SP170

387_lロビンの SP170 について、このクラスのエンジンは、最も薪割り機で使われるエンジンでもあり、日本にもグレイブリーなんかでこのエンジンが乗ったモデルが輸入されているので、参考になる人がいるかもしれませんので、todo, 備忘録を兼ねて書いておこうと思います。

同じクラスである GC160 についても思うことがあるのですが、別のエントリーにします。

Balfor の SC-700 を買った、と書いたと思うんですが、これには、SP170 が載っています。メンテナンスのため、どのようなエンジンか調べておくことにします。

SP170 は、スバルのロビンエンジン、EX-17 の廉価版、といっていいと思います。

SP170/SP210 パーツカタログによると、EX210DT から型番が始まるようで、このことからも、ベースが EX であろうと推測されます。
7 桁目の T が SP である、という意味のようです。

一応、スバルには、EH-17 というエンジンもあるし、設計が古いので排気量は大きくなりますが、EY-20 も、同じくらいの出力のエンジンとしてあったりします。

最初に書いた GC160 や GX160 あたりのホンダエンジンも同クラスです。

日本国内では主に EH が売られていますが、アメリカには排気規制があり、EX エンジンが主流です。

向こうのカタログとかを見ていると「CARB compliant」って書いてあるんですが、これは、カリフォルニア州は地形的な要因だと思いますが、大気汚染が深刻なので、California Air Resources Board という規制団体があり、厳しい規制があり、その規制を満たしたものということになります。

SP に関しては、日本国内ではカタログに存在しないので、海外専用モデル、ということになるようです。CARB に関しては、対応しているようです。(CARB 対応モデルがあるのか、全モデル対応しているのかは不明)

SP に関しては、型番が一切ないので、セル付き、あるいは、減速付きは存在しないのだと思います。ただ、表に出てくる命名規則が、他のエンジンとは異なるので、その辺もなんとも言えませんが、製品番号(シリアル番号)は今までどおりなので、セルつき自体はないけど、減速はあるかもしれません。

あくまでも自己流ですが、EX210DT の場合、D は減速なし、Direct drive の D、減速ありは B になるのですが、これは Belt drive の B と覚えています。勝手にそういう意味だと想像してです。

後は、シャフトの問題。

ホンダの場合、シャフトは S とか、Q とか、型番がちゃんとあるんですが、スバルがどうなっているのかは不明です。
ホンダの場合の話ですが、GX160 とか GC160 とか、S はキー溝加工のミリシャフトで φ20mm、Q はキー溝加工のインチシャフトで 19.05mm (3/4″) です。

SP170 のオーナーズマニュアルには、PTO シャフト径についての記述は一切ありません。

パーツカタログを見ると、クランクシャフトの部品には、3 種類のパーツナンバーが割り振ってあるのですが、図の番号は一つなので、おそらくは 3 種類のシャフトがあるのではと推測しています。

いずれにせよ、全て推測の範囲なんですが、SC-700 のメンテナンスをしていく必要があるので、SP170 の部品などの供給状態について、富士重工に問い合わせる必要がありそうです。

ちなみに、このエンジンの北米での価格は、安い店で $200 未満、普通は $250 くらいで、送料がかかるとしても $300 程度で入手できます。

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