チェンソー用簡易製材アタッチメント TMW-56

出典 Amazon.com

丸太小屋をセルフビルドするきっかけは、神社のスギ・ヒノキを間伐した間伐材が使えないか、ということだったんですが、当時「製材する費用のほうが高い」から捨てた方がいい、といわれたわけです。
実際、間違いではないのですが、なんとかならないかとずっと思い続けてきました。

そういう中で、Alaskan Saw Mill を 丸太製材.com さんで購入したりしたんですが、かなりいいお値段だったわけです。

もっと気軽に使えるものはないのか、ということで、うちでは、TimberjackSkidding Tongs を販売している TimberTuff ブランドから、TMW-56 という型番でチェンソー用の簡易製材アタッチメント が出ているので、試験的に販売をしていました。

TimberTuff は、MADE IN CHINA ですから、品質に関しては高くはありませんが、それ以上に価格が安いので、コストパフォーマンス抜群なのです。

もともとは ヤフオクで見かけた んですが、どこのメーカーであるとかは書いてなくて、Amazon.com で調べたら、$25 ほどだったのです。

試験販売の結果、ボチボチ売れるので、思い切って 12 個仕入れてみました。

今までは航空便でしたので、利益がないどころか、赤字すれすれだったり、1 円スタートでトンデモなく安く落とされたりした時は大赤字だったんですが、今回は船便なので、今までの損失が回収できればなと思っていますが、極力早いタイミングで、値下げをしていきたいと思います。

で、どうでもいい話でしょうが、今までは、箱の痛みが激しかったのですが、今回から、カートンで仕入れたので、痛みが軽減できたように思います。
ただ、入り数を勘違いしていて、12 pcs ではなくて 10 pcs だったので、次からは間違えないようにしたいと思います。

でも、レターパックプラスで出荷するなら、外箱は送れないので、関係ないといえば関係ない気もするんですが、カートン単位でないと、別の箱に入れられて、そこに緩衝材などを詰められると、空気とゴミになる緩衝材を運ぶために運賃が発生してしまい、誰も得をしないので、気をつけたいと思います。

うちの場合、きちんと商業通関をして、税金も納めますので、無税で輸入できる個人輸入なら、こういう小物は、たとえ航空便で取り寄せたとしても、うちで買うよりも安いかもしれません。

ただまあ、海外からなので時間も掛かるし、面倒くさいから、いくらも変わらないなら、お前の店で買ってやるよ、というおおらかな方がおられましたら、12 個も仕入れてしまったので、ひとつ買って頂ければ幸いです。

ちなみにですが、ついこの間、このアタッチメントの使用について、ワークショップが開催されたようです。
(無許可リンクですが。。。)

今まで薪にしていたもののうち、素性の良いものをこのアタッチメントで製材して、もう一働きさせてみませんか?

ブレイブの縦横変形型薪割り機の組み立てをしました

今日は、はるばる福井からブレイブを買ってくださったお客さんが組み立てと引き取りに見えられました。

肝心の、写真ですが、手がベトベトだったので、撮ってません。
というわけで、テキストだけ。

朝 9 時過ぎに待ち合わせて、作業場所の太陽電池小屋には 10 時頃について作業スタートです。

流石にブレイブ社はうまく考えてあり、きちんと木箱にネジでフレームやエンジンなどが固定されていました。
これなら、外洋でコンテナが波に揺られても、中で荷物が大きく動いて壊れてしまう、というようなことは起こりません。
非常に梱包状態が良いです。

今回気づいたこととして、ボルト類などがミリネジ(metric)だったということで、これは日本では普通に変える工具がメイン、というのは楽で良いかなと思います。

このモデル、Brave 24t 縦横兼用 薪割り機 VH1724GC については、はじめての組み立てということもあり、段取りが悪く、結局 15 時前までかかったので、5 時くらい要したことになります。

ただ、往復タイプ(PCLS2013GC) と比べると、組み立てはこちらのほうが工数は少なくなっています。

一番の問題点は、このモデルに使われているサクションホースやリターンホースがとても硬いため、接続が大変だった部分です。

特に、リターンホースは、リターンフィルタに接続するのですが、そこのテーパーネジの締め付けが甘く、リークしたため、ホースバンドの入れ忘れと合わせて、都合 3 回も着脱をして、かなりの時間をロスしました。

