Lodge 製品の品質について

Hearth & Home 暖炉家(だんろ) では、Lodge(ロッジ)の各種クッキングウェア を取り扱っています。Lodge(ロッジ)の鋳物製クッキングウエアについて、自分の中では常識なのですが、日本人的には非常識かも知れないので、品質について触れておきたいと思います。

その前に、Lodge(ロッジ)の製品 がどのように作られているのかをご覧ください。

長いよ!という方にはショートバージョンもあります。

とても基本的なことですが、Lodge(ロッジ)の製品 は、工芸品や芸術品のたぐいではなく、実用品です。
工場での生産過程を見ればわかりますが、ポンポン放り投げたり、あるいは、箱詰めも製品の自重でドンと机に落としています。
パレタイズも、一つ数キロあるものを単にダンボールに詰めただけで、それを積み上げている様子も見て取れます。
全く丁寧ではありませんから、当然、当方の米国倉庫に入荷した時点で箱はたいていズタボロです。
ですから、日本人の感覚からすると「不良品」と思えるようなものも、普通に良品として出荷されてきます。

箱まで含めて傷一つない、というような品物を求めるのなら、Lodge(ロッジ)の製品 はおすすめできません。

その上で、「これって不良なの?」って、気になるであろう点について触れておきたいと思います。
以下は不良品とは認められない事案です。

Lodge(ロッジ)の製品 には傷があります。
重量物のため、梱包作業等でかみ合わせ部分などに、潰れ(傷)が生じるていることがあります。
製造過程で角に欠け、あるいは、バリをグラインダで削った跡があります。
また、かみ合わせについて、鋳物のため精度が高くありませんので、個体差はあるものの、蓋のガタツキ等はほぼもれなく発生してます。

Lodge(ロッジ)の製品 は、今はシーズニング済みです。
ですが、鋳物の性質上、どうしてサビは発生します。軽微なサビは避けられません。
また、表面には無数の穴が空いていて、ちょっと大きいものも所々にありますが、鋳物の特性です。
そして、シーズニングですが、油が多く付きすぎてベタベタしている箇所や、それが剥がれて金属の素地が出ている部分もあります。

米国の製品ですから、品質管理はあくまでも米国の基準です。
そのため、国産品と同じ品質を求める方には、おすすめいたしません。
そういう「粗さ」も含めて米国製品, Lodge(ロッジ)の製品 の個性として受容できるなら、末永く愛用できる一生モノになることでしょう。