エコエコ棟梁の薪の割り方の話 がありました。
まあ、こういう話は機械割とはいえ、ある程度、手でやっているからこそなんでしょうが、昨日のブログにも書いた んですが、太いものを好む人が多い、というのはある程度そのとおりだと思うのです。
うちの場合、薪製造機で作っていて、カッターは 4 つ割なので、ある程度の太さがあるものは 4 つに割れて出てきます。
お客さんで太いのを持ってきて欲しい、というリクエストがあったので、割り直さず太いものだけ選別した結果が写真のような状態です。
しかも乾いている怒られるのですが、本当にこんなものを燃やす気なんでしょうかね?
うちは業販で薪ストーブ屋さんや薪屋さんに買っていただくほうが量が多いのですが、基本的に薪を作ったり、薪を売る人というのは、こだわりを持った方が多いように思うのです。
その中で、乾燥具合もそうなんですが、割のサイズについては、同じものを持っていっても、「太い」という人もいれば、「細い」という人もいます。
薪屋さんでそうなのですから、エンドユーザさんの顔色をうかがっていては、キリがないように感じる今日このごろです。
今は自然乾燥なので一旦は切って割って、それで乾燥させてから再度加工しているので、ある程度割のサイズとかは調整ができるんですが、形状については、エコエコ棟梁とは違って、極力断面積が小さくなるように加工しています。
薪製造機から出てきた 1/4 のものが大きな場合、一番左のように普通に半分に割って 1/8 のものができて、次はどう割りますか、という話になるのですが、真ん中のように割るのがチーズケーキ割り、自分の場合は、一番右のように割ります。
割る回数は同じなのですから、手間は代わりませんので、コストも変わりません。
ただ、チーズケーキ割りにしないのは、たしかに乾燥は早いのでしょうが、ペラペラなので、ぱっと燃えてしまい熾ができにくい形状になりやすいと感じます。
焚付にはいいと思いますが。
それと、大きさの調整、つまり、さらに次の一手が必要な場合に調整の自由度が低い気もするのです。
1/4 で大きな場合、まあ、チーズケーキ割り 1/8 で終了ならいいのですが、これで大きい場合、両方共を 1/2 して 1/16 のピースができますよね?無論、1/8 に割らずに、1/12 に割るんだということなのかもしれませんし、そういうケースはチーズケーキ割りしないのよ、ということなのかもしれません。
自分の割り方の場合、もし更に割る必要がある、すなわち 1/3 くらいにしたいと思えば、最初に「▼」が 1/3 位になるようにして、残りを真ん中で割って、大体のボリュームを合わせて、表面積も小さくできます。
基本的に神社の清掃で出たものを自家消費している状態なので、製品を焚いたりしませんから、割の形状と燃え方の違いなどは、店頭やネットで見た写真などの薪の形状として、チーズケーキ割りのものはめったに見かけないので、何とんなくそうしていた、というのがあります。
気になるので、自分でも焚いて様子を見てみたいと思います。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしに参加しています。 励みになりますので、足あとがわりに、ランクアップにご協力下さい。 |
いつも興味深く拝見しています
チーズケーキ割についてですが、実は私も一理あって有効と考えています
我が家はmorso 2B-Rなのですが、炉の狭いシガータイプでは太い薪は非効率です
チーズケーキを2本並べるほうがよく(高温)燃えています
(通常は、牛乳パック程を2段・2列にしています(あくまでも並列))
morso 2B-R とは渋いですね。当初、導入したかったストーブです。
うちは結局は、JØTUL F118CB を導入して、今は TN20 ですが。
シガーは燃え方が違いますし、同じシガーでも、F118CB と TN20 は結構違います。
2B-R だと、火室が小さいので、また違った事情があるのでしょうね。
薪を売り始めて気づいたこととして、愛媛という土地柄、また、薪を購入される方の事情もあるのでしょうが、比較的コンパクトなストーブを使っている方が多いように思います。
薪は長さだけではなく、割のサイズ、形状も含めて、トータルでバランスを取っていきたいと思います。
長さやサイズは工数に直結するので、それはすなわちコストにも関わりますから、手間をかけて残念なものに加工しても仕方ないので、ニーズに対応するという側面でもそうですし、生産のしやすさなどを含めて考えていく必要がありますね。