それと、インパクトドライバを忘れたのも、時間が伸びた一因です。

まあ、なんだかんだで試運転も無事に済ませて、すっかり安心したら、どっと疲れが出ていまいました。

ブレイブ社の薪割り機は、目立つエンジンがホンダだという部分はもちろんなのですが、非常に細かい部分、例えばカップリングが Love Joy だったり、バルブが Brand Hydraulics だったり、そういう部分まできちんとしているので、こちらとしても安心して送り出すことができます。
さすがに油圧継ぎ手やタイヤなんかは、Chinese ですけどね。

薪割り機は引き取りに来られた場合、このように一緒に組み立てて、その際に薪割り機の構造や部品について細かく説明をしています。
また、送料がかからない分、作動油などはサービスとなります。

現在 2 台在庫がありますので、薪割り機を検討されている方は、是非、ブレイブ社の最新モデルについて、お問い合わせいただければと思います。

カプラの整備をしないといけないと思う件

トレーラヘッドの話です。

当たり前の話なんですが、免許を取る時に、カプラの整備のことなんて教えてくれません。
というよりも、そもそも、台切りの仕方、連結の仕方自体も教えてくれません。
なので、台切りの仕方や連結の仕方は、一番最初に尻を整備に出した整備工場で教えてもらったわけです。

カプラについて、うまくロックが解除できなくなって、この時はマニュアルを見て、どの状態がロック状態で、どの状態がアンロック状態か、よく確認をした上でグリスアップしたら直ったんですが、普通にニップルがあるので、そこから給脂するだけったんですが、なんかお皿(?)というか、カプラ上面にグリスが湧いて出てくる感がまったくなくて、どうするんだろうと思っていたら、youtube で、コテでゴリゴリ古いグリスを削って、新しいのを塗りつける、というビデオを見て、結果として、その部分を全く整備してこなかったことに気づいたわけです。

整備をしないとこんな事故に至る ようで。。。クワバラクワバラ。

なんで、今頃急に言い出したのかというと。。。

もちろん車検が近いので整備をしていかないとというのがあるのはもちろんなんですが、MonotaRO に注文したグリスガン がずっと届いていなくて、昨日突然届いたわけですよ。
すっかり忘れてました。

何のひねりもない、ごくごく普通のグリスガンなんですが、持っているものは、ガンの先がフレキのものだけなので、トレーラの場合、普通の真っ直ぐのでいいわけで、山からいちいち持って帰るのもかったるいので、車庫にも一つ置いておこうと思ったわけです。
車庫のリフトもたまにはグリスを注したいし、軽トラもダンプなので、これもグリスアップが必要で、思い立った時にやっておきたいですからね。

本当は、エアグリスガンも持っているんですが、これ、使ってない間にハチが中に土を運び入れて動かなくなってしまったんです。結構高かったんで、暇あれば分解整備したいところなんですが、うちにある重機類は全部小さいので、エアでさすほどではないので、なくてもまあちょっとしんどいくらいで、逆に、いちいちエアを引っ張るほうが面倒くさいレベルなんです。
そういえば、エアコンプレッサも 2F からリールまでのホースが傷んでるのを修理しないと。。。。

話が脱線したので、もとに戻しますが、うちのはカプラは JOST 製なんですが、取説がドイツ語なので、イマイチ理解してきれいないわけですが、再度、グリスを注入するニップル位置を確認して、お皿(?)の部分は、丸栄 さんで聞いた所、前回掃除した時に溝に詰まったのを全部取ってお皿の上だけ盛ったんですが、溝にもちゃんと充填しきってください、ってことだったんで、塗りたくっておきたいと思います。

はまかぜさんのブログ でも、

溝から古いグリスを取り除いたら、新しいグリスで溝を埋め戻します。

と書いてありますから、溝にもちゃんとグリスが入っていないとまずいようです。

今はこうやってネットで調べることもできるようになっているし、工場やなんかで、少しづつ聞いて勉強していくしかないのですが、知っているべきことで知らないこともかなりありそうでちょっと怖いです。

軽自動車に軽油を入れる人がいると笑っていたら、この前、トラックに軽油を入れようとすると「軽自動車に入れてはいけません」と給油機が喋ってびっくりしたわけですが、でもまあそれと同じことを自分もやっているのかもしれないし、車が巨大な分、一度事故になれば、被害も大きい、物損でも大事なのに、人的な被害など絶対に出す訳にはいきません。

