キネティック型の愛称はドドンパというらしい — 電動はドドンパがいいのではと思う件

宗教的な話です。

薪割り機ですが、手動式の豪腕君を使っている人もいるわけです。
まあ、ハムスターのように同じところをお金を払って走り続ける「ジム」というところもあるわけで、まあ、健康法というか、そういう副次的な目的があるのかもしれませんし、たしかに、キンクラで割れない、でもストーブに入らない、夜中にちょっと割りたい、みたいなときには便利かもしれません。
そのために買うか、というとかなり微妙ですけどね、これ。

で、豪腕君じゃあ大変だ、という場合、動力付きへのアップグレードを考えるわけですが、そうすると、必然的にエンジンか、電動か、ということになるわけです。

あくまでも重松の信心の範疇ですが、電動の薪割り機は使い物にならない、という考えだったんです。

理由は単純で、100V で 15A の場合、当たり前ですが、1.5kW 以上の仕事はできません。
エンジンですと、ホンダの GC 160, 160cc クラスで 3.4kW なので、倍以上の仕事量になるわけです。

油圧を使った薪割り機の場合、エネルギーを溜めておくことは基本的にできません。
そのため、電動薪割り機の場合、薪を割っていない時に、モータは仕事ができるにも関わらず遊んでいるわけです。

例えば、エアコンプレッサのように、圧油を溜めておくことができれば、つまり、エネルギーを溜めておくことができれば、それを一気に使うことで、薪割りの効率がアップできるわけです。
圧油を溜めておくのは、コスト的に見合わない。
というわけで、ドドンパ ですよ、奥さん。
キネティック型と呼ばれているのですが、キネティック = kinetic energy とは、運動エネルギーのことです。
フライホーイールという重たい鉄の輪っかを回して、運動エネルギーを溜め、それをドドンパのように一気に使って薪割るのです。

キネティック型の薪割り機のことは、過去にも書いてはいたのですが。

で、DR (Done Right) のものが $499 に値下がりしているのです。

DR RapidFire Flywheel Log Splitter
K10 Electric Model

向こうの値段で約 6 万。
1,050W なので、9A くらいだと思うので、多分、普通に使えるとは思うのですが、日本で使うと 1 割くらい弱くなると思いますが、10t 表記の薪割り機になるので、油圧式の 7t よりは強いんじゃないかなと思うのです。
法的には、PSE ってマークがないので、コンセントに繋ぐのは NG でしょう。

Shipping 149 lbs = 68kg なので、らくらく家財宅急便 で送れるため、楽ですね。
らくらく家財宅急便 なら、軽トラック等でターミナルまで取りに行く、ということが必要なくなりますから。
Shipping Dimensions 50″ x 14″ x 27″, 三辺で 240cm なので、C ランクになると思います。

容積的に、0.31m3 なので、経験則上、概ね 12,000 円程度の国際運賃でしょう。

$499 と、運賃 12,000 円、それに税金、ここまでで約 8 万。
らくらく家財宅急便は、愛媛から北海道まで送っても 2 万かかりませんので、10 万で多分お釣りが来ます。
無論、普通に混載便で送ることもできますよ。

というわけで、どなたか、人柱として、電動ドドンパ、行ってみませんか?
人柱として、使用感想などをレポートしてくださる場合、代行手数料はいただきません。
ただし、品物の輸送は責任を持ちますが、それ以外のサポートはたとえ初期不良だったり、周波数や電圧の問題でモータが起動しなくても、ナシとなります。
(そういう意味では、東日本の人はやめたほうがいいかも)

あと、明らかに、ドドンパは危ないです。
指を挟んでも、油圧なら、痛いと思ってレバーを離せば止まりますが(まあ、大怪我はするでしょう)、ドドンパは止まりませんので、そのまま指が吹っ飛んでしまうと思うのです。
無論、デッドマン装置になっていますが、ラムの動きがとても速く、節などであらぬ方向に薪が飛ぶこともあるし、その場合、当然、ラムが速い分、対処できる時間が少ないということになるかと思うのです。
まあ、これを言って見は身もふたもないのですが、薪割り自体、斧で割ったって、やっていることは超絶乱暴で危ないので、結局はどの道危ないんですけどね。