MAASDAM LONG HAUL ROPE POW’R PULLS が届く

共同での購入者を募った、手動のロープウインチ ですが、船便で入れようかと思ったんですが、あまりに時間がかかりすぎるので航空便で取り寄せ、届きました。
順次、発送しております。

為替分の計算がまだなんですが、商品自体は $45 程度までです。
国際送料が約 $20、国内送料は 1,000 円もはかかりませんので、仮に $1 = 130 円でも、10,000 円を超えることにはならないと思います。

送料は人それぞれで異なりますので、個別でメールいたします。

ちなみに Y さんの分は、まだプーリーなどが決定していないように思うので、手配していません。
決まったら、教えて下さいね。

共同での購入といえば、ウッドバッグの方も今月末で締め切り手配をします。
こっちは集まりがいまいちなので、前回同様、あまり安くならないように思います。

丹後ロケットストーブ「かぐつち」との邂逅

京丹後に ロケットストーブ「かぐつち」 を見に行ってきました。

宇野さん(facebook) という方が、設計・開発した室内用のロケットストーブで、低価格であるにも関わらず、性能が良い(と主張されている)のですが、にわかに信じがたいのが、「灰の掃除は不要」「シングル煙突で横引き OK」というものです。

実際、ロケットストーブを使った(作った)ことのある人ならわかると思いますが、ある程度のものはできても、耐久性を始めて、実用性の高いものを作るには、かなりの試作を繰り返した作り込みが必要です。

自分の場合、全くの無からの一からの開発は、リソース(時間・開発資金など)的にも難しく、宇野さんが、かぐつち塾を開講 をされていて、問い合わせをしていた次第です。

疑い深い、というわけではないのですが、百聞は一見に如かずということで、現物も見ずに、嘘だ・云々という気はないのと、室内で使えるかどうかはさておき、ロケットストーブで薪焚きボイラを自作したいと思っているので、とにかく一度お会いして、詳細をお聞きしようと思い、今回の宇野さんの訪問となりました。

こちらの疑問にも丁寧に時間をかけて、また、実際に燃える様子を見ながら説明をしていただいたんですが、非常にシンプルな構造ながら、細かく作り込まれていて、宇野さんからも、「まずは同じものを作ってみてください」、といわれまして、オリジナルなしにコピーを作るのは難しいため、早速 1 台予約しました。

Hearth & Home はセレクトショップなので、品物の内容を精査し、また、宇野さんによく相談・ご指導いただき、「かぐつち」の名前にふさわしい、愛媛生産のロケットストーブ・ロケットボイラを地元四国、また、新しく店舗を展開する北関東との 2 拠点で、広めていきたいと思います。

宇野さんのストーブ、というか、ロケットストーブ全般にいえることでしょうが、個人的に問題と感じたのは「焚付の難しさ」です。
写真のように「バーントンネル」に小枝などを仕込んで、バーナーで点火し、まずはヒートライザーを温め、そこに強いドラフトが生まれるようにしないといけません。
また、しっかり作り込まれたストーブのため、バーントンネルがあたたまるまで、時間がかかると感じました。
まあ、使い方の問題ではあるのですが、巡航前にガラスを開けると、当然煙が逆流するため、コツが必要なストーブだと思います。

ボイラの場合、高価な耐熱ガラスやドアを取り除いたシンプルな構成の「かぐつち 1 号」のほうが向いている気がします。
1 号も、2 号も、ヒートライザー部分のユニットは同一のもので、火室のユニットの形状が異なっている状態です。

肝心の能力ですが、ヒートライザー上部の天板(蓋)はあっという間に 500 度近くになり、横から見ると熱による膨張などの影響で丸く湾曲しているのが確認できるほどです。
鋼板製のため、立ち上がりも早く、バーントンネルやヒートライザーは内部に保護ジャケットとなる部材を挿入する 2 重構造となっており、材料も普通の角パイプと簡単に入手できる材料のため、メンテナンスも容易で、またその際のコストも低廉であろうと思います。

火室のユニットとヒートライザーのユニットはドッキング式のため、それぞれの重量は人が 2 人いれば難なく持ち運べるレベルのため、運送や設置のハードルがとても低くなっています。

とても良く考えられていると感嘆しています。

一番のウリである、シングル煙突でも大丈夫、という部分については、やはり短時間ではなんともわかりません。
神社の社務所がシングル煙突ですし、横引きも長いため、こちらでシングルでの運用を試してみたいと思います。

最後に宇野さんの奥さんが写真を取ってくださいました。

京丹後は初めての場所だったのですが、配達 2 件目があり、観光をしている余裕はありませんでした。
次回訪問時には、ゆっくりしたいと思います。

宇野さん、今日の配達前のご多忙なタイミングで、お時間を割いてくださいまして、ありがとうございました。