祖母が帰幽しました

しばらくブログの更新はお休みします。

誄詞

たらちねの 親の命の 百歳まで 願ふは人の 心根なれど
空蝉の 世は虚しきと 照る月の 盈ちる 欠くるは 世の習ひにぞありける
生けるものの身罷るは 免れぬ掟と定まれど 現世に返す術も無し
明日は御遺骸出で発ちし 御別れする最後の一夜とこそ歎かひ痛み
心乱れながらも 在り坐せし日々 楽しく語らひ賑はひたるが如過させ給ひ
真心込めて献奉る 御食御酒 種々の御饗物を 平らけく 安らけく聞し食せと
悲しみの涙を包む 白妙の衣の袖の返す返すも 謹み敬ひて白す

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1 thought on “祖母が帰幽しました

  1. 「盲亀の浮木」
    人とのつながりは盲亀浮木の如く。
    大海に住む盲目の亀が百年にただ一度だけ海面に浮かんでくる時に、
    たまたま穴の開いた流木が浮いて、その流木の穴に首入れるという仏教の寓話があります。
    言わば、めぐり合うことは非常に難しいことの例えです。

    このように考えてみると、
    血のつながる家族となることは、盲亀浮木のような奇跡の確率です。
    生まれてくることは、両親がいます。
    両親のそれぞれの両親、4人。時間軸をさかのぼっていくと、 
    10代を遡ったら自分と同じ血が流れている先祖は1024人。
    20代前だと100万人!!

    そのうちのただのひとりでも欠けたら、自分はいま存在していないです。
    「命」を次につないできたから、現在の自分の「命」があります・・・
    奇跡的なことのように思えます。
    先祖に手を合わせて感謝の心は常に大切にしていきたいです。

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