とりあえず、ドイツ語じゃあ、ちゃんとわからないので、横車(JOST)のマニュアルだと、お皿の部分は、「カプラベース上面(しゅう動部)」と書いてありますね。

グリスですが、

5・2 運行前に、カプラベース上面及びトレーラのカップリングピンプレート (キングピンプレート) 面に、小砂利や泥が付着していないかを点検し、汚れているときは清掃してカプラベース上面、ロックジョー、カプラ各しゅう動部分 (5.6 給脂参照) にグリースを塗布して下さい。 グリースは特に高荷重、ショック荷重に耐えられる様なグラファイトグリース、または二硫化モリブデン入りグリースをご使用下さい。
当社でも専用グリースを販売しております。

ということのようです。

ごめんなさい、流石にシャーシグリス(一番安いやつ)ではないんですが、ちょっとケチってリチウムグリス買ってます。
今度からは、二硫化モリブデングリスを買います。。。って、高いんだよなぁ。

で、今更の話。

値段が違うわけで、高いにはそれなりの理由があるんだろうと思うのですが、それぞれの使い分けってどうなんでしょうかね。
今のところの経験だと、ぶっちゃけ話、モリブデングリスを忘れたころに差すくらいなら、リチウムやそれこそ一番安いやつでもマメに差すほうがまだマシって印象があるんですが。

MonotaRO 的な説明 だと、単純に、シャーシから、リチウム、モリブデンの順番、要するに値段の順に性能がよろしいという感じでしか書いてないんですけどね。

まあ、たしかに、キングピン一本であれだけのものを引っ張ったり、方向を制御したり、ブレーキ時には押されたりしているわけですから、モリブデングリスくらいは使ってやってもバチは当たらないし、却って安くつく気がしますので、マメに油を差しておきたいと思います。

電動ドリルで煙突掃除!— REALFLO 33ft Chimney Brush rod kit

またまたキワモノと邂逅しました。

REALFLO 33ft Chimney Brush rod kit, Electrical Rotary Drill Drive Sweeping Cleaning Tool Kits with Nylon Flexible Rods (10 rods) で、米国 Amazon でのお値段は、$98.99 です。

まだあまり売れてないようで、評価は 15 件、★ 4.2 といったところで、その範囲では、まあまあという感じですね。

少し前にエイコーテレシス社が facebook の薪ストーブユーザーグループに、ドリルで掃除する Rodtech 社の煙突掃除キットの宣伝に来られたのですが、その時は価格はまだわからないながらも、Rodtech も、とても手が出せない値段設定なんだろうなと思っていたわけです。

今は国内の販売価格が公開されているのですが、煙突掃除用のブラシセットは、税別 £29.00 のロッド、今のレートですと 4,400 円くらいなのですが、これと同じと思われるもの 10 本に、税別 £72.00 のブラシ が付いて、国内だと、大人の事情があるのでしょう、定価 88,000 円(税は不明ですが、税別と表記がないため総額表示とは思います)になってしまっているわけで、やはり個人で買うのが難しい値段です。
日本のサイトには型番が書いてないので、同じものではないかもしれませんけど。

で、技術的には、ブラシをドリルで回すだけといえばそれだけですから、遅かれ早かれ、似たようなものが他所から出るだろうな、って思っていたわです。

もしやと思って調べてみたら。。。案の定、日本の Amazon でも堂々と類似品が出ているじゃないですか。

為替レートや消費税、国内送料を考えると、国内で買うほうが安いですね!
実際、Rodtech 社製のブラシの値段で一式まるごと買えてしまいます。

ものすごく興味があるんですが、どなたか、これ、試してみてください。(他力本願)

それと、今、角トップの開発をしているんですが、こういう回転ブラシで室内からある程度清掃できる設計にしていくことも必要かなと思いました。

それはもちろん、いちいち登って目視するのが確実ではあるんですが、高所作業には危険も伴いますし、室内から簡単にで掃除できるのなら、それに越したことはありません。

この件については、超プロフェッショナルに助言を求めてみようと思います。
電話したのはこの件ですので、よろしくお願いします。

そうそう、このブラシもいいものならお店で扱いたかったんですけど、チャイニーズが直接売りに来ているわけで、商品開発は一筋縄ではいかないですね。特にパチモノ系は。

薪割り機の組み立ての準備をしました

神戸港に引き取りに行った荷物は、一部、積みっぱなしだったので、荷下ろしをして、組み立ての準備をしました。
倉庫内は狭いので、ハンドパレットトラック で整理できるように、スキッドに乗せておきます。

