薪の仕分けを確実にしたい — きゅうり農家 + AI

ビビッときました。

重松は今、薪の生産のビジネスを立ち上げています。
この中で、このきゅうり農家さんと同じ問題があります。
沢山の薪を誰でも同じように仕分けていかなければならないからです。

現在、海外製を含めて、すでに実用化されているものとしては Vepak があるんですが、これも動きから推測すると、画像により識別していると思われるんですね。
その他の事例としては、産業廃棄物の分別ロボット も過去に紹介しました。

今まで、上記のような「完成品」「市販品」ばかりを見てきたので、AI による判定と判定を受けてのロボットによる仕分けを分けて考えることができていませんでしたが、きゅうり農家さんの事案で、ようやく物事をシンプルに見ることができました。

TensorFlow(テンサーフロー) という、Google が開発した機械学習ライブラリを使うことで、色々できそうです。
オープンソース化されている、ということなので、気軽に利用できそうですし、Mac でも開発できそうなので、時間を見つけて簡単なことから勉強してみたいと思います。

応用例をいろいろ考えている(妄想している)のですが、薪の画像から、樹種なども判別できたりするかも知れません。
また、容積(薪の体積)も推定できるはずですから、樹種が推定できれば、あとは重さがわかれば、乾燥度合いも推定できるはずです。
カビや虫食いなどの不良の特徴も検出して、より精度の高い仕分けが可能になるのではと思います。

それはそうと、パット見たところ、コードが Python みたいに見えるんですよね。
Python なんて、LL Saturday で触れたくらいで、ふーんってな感じなんですが、LL Saturday は、第 1 回か、第 2 回か、そのあたりで PHP で喋った記憶がありますが、調べたら 2003 年 でした。

開発の現場を離れてもう 20 年近いので、すっかり忘却の彼方なので、まあ、あまり風呂敷を広げすぎないようにしないととは思います。
少しずつリハビリに励んで、平成の人たちの背中を追いかけたいと思います。
ボチボチ頑張ります。

FISKARS X シリーズ斧のラインナップ

FISKARS X シリーズ斧のラインナップですが、非常にややこしいので、整理しておきます。

Fiskars-Axe-Heads_width579まず、斧は、その使用目的から、薪割り用と、枝打ち(切断)用にわかれます。

英語では、Splitting Axe(薪割り用)と Chopping Axe(枝打ち用)と表現されます。

両者の違いですが、写真のヘッドのうち、左の薄いものが叩き切る用、右の厚みがあるものが薪割り用になります。

Fiskars-x25-splits-medium-logs-easily薪割り用は、繊維に対して平行に刃を入れ、羽のように広がった部分で左右に押し広げて割るように設計されています。その為、切断用に比べて ヘッドに厚みがあり、より重い斧 になります。

FISKARS(フィスカース)社では、薪割り斧としては、X25 をおすすめしています。

より強力な薪割り力を求める方には、X27 もおすすめできますが、X25 に比べてシャフトが長いため、小さいサイズの薪割りでやや使用しづらい傾向があり、その為、Hearth & Home では、X17 などのシャフトが短いものと組み合わせての使用をおすすめしています。

X27 は、FISKARS(フィスカース)社も、若い男性で長身の方におすすめしていますので、身長や体力とのバランスを考えてお選びください。

和斧をお使いの方は、X27 をおすすめします。シャフトの長さ、バランス感覚が非常に似ているため、X25 ですと、少々バランスが悪く感じると思います。

警告
薪割り作業中は、危険なので、周囲に人を立ち入らせないでください。
薪割り斧は、その形状から、割れた薪が左右に強く押し広げられるため、薪が飛散します。
周囲にあるもの、例えば、自動車であったり、建物(特にガラス)などに当たり、破損させる恐れがあります。
作業に適した環境を整え、必ず安全用品(保護メガネ、グローブ、安全靴など)を着用してください。

  
x15-chops-wood枝打ち用は、繊維に対して刃物を垂直、もしくはやや傾け、繊維を切断するような使い方、もしくは、焚付を作るためにすでに割られているものを削ぎ落とすように細かくする作業に使います。その為、ヘッドは薄く仕上げられており、柄も薪割り用に比べて短めのものが多くなっています。

枝打ちに、あるいは小口径の樹木の伐採には、X15 をおすすめします。

x7-for-campingより細い枝を打ったり、焚付づくりには、X7 が非常に人気があります。

X7 は、軽量でありながら極めて堅牢で、安全に携帯できるシース(カバー)も付属し、林内でも目立つオレンジ色なので、伐採のお供にも最適です。
FISKARS 社としては、X シリーズをハンマーとしてクサビを打つことを禁じていますが、樹脂製のクサビであれば、実用上は問題なく、打ち込むことができます。(ただし、メーカーの想定している使い方ではないので、自己責任となります)

警告
枝打ち斧は、特に切れ味が良いので、怪我に十分気をつけてください。
小枝をぶつ切りにする場合は、太い幹をまな板代わりにしてやや斜めになるように刃を入れると簡単に切断でき、地面を切ることがありません。
小割作業時は、割り箸のような木切れ等で薪を押さえてください。手で薪を直接押さえると危険です。
また、枝打ちをする場合には、空振りして体を切らないように気をつけてください。

  
とうわけで、現在の X シリーズの一覧となります。(別に IsoCore シリーズもありますが。。。)

柄の長さ 9″ 14″ 17″ 23.5″ 28″ 36″
薪割り用 X11 X17 X25 X27
枝打ち用 X7 X15

あくまでも、うちで取り扱っているものの、シャフトの長さの組み合わせです。

実際にはもっとバリエーションがあって、chopping axe だと X5 という 9″ のものがあったり、GERBER ブランド(OEM と思われる)だと、9″ のものや 17″, 28″ のものもあります。

古い話になりますが、シャフトのオレンジの部分がない、真っ黒な X シリーズの色違いがあったりして、うちでも 28″ を扱っていたりもしたんです。そのモデルの 28″ splitting axe は、X25 と同じシャフトの長さなんですが、ヘッドが X17 と共通で、軽かったりと、微妙に違ったりして、discontinued のはずなんですが、北米はまだ時々売られていたりします。
というか、2015 年ころにモデルチェンジしましたから、かれこれ 4 年も前の話になるんですけど。

で、なんで表に整理したかといいますと、GERBER(ガーバー) の Freescape Hatchet, 17.5″ を仕入れてみた からなんです。
Hatchet(ハチェット)というのは、小型の斧、手斧、という意味なんですが、基本的に FISKARS 社製の場合は、chopping の小さなものに対する呼称のように感じますし、このモデルも、chopping になります。
要するに X7 よりも長くて、X15 よりも短いモデル、ということになります。
このモデルは残念ながら、FISKARS ブランドではないので、折れても無償交換保証はありません。
でもまあ、普通に使っていて、折る人は先ずいないとは思うんですけどね。

キャンプの人気が高まっているようなので、GERBER ブランド(ナイフ)の品揃えもしていこうかとは思うのですが、FISKARS と被る部分は FISKARS でいいんじゃないかと思うわけです。
少しずつ品揃えを充実させていけたらと思います。

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