デプスゲージ再調整の結果

今日、午後から晴れたので、試し切りをしてみました。

神社の清掃の合間に立ち枯れてしている梅の木を切ってみました。
すごく粉っぽい。。。
切れるんですけどね。

チェンソーは 450, ソーチェンは半分くらいに減っている H30 (最初についてきた純正)です。

比較のため、136Li でも切ってみました。
やはり粉っぽいけど、気持ち、大きな切り粉になったような。。。
ソーチェンはほぼ新品です。

やはり普通にクヌギ・ナラでないと違いがわからないので、掃除の帰りにヤードによって、試し切りをしました。
粉っぽいのは相変わらずですが、昨日と比べて、明らかに刃が吸い込まれていきます。
デプスゲージの調整としては、SOFT くらいでいいようです。
切断の速度が 20% 程度向上した感じです。

ただ、φ400mm 以上のものを切ると、やや斜めに曲がっていきました。
調整の精度が低く、高さが左右で狂っているのが原因かなと思いますが、変な姿勢でカットしたことも多少は影響するかもしれません。

上を見たらキリがありませんが、手間と装置のコストに鑑みれば、310 は悪くないと思います。
ただ、横刃の角度が調整できず、やや鈍角なので、切れ味よりも持ち重視のように感じます。
このあたり、やはり、3 倍出しても 410 にしたほうが、違いが分かる人にはいいんじゃないかと思ったりします。
使ったことがないので、こういうことをいうのはアレなんですが、410 と 310、どちらを買うかといわれたら、自分は 310 でいいです。

あ、1 円玉ですけど、φ20mm です。

今後の課題としては、デプスゲージ調整時の精度をどう高めるか、ということになるかと思います。
横刃の角度は固定なので、あとは上刃の角度についても、試していきたいと思います。

チェンソーの目立て — 310 の横刃の角度の続き

310 で目立てした横刃がバックスロープ気味に「見える」件について、少し考えてみました。

大前提となるのは、チェンソーを一般的な丸ヤスリで目立てした場合の横刃の形状がどうであるのか、という点になるわけです。

大抵の教科書には、次のようにしか書いてありません。

91 の場合、上刃の角度は 30° で、水平に、4.0mm のヤスリで研ぐ。25 の場合は、水平から 10° ヤスリを傾ける。

少し気が利いているものだと、

丸ヤスリが 1/5 くらい、トッププレートから出ている状態で目立てをする

と、追加で書いてある感じです。

後者を援用して、作図してみました。

簡単な幾何学の問題なんでしょうが、今回は Illustrator でやったので、線の角度がでますのでそれを読むと、赤線、つまり、横刃の角度は、53.13° というこになりました。

さて、310 で目立てした場合にどうなるのか、ということもちょっと大げさに作図してみました。

グラインダーですから、先端は砥石の形に依存しますが、まあ、真円であるという図になっています。

実際のところ、刃に当たる側のほうが摩耗が多いので、次第に形は崩れると思いますが、dressing brick という砥石を整形するための砥石がついていて削って形を修正しつつ使うようではあります。

砥石には回転方向を示すマークがないので、ひっくり返せばいいだけじゃないのか、まあそれでも、次第に「V」字型に近づいてくるはずなので、チェンを固定せずにスライドさせてデプスゲージ削る、そして裏表をひっくり返すを繰り返せば、また「U」字型に戻るわけで、まあ、この横着作戦がうまくいくかどうかはわかりませんけど、とりあえずやってみました。
結果については、雨と、日曜日は子供相撲大会があるので、月曜日にでも試してみようと思います。

話が脱線したので元に戻しますが、横刃に関しては、図のように完全に砥石の側面が当たっている、つまり、完全に平面になった状態で目立てしています。
無論、リンクまで削らない程度の深さですが。

理論的には、横刃の角度について、53.13° くらいのものだ、ということがわかりましたので、じゃあ、310 はどれくらいなのか、ということを調べてみました。

調べた、といっても、ダンボール片をグラインダで削っただけなんですが、それをスキャンして角度を測りました。

結論からいえば、約 60° くらいです。

以上のことから、バックスロープ気味に感じたのは、目の錯覚ではないのか、と思います。
それとも、やはり約 7° の違いが凄く大きいということなんでしょうか?

