また出た日立シェイクだけど、近トラさんはちょっと高い件

久しぶりというほどではないんですが、またまた日立のシェイク付きコンテナ台車が出ました。

シェイクというのはチップを自分で荷降ろしする機能のあるコンテナです。

将来的に薪を卸しで販売する際、フレコンに積めたり、メッシュパレットに入れたりというのは手間がかかりますから、バラ積みで受け入れ可能なお客さんには、バラ積みで販売したいわけです。

まあ、そういう計画があるので、4m マストのヒンジドフォークが 6 月には入ってくる予定なのです。

乾燥済みの薪を一時保管場所からダイレクトにシェイクに積み込み、県森連のカンカンで計量して、お客さんのところで落として帰るわけです。

前にも書いたとおりシェイクは新品は 1,500 万するんですが、まあ、1/10 が適正価格でしょうから、150 万。
台車の方は新しいので、100 万はするわけで、都合 250 万くらいでお願いしたところですが、税込みだと約 280 万です。

以前のもの は外装は再塗装されていましたし、日立建機でゴム類をすべてメンテ済みでしたが、これはそのままなので、比較的早いタイミングで再塗装やシェイク自体の手入れが必要になるかもしれません。

近トラさんは、ノーメンテで転売するだけの業者さんで、以前、騙すつもりはなかったんでしょうが、結果としては、表示と違うものを掴まされたことがあるので、こういう特殊なものは、まともに検品すら出来てないと思わないといけない、危険な業者さんです。
それが超引っかかる部分で、まあ、現物確認して頂戴、ってことでそれをしないで買うほうが悪い、という世界でしょう。
まあ、ヤフオクと同じ。
その分、他の業者よりも安めであることは確かだと思います。

めったに出るものじゃないと思ってたんですけど、これくらいの頻度で出るのなら、焦って無理して買う必要はない気もしないでもないんですが、プチフォーでは、それで 2, 3 年落とせなかったことがあるのが悩みどころです。

積載量的には、以前計算したとおりなら、18t 積めますから、損料などを計算しても、1t あたり 10 円程度で関東まで運ぶことができるのではないかと思うのです。

一応シートとはいえ、屋根もあるわけですし、コンテナなので壁もあるので、行きは薪をばら積みして、帰りに神戸港によって荷物を積んで帰る、という使い方もできますし、バラ積みでなくて、フレコンに詰めたものをユニックで吊って下ろすというやり方もできるわけです。

このシェイクがパレットものの積み込み(奥に引く)ができればいいんですが、動画を見る限りそれは無理っぽかったので、港で積む時にどうするのか、ということはちょっと考える必要がありそうです。

はてさてどうしたものか。。。

TC28H8B2 については、連結検討は済んでいるので、確実に連結できるため、それは問題ないんですが。

軽トラック等に薪割り機を積み込む工夫 — Ramp Aluminum Truck Bottom End Kit

軽トラック等に薪割り機を積み込む場合、フォークリフトがあっても、行った先にもフォークリフトなりがあれば別ですが、下ろす必要があるのなら、その時どうするかを考える必要があり、結局のところ、工夫、といっても平ボデーなら、ブリッジ(スロープ用の板)を積んでいく必要がありますし、下ろしたら、帰りにはまた現場で積み込まないといけません。

一般的にブリッジの長さは荷台の高さの 3 倍以上が望ましい、とされているのですが、軽トラックの場合、荷台の高さは 650mm 前後ですので、必要なブリッジの長さは概ね 2m くらいということになります。
軽トラックの荷台の長さは 2m 弱しかありませんので、自ずと、荷台の長さギリギリということになるわけです。

タイヤなどの摩擦抵抗等を無視すれば、まっすぐ持ち上げても、斜めに引っ張っても仕事量は変わりません。
薪割り機をまっすぐ持ち上げるときには、2kN の力で 0.65m 持ち上げるのなら、1.3 kJ の仕事をします。
2m 斜めに持ち上げるわけですから、1.3kJ / 2m = 0.65kN ということになります。
要するにブリッジの長さが高さの何倍であるか、つまり、3 倍ならば、力は 1/3 になる、ということでしかありません。
よって、薪割り機の重さの 1/3 の力で引っ張ってやる必要があるわけで、150 kg の薪割り機ならまっすぐ持ち上げて 150kgf, 3 倍のブリッジを使って 50kgf ということになります。

結局のところ、軽トラックの場合、荷台の寸法の問題から、3 倍以上の物を使うことは難しいのですが、50kgf の力で、押したり、牽いたりは大変、ということです。

それと、薪割り機というのは国産などのガラパゴスはさておき、米国製や日本よりも遥かに大きな市場である北米等に輸出する支那製の薪割り機は、牽引するようにできているものが多いのです。

この場合、タイヤが二つ、そして、牽引しない時に自立させるためのスタンドやジャッキ、補助輪という構成で、スタンドやジャッキ部分を改造して車輪を付けても、基本的に 3 輪車なのです。

出典 ヤフオク

ここまで書けば大抵の人は問題に気づくと思いますが、ブリッジは、基本的に 4 輪車、またはクローラー用なので、左右 2 本で 1 セットで販売されています。
また、補助輪は牽引用のタイヤに比べて格段に径が小さいので、はしご状のブリッジなどは使えません。

つまり、左右+補助輪用の 3 本が必要になり、タイヤ用の凹凸の少ないものを買わないといけません。

中にはバイク用のもので、折りたたみ式などがあるのですが、2 本で 8,000 円程度 + 送料 3,000 円 で 2 セット、都合 22,000 円もかかるわけです。
頻繁に運ぶのだと、良い商品だと思いますが。。。

というわけで、そこまでせずとももう少し安く済むものはないのか、ノベルティとして付けることができる位の値段のものはないのか、ということで探したものが、

です。

まあ、見たままで、2 x 8(38mm × 184mm)や、日本だと、杉の足場板(36mm x 200mm)なんかを使って、ブリッジを作ることができます。

買ったものの、実はまだ組み立てていません。。。

ウインチを使って、簡単に積み下ろしできないものか、実験をしてみたいと思います。