針(プローブ)のない含水率計 MD918 は使えるのか?

s-l400針(プローブ)のない含水率計 MD918 は使えるのか?、ということですが、facebook でその後どうですかと聞かれて、そういやちゃんと書いてなかったなと思いますので、ここいらで現状の判断を書いておきたいと思います。

まず、先に結論を書きますと、使えない と判断しました。

その理由ですが、とにかく数字が低め(乾燥気味)に表示されるのです。

半分推測を含むのですが、構成する時に、宙に浮かせるわけですが、このことは、測定対象物との間に隙間があると、低めの数字になる、ということではないかと思うのです。

薪の場合、製材された木材のように均一にフラットな面というのは基本的には存在しにくいので、大なり小なり隙間があって、そのために、空気を測って低めの数字になっているのではないか、と思うわけです。

たしかに針がないことにより、硬いものに突き刺して計る必要はない、というのは優れた利点だと思いますが、こと MD918 に関しては、隙間によるものだとは思うのですが、いまいち正確な数字が表示されない、これは個体の問題か、図り方の問題かはわかりませんが、いずれにせよ、そういう状態です。

とまあ、そういう残念な状態です。

テスト用に数台のサンプルを仕入れて入るのですが、個人的に使えないという判断をした後なので、非常に気がひけるのですが、それでも試してみたいという奇特な方がおられましたら、原価割れしていますが送料込みで 4,980 円でお譲りできますので、試してやってもいいぞ、という方はご連絡ください。

薪は微妙でしょうが、建材などについては、ちゃんと計れると思いますので、製材所などで使用する分には、そこそこ使えると思います。