facebook でちょっとした薪の移動に使う道具は何が便利かという話題があり、その中で気になったアイテムが紹介されていたので、調べてみました。
そのアイテムがこちら、Rubbermaid Commercial Big Wheel Cart です。
容積は 2 種類、約 0.1m3 のものと、約 0.2m3 のものがあります。
日本国内で深型と呼ばれるタイプのねこ・一輪車は 3 才 と呼ばることもあるのですが、容積が 3 才だとすると、約 0.08m3 なので、小さい方と同じくらいの容積、ということになるでしょうか。
薪を運ぶ、ということで考えると、薪の比重はクヌギ・ナラの乾燥したもので 0.8 程度、きれいに積んでも 30% くらいは隙間ができるため最終的には 0.5–0.6 といったところです。
コンクリートは 2.4 くらいですから、圧倒的に軽いので、重さが問題になる、ということはまずはなさそうですね。
かなりしっかりした作りで、いいなと思ったんですが、問題は値段です。
Amazon でみてみた んですが、小さな方でも $200 近くしているわけです。
うちで使っている深型・3 才のねこですが、浅香工業の日本製(旧モデルで青いタイプ) です。
これが、8,000 円くらいだったように記憶しているので、容積比で考えると倍くらいになるわけです。
ちょっと高いですよね。
錆びないとか、2 輪車でタイヤが大型だとか、まあ、違いがあるのも確かですが。
あなたと違うんです、的な中二病みたいな自分には良さげなアイテムかと思いましたが、お値段に轟沈であります。
で、他のものも物色。lawn cart ということなので、純粋には違うランキングですが。
それで、facebook などで紹介されているアイテムで、少し気になるというか、要注意と思ったのがこちら。
最近良く入ってきているチャイニーズログカートです。
予め断っておきますが、特にミナト電機の OEM 品がどうのこうの、というわけではなくて、商品説明がしっかりしているので、自分が問題と捉えている点の説明がしやすいので引用しただけで、他意はありません。
この商品説明の中では特に触れられていないと思うのですが、図で分かる通り、フレームの左右のパイプの距離が 340mm ほどあります。つまり、常識的にいえば、少なくとも 340mm ちょうどの薪を載せて運ぶことはできない、ということになります。
薪の長さについては、いつも書いていることですが、日本国内の大昔の薪の規格でいえば、36cm, 45cm ですから、この場合、45cm は運べるけど、36cm はかなり困難であろう、と推測されますし、40cm 薪でも左右に 3cm しか余裕が無いことになります。
ある程度のサイズのストーブで、45cm 以上の薪を作っている人ならいいんですが、このブログのアンケートでも、そのサイズになると少数派なので、実際に自分が作る薪の長さでまともに運べるのか、ということはこのタイプのカートではよく考えたほうがいいかもしれません。
まあ、ぎりぎりくらいなら、ネット等をインシュロックなどで固定してやるとか、あるいは、紐等を編んでやるとか、荷崩れしにくくすることは容易だとは思うんですけどね、手間を考えなければ。
この問題は、パイプ製の薪棚(金物)にも共通する問題、製品の問題ではなくて、見落としやすい点だと思うんで、ですから、よく注意が必要ではないでしょうか。
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うちは↓のリヤカーを使って居ます。 コーナンかダイキどっちかわすれたけど 7980か8980でした。
https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/gardenmate/cabinet/00358541/imgrc0063516431.jpg?_ex=300×300
ただ、樹脂なので薪を放り込むと底にヒビが入りますから、底に何か敷いた方がよさそうですね。
今は底の角に穴が開いていますが、水がたまらないからいいやってな具合でそのままです。
スポークの緩みは点検しないと、気がついたら緩んで抜けて居ることがありました。
家の中で薪を保管するのは↓このバケットカートを3つ使って居ます。
http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/parts/000/004/882/567/4882567/p1.jpg?ct=c26389168d70
数年前に買ったときは3千円位だったのですが、今は倍以上しているので
買い換えにためらっているところ。
これも薪を放り込むと、底が割れちゃいます。
空になったら、コレを引っ張り出して薪を入れて家に持ち込めるし
使わないときは重ねておけば場所もとらないから、重宝します。
樹脂もいろいろあって、割れるものもあれば、かなり弾力性のあるものもありますね。
