Lodge 製品の検品

以前、Lodge 製品の品質について 書いたんですが、検品していてどこまでが良品で、どこからが不良品か、という線引きはとても難しいと感じます。

流石に割れたり、ヘアクラックが生じているものは間違いなく不良品なんですが、小さな傷(欠け)などは、漏れなくというのもなんなんですが、大なり小なり、発生してしまっているし、向こうが良品だとして出荷してきている以上、そういうものなのね、ということになるとは思うんです。

今回、微妙な製品があって、アウトレット品として仕分けをしました。
使って問題になることはほぼないレベルであると思います。
ただ、ちょっと傷が大きいように感じました。

これは LCC3 コンボクッカー と言って、深いスキレットと浅いスキレットが 2 個セットになっていて、浅い方は蓋としても使える的な、結構人気のあるアイテムです。

噛み合わせ部分の傷なんですが、使用する際には、食材からの水分等でいわゆる ウォーターシール効果(水封現象) で、圧力がダダ漏れになる、というようなことには余程のことがないとならないんですが、鋳物の場合個体差があり、傷以前の問題で噛み合わの精密さについては、これまた、まあそういうものなのね、という風に思っておく必要はあるのかなと思います。

Lodge 製品は、それなりに重量があるので、輸送時の破損が生じないよう、現在サプライヤーと梱包について詳細に打ち合わせをしています。
今後、より良い状態で日本に届くように改善していきたいと思います。