするとか、なんとかならないものでしょうかね。

もともとはロックはなかったのですが、なんで追加になったのか。
ライターなんかも、子供のいたずら対策で、本当に火がつかないわけで、神社ではマッチに戻しましたが、安全性を優先するあまり、使い心地が犠牲になりすぎている、同じように感じました。
NO-SPILL の一番の不満点です。

ついに切れる

今日は、午前中、お店屋さんの件で、打ち合わせに小田まで行ってきました。
確認申請の書類の書き方について教えてもらいました。
朝、1 時間出発を遅らせると、1 時間で着くところが、2 時間近くかかってしまいました。
明後日も行かないといけないので、ちゃんと早起きしようと思います。

お昼は、お約束でたらいうどんですが、今日は、こぶしの家で食べました。

帰りに、ついでに西村ジョイに寄って、グレーチングの値段の確認をしました。
太陽電池小屋の前のトラフの幅ですが、300mm だと思ったんだけど、記憶違いだったらいけないので、買わずに帰りましたが、山で計ったら、300mm でした。
かなりいいお値段です。
14t 用ですが、ネットでも値段を調べて見る必要がありそうです。

その後、残土をボブキャットで移動していたんですが、かなりベルトが滑る感じがあって、そろそろかな、と思った次の瞬間切れました。
当然、全く動かなくなったので、否応なしに交換です。
思ったよりも持ったので、アメリカから取り寄せても十分間に合いましたが、後からならなんとでもいえますね。
とりあえず 2,000hr くらいは持つとわかり、当面は交換する必要はないと思われるので、それなりの時期が来たら、次は事前に取り寄せておこうと思います。

薪割機なんかですが、一応、屋根の下にはおいてあるんですが、風が吹いたりすると、雨がしぶき込んだり、これからのシーズン、日光がガンガン当たるとホース類や塗装などが劣化するので、ウッドバッグの梱包部材でカバーを間に合わせでしておきました。
すぐに朽ちそうですが、どうせ、ゴミですし。
ちゃんと、テント生地でカバーを作ったほうが良さそうに思いました。