薪ストーブ風ボイラー マキキュート

値段は置いておくとして、ちょっと面白いなと思ったんですが、ハンターストーブのボイラー機能をもっと本格的にした薪ストーブなのか、それとも薪ボイラーなのか、かなりボイラーに近いシステムを見かけました。

その名も、「マキキュート」。

寺田鉄工所の サーナス(真空管式の太陽熱温水器)との組み合わせなんかも可能なようです。

薪ボイラーというほど無骨ではなく、燃焼の様子などが見えるので薪ストーブ的な使い方もできるし、配管などもカバー内部に収まっているようです。

写真などは、リンク先のブログで確認してみてください。
薪ボイラーというよりも、巨大な薪ストーブ、という感じで、非常に洗練されたデザインです。

自画自賛するわけではないのですが、うちで導入している FUJISOL の真空管式太陽熱温水器、それも重力式のものは、愛媛のように冬場もまず凍結しないエリアですと、抜群の経済性を発揮します。

特に、ボールタップ給水ではなく、制御器を使った方式を採用すれば、沸かしたお湯は 100% お湯のまま使うことができるため、冬場、仮に 40 度しか湧いていなくても、40 度のお湯として使用でき、ほんの少し追い焚きするだけで済みます。

ボールタップ給水だと、配管が 2 本必要になる上、お湯を使った分だけ水が加えられるために、夏場以外はあっという間に温水器から出てくるお湯の温度が下がってしまいます。

制御器を使ったものの場合、お風呂の給湯くらいであれば、太陽熱温水器だけであらかたまかなえるのですが、それでも天気の悪い日にはお湯がわきませんし、得られるお湯も少なくなるため、うちではガス給湯器を使っているのですが、薪ストーブの熱を給湯にも回せれば、ガス給湯器はなくても、行けるんじゃないか、と思えてしまいます。

graph02そういう意味では、マキキュートと温水器があれば、家庭の光熱費の大部分を占める「給湯」「暖房」を薪に置き換えることができますね。グラフは、省エネ行動診断(JX日鉱日石エネルギー) さんから引用しましたが、両者を合わせると、50% を超えるエネルギーが薪と太陽熱に置き換えられる可能性があることがわかります。

太陽熱温水器の種類などは、過去に記事にしています。お時間があれば、ぜひ、ご一読ください!

最大の問題点は、梅雨時、お湯が足りないけど、薪ストーブを炊くと暑かもしれない時期をどうやって乗り切るか、ということでしょうかね。

マキキュートは結構いいお値段なんですが、まあ、普通の薪ストーブも、専門店で買えば、平気で 50 万とかしちゃってますから、そういう値段で買うことを考えると、ボイラー部分は 20〜30 万なので、非常にいい値付ともいえますよね。

このように選択肢が増え、薪など、再生可能なエネルギーが身近なものとして、少しでも多くの人の生活を豊かになればと思います。

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