ただまあ、油が抜けるというか、ある程度の期間で固くなって割れる、割れやすくなる、朽ちる、というのは宿命のようにも思うわけですが。
コンクリートやモルタルを練るときに使うトロ舟あたりは、樹脂でも結構ちゃんとしているし、あれの値段から逆算すれば、ねこでもそこそこの値段するものは、まともな樹脂でまともなものを作ったらどうかと思ったりするんですが。
トロ舟は、めったに使わないのですが、最近、家の中でキャリーから木くずが微妙に落ちるし、キャリーそのものの汚れやなんかを空いたタイミングでブラッシングしたいんだけど、部屋がこれ以上汚れるものも困るんで、あれの中でやればよいのではないかと思い始めました。
ただ、おニャー様が中にはいってゴロゴロしそうな気がしないでもない。
家の中での保管については、おニャー様の脱走問題があるので、ウッドデッキ前の掃き出し窓の前に、宅配ボックス的な薪ボックスを作っておいて、室内から外に出ずに補充したり、空いたキャリーを室外に出せるようにしたいと思っています。
まあ、キャリーが風情がない、美しくないのはわかりきっているんですが、安くて大量に手はいるし、あれ以上のソリューションは今ところ思いつきません。
ミナトとよく似たログカートを使っていました 砂利道が悪かったのか ホイールのベアリングがすぐに破損してつかいものになりません クレーム交換やホイールのみの有償販売をしてもらいましたが全て壊れました ホイール部分がしっかりしていれば素晴らしいアイテムなのにもったいない感じす
ある程度価格優先だとしても、そこまで壊れるのはリセラーの品質管理に問題がありそうですね。
とはいえクレーム対応をしたり、部品だけの販売も行う程度の社会的な責任は果たす相手であったわけですから、やはり物が悪いすぎるのでしょうね。
砂利道程度で壊れたら、ねことかどうするんだって話でだと思いますから。
良いものはなかなかないですね。
いつも楽しく拝見しております。いろいろ輸入したり試したりと、興味深いです(´▽`)
気付いた事を書かせていただきます。
キャリアの幅が340mmなので36cmの薪を乗せづらい、
既製品の薪棚の部材も、短い薪だと不都合
というのは、あちこちで見聞きしますが、
「40cmぐらいの適当な角材を必要数用意して、下に敷くだけで解決」
(ずるずる動くのがイヤな場合は、イカダとかスノコみたいになるようにビス留め)
というのは受け入れがたいものでしょうか?
「手間がかかる」とか「角材の分だけ、容量が減る」のは判りますが、
ストーブを焚き付けしたり、薪をくべたり、空気を調整したり、灰を出して捨てたり、
手間のかかることばかりなので、「ついで」として許容されないかなと思いました。
キャリア、ダッチウェストのログキャディ LM82427をつかっていて、
短い薪を乗せるときに不自由するので、角材で内側を埋めるようにして対応しました。
※このキャリアも車輪のベアリングがダメになったので、
ホームセンターで売ってる車輪を加工して対応しました。
コメントありがとうございます。
短いものを積みやすくなるように工夫するのも、もちろんありだと思います。
あくまでも雑貨屋店主としての視点ですが、商品として、工夫する必要がある、というのは改善すべき点がある、ということでもあるわけです。
無論、価格とのバランスですが、内容や品質を考えると、改善・対策可能な範囲ではと思います。
例えばの話ですが、フォークリフトでパレットを荷役する時の爪の間隔ですが、「フォーク取り付けの間隔は、パレットの幅の2分の1以上、4分の3以下程度とするのがよい」とされています。
つまり、幅(薪の場合は長さ)の 50 — 75% ということです。
2/3 くらいがいいと思うのですが、40cm 薪なら 26.7cm, 45cm 薪なら 30cm といういことになり、この製品の 34cm というのは、50cm の薪を想定したものであるということではないかと思います。
正直、長すぎると思うのです。
日本の薪炭規格は、36, 45cm なので、短い方の 36cm であれば、24cm の間隔で 32 — 48cm くらいの範囲で適正となります。
どうしてそれくらいのフレーム間隔にしなかったのかと思うのです。
ご返信ありがとうございます
なるほど。
“商品として販売する側の視点”ということですね。
“よく売れるように”という案ですが、
桟木や垂木を切って、掻き込みを入れて、
フレームにカパッとはまるのを作って、タイラップと一緒に添付したら、
ちょっとお値段が高くても買う人増えるんじゃないでしょうか。
※簡単な加工ですので、慣れれば短時間に沢山作れると思います
※「面倒だから却下」かなっ (;´-`)
それだと、逆に初めから、国内でまともなものを生産して、それなりの値段(9,980 円とか)で販売した方がいいように思います。
パイプベンダーでハウス用のパイプを曲げ加工すれば、試作は簡単だと思うのですが、数が出るものではないので、そこが一番難しいところですよね。