キマルや目立て職人と比べて食い込みが少ない気がするのは、今回、大きく削って、無論、デプスゲージは普通に調整したつもりなんですが、デプスが(自分の好みよりも)浅い、ということなのかなと思います。

少なくとも、角度的にはほぼ一般的だと思いますので。

310 の場合、後は調整できるの上刃の角度だけなので、30° をもっときつくする、たとえば、キマルの場合 35° に近い角度だ、ということを聞きましたし、目立て職人などの円形砥石を水平に当てるものの場合、角は、当然、直線で当てるものよりも鋭利になるわけですから、そういう部分で切れ味の差が出ているのかもしれません。

切れ味自体は、まだ Husqvarna 450 でしか試しておらず、薪製造機ではどうか、に関してはわかっていません。

特性が全く違うことから、違った印象になることも考えられますし、今回、H30 に関していえば、コマのサイズを揃えたかった、ただそれだけで、いちいちソーチェンを外さないといけないので、今後は外さずに済む目立て職人でやることのほうが多くなると思いますし、ヤードで土の上においてあるものを切るので、少々の切れ味の差よりも、目立ての時間を節約することのほうが遥かに重要です。

この間、薪製造機のチェンを新品に交換したのですが、Carlton の場合、かなりキックバックが発生すること、また、φ300mm 以上のものを切る際には、ソーダストの排出が間に合っていない感があるので、デプスに関しては浅めのほうがいいんじゃないのか、という風に感じています。

薪製造機のチェンに関していえば、ローテーションで 4 本で回しているのですが、1 本で 20t くらいは平気で切れ、30t くらい切ったら流石に粉っぽくなるかな、という感じなので、ひどいと一週間くらい目立てしないでも問題ありません。
なので、色々試して、結果が出るのはしばらく先になりそうですが、まあ、切る木はまだ山のようにあるので。

最後に書くことじゃないと思うんですが、上とか、横とか、人によって言い方がかなりまちまちですね。
今回は図があるのでいいたいことはわかると思うんですが。。。
統一とかされてないのでしょうか。

ウッドバッグ共同購入分の輸入状況

出典 https://www.marinetraffic.com/

共同輸入分のウッドバッグの状況です。

4/4 にブッキング、4/14 に BL が届いていますが、ETA の連絡が 4/17 の時点で、5/16 の見込み、で止まっています。

VESSEL: NYK VENUS
ETD: 06/APR HAMBURG
ETA: 確認中 (KOBE)

NYK VENUS の現在位置を確認 したところ、台湾沖を航行中のようですので、ほぼ予定通りの入港となるかと思います。

今回、もともと依頼していた業者ではなく、前回依頼した業者に現地 repack much さんがブッキングしたようで、こちらとしては Hamburg までの運賃も支払っているんですが、BL に pickup のコストが乗っていて、2 重に請求されている可能性があるので、そのあたりは要確認なんですが、昨日電話をして確認するのを忘れてしまったので、週明け早々にも確認しようと思います。

それと、配送を依頼しようかと思っていたのですが、良く考えると、茨城にパレットを引き取りいかなければなりません。
といってもたった 40 枚なので、焼け石に水でもありますし、移動だけで 4 日間かかるので、梅雨前の貴重な時間がもったいなので、どうするか悩んでいます。
トレーラで行こうにも、まだ許可が出ていないのもありますし、許可が出たとしても、トレーラに積み込める次のシーズンに使える薪 16t を用意し、積み込み、さらに茨城で荷降ろしする用意ができていません。
なので、行くとしてもユニック車になります。

ハウスの引取もまだですし、整地もまだですし、山にある原木の引取もまだで、相手があることは、迷惑がかかるので早く完了したいと思います。

神戸港から松山へ費用なども、週明け早々にも確認しようと思います。