ロビンエンジン(一部)をヤマハが取得していた件と GC160 その後

なんともまあ今更なニュースですが、去年の年末に、富士重工(スバル)から、ヤマハが汎用エンジン事業を一部取得していたようです。

ヤマハ発動機の子会社で、汎用エンジン事業を手がけるヤマハモーターパワープロダクツ(静岡県掛川市)が、富士重工から一部汎用エンジンの技術資産を譲り受ける。ヤマハが取得した技術資産は、650cc以上の大排気量汎用エンジン3機種。富士重では2015年度にこれらエンジンを4万基販売した実績があった。対するヤマハも汎用エンジンは排気量400ccまでの小型エンジンで、2015年に約30万台販売している。富士重から譲り受けるエンジンでラインアップを拡大補完する。

まあ、スバルも今ではトヨタの傘下ですし、そういえば、昨日だったか、一昨日だったか、マツダもトヨタと技術提携したもののせいかはあまり出てないように思っていたところ、突然資本提携のニュースが流れていましたが、まあ、スバルやマツダくらいの規模の会社が単体で技術開発を行い、生き残っていくことは難しい、ということなのでしょうね。

汎用エンジンにしても、今後はバッテリーの進化とともに急速に電動化していき、シェアそのものもが縮小することは容易に想像できますし、小型の草刈機・チェンソー・トリマーなど、25 — 35cc クラスのもは、ことごとく電動化されていっています。

また、支那などのデッドコピーやリバースエンジニアリングの問題もあるかと思いますが、このへんは記事にも書いてあります。

で、一番気になるのは、その 650cc 以下、要するに EX400 くらいまでのエンジンの扱いがどうなるのか、ということなんですが、北米では、すでに調達ができなくなっています。

もともと、ホンダはあくまでも個人的にですが、好きではないので、ロビンを使ってきたのですが、今後は、GC, GX にシフトしていかないといけないのかなと思っています。

ブレイブに関しては、GC160 ですし、まあ、スバルの SP よりは若干性能が良いようですし、そういうわけで、エンジンに関しては、保守部品として持っておこうと思うのは最近書いたとおりです。

で、なんでホンダが好きでないかというと、海外のホンダのエンジンは日本では、資料がない、という対応で、一切の技術サポートもなく、当然、パーツの供給などもないのです。

スバルとは大違いで、万一の場合を考えると、ホンダエンジンであることはリスク以外の何物でもないわけです。

仕事で使うなら、エンジンが壊れてアメリカから部品を取り寄せる間に一月なり二月なり、機械が止まりますよ、というのを許容できるかといえば、普通は NO でしょうし、そういうような事情があるので、共同購入といえども、音頭を取ったものの責任として、部品の調達ルートは確保しておきたいと思っています。

パーツ自体に関しては、前にも紹介した eRepalcementPatrs.com からバラで買えるので、運賃などを無視すれば、調達自体は可能ではありますが。

結局のところ、最大の問題は、汎用エンジンゆえのバリエーションの豊富さです。

eRepalcementPatrs.com を見ても、バリエーションが凄まじくあり全くわかりません。

いろいろ調べているのですが、日本のホンダは、答えない方針ですから、聞いても無駄ですし、内容が複雑なので、自分の英語力で聞きたいことを正確に聞ける自身もない。
ここは一つ、C さんに泣きついて、通訳してもらうしかないかなと思うところです。

とりあえず、ブレイブ社の代理店からの情報で、GC160LAQHG-BK というモデルを買え、と教えてもらったんですが、-BK の意味がわからないんですよね。GC160LAQHG を注文してみたんですが、スペック上は、PTO 軸の寸法や形状、B.C. などは同じように見えるので、なんとかなるかなと思っています。

前にも来ましたが、うちからのブレイブ薪割り機をお使いの皆さんは、これを見られましたら、エンジンのシリアルを ご連絡 ください。

写真はうちのエンジンですが、燃料タンクにこのようなシールが貼ってあるはずです。

あるいは、エンジンのシリンダブロックに刻印があります。