ちなみに、4 箱 x 3 段のダンボールは ボブキャットのリム です。
なぜか、不思議と売れるのと、自分でもよく曲げてしまうので、予備が必要なので 3 セットも輸入してみました。
国内で買うと、鉄チンのくせに 1 本 5 万もするみたいなんですよ。
北海道方面の畜産関係の方が買ってくださることが多いです。

工具類がひとまとめになっていないので、これもちゃんと道具箱に片付けて、点検しておこうと思いますし、作動油やエンジンオイルも持っていかないといけませんが。

そういえば、こういう作業のためにと買った、天井クレーンの取り付けがまだです。。。
というか、電気屋さんから一向に連絡がなくて、すっかり忘れてました。
年内は無理そう。。。

ブレイブの薪割りですが、見たとおりの荷姿で、非常にコンパクトに纏められているので、輸入の際の経費が大きく節約できます。

組み立ては、お客さんが 25 日の月曜日の午前中をめどに引き取りに来られる、ということなので、一緒に組み立てを行います。
一緒に組み立てれば、どのパーツがどのような役目のものか、ということなどを都度説明しながら作業ができますから、万一の時に、対処方法などのやり取りもスムーズにできるかと思うわけです。

薪割り機に興味がある方は、見学に来ていただければ、その時、説明をいたします。
詳しいことは、お問い合わせ ください。

星祭(冬至祭)と次回入荷のトング類のこと

今日は冬至ですね。
一年で一番、昼間が短いわけです。

神社では、星祭(冬至祭)というお祭りでした。
星祭(冬至祭)というのは、その名の通り、冬至の星が出る夕刻に行われるお祭りです。
神宮大麻の頒布も兼ねています。

祭典の後に、かぼちゃ、柚子の吸い物、煮干しと人参の炊き込みご飯で直会の習わしです。
バタバタしていて写真はありません。

今年ももう残りわずかですが、頑張ってお正月の準備をしていきたいと思います。

昨日入荷した荷物も順次発送しています。
今回は特に目新しいものはありません。

ここに書いたかどうかわかりませんが、ヤフオクで林業用トングがかなりの暴利で売られていて、ホント、そういうのを見る度、同業者から、それもトングなどの小さな道具を買うような個人の事業者から、爪に火を灯すように節約して道具を揃えているだろうに、原価を知っているだけに、本当に悲しい気持ちになります。

まあ、それでも、それぞれが納得して商売をしているわけですから、いちいち外野が口を挟むことではないので、ならば、そういう行為が成り立たないように、うちでそれなりの価格(本当はもっと安くしたいんですが、うちも前回の輸入で、運賃が商品代金ほどかかってしまい、それを均さないといけないので。。。)で販売を開始しようと思っているわけです。

それらの新しく売り出すトング類のブッキングが終わり、ETA 1/14 ということで連絡がきました。

で、ちょっと試しに買ってみたのが、動画のキワモノです。

3 本爪で 3,000lbs まで吊れる、ということで、かなり太いものでもいけると思うのですが、2 本爪よりは重心がちょっとずれてても安定するのかな、という思いがあり、試してみたくなりました。

ただ、糞高くて、$149.99 + $17.16 shipping なんです。

原価の話をあまりしても商売的に手の内を明かすことになるのでどうかと思うんですが、うちの規模ですと、輸入すると、だいたい運賃で米国での調達価格の 30% 程度がかかります。それに消費税が掛かるので、とどのつまり、$1 が 110 円とすれば、110 x 1.3 x 1.08 = 154.44 円、ぶっちゃけ 160 円くらいが原価のレートです。

お店で売るとなると、平均すると 10% くらいのモール経費がかかり、倉庫経費がだいたい 1,000 円掛かるので、$167.15 x 154.44 x 1.1 + 1,000 = 29,396 円、つまり 3 万円で売って赤字すれすれ、ってことになるわけです。

売れないと決めつけるのもどうかと思うので、自分のテスト用に 1 つ、それと試験的に買う人がいるか様子を見るためにもう 1 つ、都合 2 つ輸入してみることにしました。

それと、今回、結構好評だったリフティングトングも追加で 6 つ、それと一回り大きなサイズを 4 つも仕入れてみました。
そんなに強気の仕入れをして大丈夫なのかと、かなりヒヤヒヤしています。。。

Skidding Tongs は、今は Timber Tuff ブランドのものを扱っています が、Roughneck ブランドのものの試験的に仕入れてみました。
品物のクオリティを見て、どちらを継続して扱うか、考えていきたいと思います。