FISKARS IsoCore シリーズの品質

そこそこ好評を頂いている FISKARS の薪割りハンマー IsoCore Maul ですが、X シリーズ、X27 や X25 と比べて不良率が高い気がします。

先日、「1 玉ったら刃が何箇所も欠けてしまったので返品・交換したい」というお問い合わせをいただきました。

FISKARS 製品については、折れたり破損した際は、メーカーの判断に基づき無償交換(送料は必要)しています。

そして、その時に、原産国の話も出たわけですが、生産拠点が複数あるようで、今のロットは、ということになりますが、たしかヘッドが台湾製で組み立てがベトナムだったと思います、とお知らせした所、アジア製なら買わなかった、とお叱りを受け、早速その点はお店に表記したところです。

台湾が悪いとか、ベトナムが悪いとか、そういうことをいうつもりはないのですが、本国製造の X シリーズよりも、やはり「粗さ」があるのかもしれません。

累積販売本数を数えてはいませんが、この刃こぼれが不良品かどうかはメーカーの判断待ちですが、とりあえず、現状 3 件のクレームがありました。

数えてはいませんが、1,000 本も売れていないことは確かですから、仮に 1,000 本売れていても、0.3% も不良品が出たことになります。

それと、シャフトの付け根の破損(初期不良)が 2 件発生しています。

X シリーズのように一体成型ではないので、その分、こういう問題が発生しやすいのかもしれません。

それで、刃こぼれについてですが、ヘッド鍛造の精度の差、というものもあるかもしれませんが、一つ気づいこととして、X シリーズは刃がテフロンコーティングされているのでわかりやすいですが、刃先のみ鈍角になっているのです。
IsoCore Maul は、刃先まで鋭角なままなんです。

具体的にいえば、X シリーズの刃先は約 30° くらいで、専用のシャープナーもその角度になっている上、両サイドを研ぐので、片刃の包丁やはさみを研ぐとかえって切れなくなるというわけです。

もし、IsoCore Maul のは先が痛みやすいな、と感じている方がいらっしゃったら、FISKARS のシャープナーを使っていただければと思います。

ちなみにシャープナーが使っているセラミックは京セラ製だそうです。
なので、京セラからも販売 されています。