昨日に続いて試運転です。
今日は始動と停止等を、全て自分でやる練習です。
まあ、個人的な備忘録なので、大部分の人にはどうでもいい内容ですが。。。
まず、Main Fan の電源を入れます。
Main Fan は、乾燥庫の内部にある大きなファンで、熱風を熱交換器に吹き付け、熱を回収するとともに庫内の空気の循環を行います。
次に、燃焼ファンモードを IDLE にします。(というか、普通は IDLE)
そして、起動を ON にします。
そうすると、チップが供給されるので、点火用に軽油を少量(500cc)くらい加えて、バーナーで点火します。
この時、軽油はチップ供給のスクリューの右側から加えます。
チップは山になっているので、バーナーの先でつついて燃焼に適した状態に整形します。
ある程度火が回ると、手動でグレート(ストーカー)を摺動させて、チップを送る操作を行うと、チップの残量センサが反応にしてチップが追加されるので、軽油を同様の手順で追加します。
このプロセスを数度行います。
一番注意する点は、燃焼が安定しないときにチップを大量に追加して失火してしまうことです。
この場合、グレート等を分解清掃する必要があり、復旧にかなりの手間と時間を要するそうです。
チップの品質(サイズ、含水率)等がまちまちなので、手動で点火するのが現時点では最良の方法ということで、場数を踏んでいく必要がある部分だろうと思うのですが、スクリーベア上部から、上質なチップのみを点火用に投入することで、楽に点火できるんじゃないかなと思ったり思わなかったりするので、そういう部分も含めて、おいおい煮詰めていく必要があることだと感じました。
まあ、低品質なら軽油を沢山ぶっかければいいような気もしますし、手間賃を考えるとその方がいいのかもしれません。
燃焼が安定したら、具体的にいうと、中央部のセンサの温度が 700 — 800°C, 奥の部分が 400 — 500°C 程度に上昇したら、FULL AUTO に切り替え、切り替え後 30 分から 1 時間程度は、燃焼状態を目視で監視して、以降は、自動運転に移行します。
停止については、ほぼ逆で、燃焼ファンモードを IDLE にして、メインファンの電源を落とすだけです。
それ以外のシステムの電源は、保守のために落とすべきではないそうです。
もしなんらかの理由で落とした場合、小型のインバータ 4 台については、自動始動しないので、始動(RUN)ボタンを押下して、手動で始動する必要があるとのことです。
それで、チップの減り具合ですが、9 時過ぎに立ち上げを初めて、15 時過ぎに停止するまで、約 6 時間運転した状態の写真です。
元々はてんこ盛りでした。
で、元々の状態は入れすぎ、とのことで、前の方にわざわざ鍬で引っ張って均したんですが、wedge feeder が過負荷になるので、よろしくない、とのことでした。
1 日だと 24 時間なので、この 4 倍ほど必要になるかと思います。
今は冬ですが、乾燥させているものはズブ生ではないので、外気温と含水状態とその辺りによって変わってくるとは思うのですが、24 時間以上の連続運転は、てんこ盛りにできないなら、難しいかもしれません。
こういうことはチップの品質が一番影響する部分だそうです。
なので、各種パラメータも数値は秒数ではなくて、単なる数値でしかなく、チップの燃焼速度などに合わせて自動的に調整されるようですから、乾いた良いチップと、湿ったよろしくないチップでは、全く違う結果になるようです。
この辺のことも経験を積むしかなさそうです。
現時点で判明している不良箇所は、
- wedge feeder のモータ保護回路の容量不足 → 米国から容量の大きなものが届くので交換する
- スプリンクラー用上部水タンクへの水供給電磁弁のリーク → 日本国内品で修理, ネジ山が NPT なので、NPT のパイプを半分に切って、真ん中に PT の山を切り直す
- 作動湯の量が少ない → #32 をうちから持って行って足す
といったところです。
すべきことは、
- 灰を集めてストックするドラム缶とかの容器をゲットする
- メッシュパレットを回収する
といったところです。
そんなこんなで、16 時から積み込みをしました。
明日、明後日と神社なので、来週にも配達と、雑貨の通関・引き取りを済ませて、年内には原木の引き取りも完了したいと思います。
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