緩和を受けるかどうか

トレーラを買いました。
いわゆるまな板台車、というやつです。

旧車検証では、最大積載量 15,900 [23,800] kg となっているわけですが、カッコで括られている時は、分割可能な貨物、いわゆるばら積み緩和と思います。

幅は 249cm、長さが 857cm と記載されていて、なぜだかスタンションがないそうなんですが、写真で見る限り、10cm くらいの角パイプでも突っ込んどけばいいような気がするので、スタンション取付時の有効な荷台幅は 2.2m といったところかと思います。

そうすると、今までの経験的にいって、生木の場合、1.8m で、1.5m 程度の高さに 3m 材を積んで、概ね 4t くらいというところで、立米数でいえば、8.1m3 なので、積み込みスペースに対しての比重でいえば、0.5t/m3 といったところです。

ここから逆算すると、2.2m で 1.8m 積み、4m 材を 2 列積むと、31.68m3 = 15.84t なので、とどのつまりが、15,900kg で間に合うってことなんですよ。

なんでそんなことを計算するかというと、自分は運送屋ではないので、自分の荷物しか運びません。
なので、運ぶものは決まっています。
原木よりも重たいものはないので、原木が積めるだけの最大積載量があればいいわけであって、下手に緩和を受けて、自動車税が高額になるのは嫌だなと思うわけです。

愛媛県に電話で聞いたところ、たしか 4t くらいまでの固定料金+その後は、1t あたり 7,000 円くらいの従量料金となっているようですから、緩和を受けることにより発生する 7,900 kg の積載量に対して、5 万円以上の税額の差が生じることになります。

緩和を受けないなら、コンクリートブロックや、石材を運ぶときには困りそうだけど。

陸運局がいうには、受けてある緩和は取り消すことができるそうなので、税金がもったいないので、ばら積み緩和は受けないでおこうかと思っているんですが、まあ、ド素人なんで、もうちょっと調べてみたいと思います。

とりあえず、せっかく取ったけん引免許ですが、これでようやく活かせそうです。

薪の生産と販売を軌道にのせ、地域社会に貢献できるように頑張っていきたいと思います。

ロープの手動ウインチで人柱仲間募集!

通常の手動ウインチ、あるいは、チルホールなどはワイヤーを使っていること、そして、それ自体が重たいことが難点で、ワイヤーはキンクしたりしたところからピアノ線が切れて手に刺さったりという問題もあり、何よりも、大部分が引ける長さが意外と短い、という問題がありました。

そこで、低価格なエンジン式で、無限に引ける Capstan Winch に注目していたのですが、安価といっても、国内で買うと 30 万くらいしますし、生産国のカナダで買っても 10 万円ちょっとはするわけです。

そうしたところ、facebook で、マーベル・プラロックというものを知りました。

ふむふむ、かかり木の処理なんかにも使えるようですね。
山から引きずりあげるのにも、それなりに使えるような予感もしないでもない。

ざっとググってみると、出来杉計画 さんあたりでも取り上げられてますね。

ただ、ここですんなりポチしたりはしません。

日本で売られているものは、ボッタクリが多いですからね。
まずは、海外での相場を調べます。

雑貨屋根性ですが、そこに商機・勝機があるわけですから。

そうすると、MAASDAM LONG HAUL ROPE POW’R PULLS が見つかりましたが、これ 3/4t ですので、プラロックよりも(カタログ上の)能力は優れているようですし、米国製で、更に安価です。

ロープサイズも 1/2″, 要するに 12mm ですから普通のサイズです。

能書きには、

Features:
Manufactured to the same exacting standards as our cable pullers
Uses highway approved, 1/2″ diameter wear resistant
Dacron® polyester rope – twisted or braided
Can accommodate an unlimited length of rope

とあるので、unlimited length of rope, つまり、無限に引けるのは間違いないように読めます。

うちのお店で扱うとしても、十分にプラロックと戦える値段じゃないかと思うんですが、問題は品質ですよね。
安かろう悪かろうではお話になりませんし。

とりあえず、買って試してみようと思いますが、問題は、プラロックを持っていないので、比較ができないことです。

なので、興味がある方は、コメント等で連絡をいただければ、一緒に輸入します。
実費のみで、手数料等はいりませんが、お約束で、ブログ・SNS 等で必ず使用感、良いことも悪いことも含めて、ちゃんと商品のレビューを書いてくださることです。

価格的には、航空輸入しても、多分ですが、10,000 円を超えることはないと思います。(20′ ロープ付きで)
場合によっては、超えることもあるかもしれませんが、プラロック 2000 の半額程度には収まると思います。

もしかしたら、あるいはもしかしなくても、同じようなものというのは重松の思い込みで、使い物にならないゴミかもしれませんので、あくまでも人柱となる可能性が濃厚ですので、そこんところは重々覚悟の上でお願いいたします。

ウッドバッグ+雨除け乾燥カバー貸出サービスをはじめました

基本的に遠方からの注文品は、積載量を稼ぎたい=高く積む必要があるので、メッシュパレットに詰めています。

一年間、ウッドバッグで乾燥させて、メッシュパレットに詰め替え、さらにもう一年、屋根の下で風を通しながら乾燥させています。

見ての通り、約 450kg ほど入っている状態で、これでだいたい含水率は 20% を切っているので、売っても問題ないレベルではあるのですが、まだまだ薪屋を始めたばかりで、乾燥技術が確立できておらず、確実に乾燥しているといい切る科学的な根拠もなく、1 年寝かせただけのものを乾燥薪と称して売るほどふてぶてしくも自意識過剰でもないので、1 年間乾燥品は基本的に生薪扱いです。

とはいえ、投資を続けているので、資金の回収もある程度はしていかないとしんどいわけですし、サービスの一環として、場所は広いんで置くところはあるんだけど、薪が全く無いので並んでないと不安、という方向けに、ウッドバッグ+雨除け乾燥カバーの貸し出しサービスを始めることにしました。

もちろん、1 年乾燥品だけではなく、今後入荷したばかりの割たての生薪にも適用していこうと思っていますし、2 年乾燥品も、ダンプ落としだと木くずが散乱しますし、すぐに薪棚に積み替えられるわけではないだろうし、それ以前に、薪棚を作るのは無駄だと思う性格なので、論より証拠で、ウッドバッグ+雨除け乾燥カバー(通称・トマトハウス)を試してもらいたい、という思いもあります。

現在は、オーストリアから輸入したウッドバッグを使っていて、これは 1 枚 3,000 円ほどもする高価なものなので、ワンウェイ出荷は難しいのですが、アメリカで一枚 1,000 円程度、日本への輸入経費を入れても 2,000 円もしないであろうバッグをサンプルとして取寄中なので、この価格なら、長期間貸出にも対応できますし(その間の耐候性があるとすればの話ですが)、通常のベージュのフレコンを使ってすぐにゴミにするよりは、通気性もあるので、ワンウェイでも活用できるのかな、と思っています。

どの道、アメリカから船便で届くのは少々先になるので、今シーズンの出荷には間に合いませんが。

あまり在庫はないのですが、2 年乾燥の薪も販売を始めています。
表示の金額は、もちろん税込ですが、運賃込(注文数・距離により追加運賃が必要な場合もあり)となっています。
ウッドバッグ+雨除け乾燥カバーの貸出(要返却)は無料です。
ぜひ、お試しください。
※ ウッドバッグでの配達は 4t ユニック車のみとなりますので、狭いところには配達できません。