斧の話 FISKARS X27 と X25

今回は雑貨屋 Hearth & Home の原点の商品ともいうべき FISKARS の薪割り斧のお話をしたいと思います。

fiskars-splitting-axes-alt1FISKARS 社は、北欧はフィンランドの会社でして、日本ではあまり知られていないと思うのですが、北米ではとてもメジャーなガーデニング用品ブランドです。元々は、ハサミの会社のようでして、各種ステーショナリーグッズもとても充実しています。

はじめての FISKARS の製品は、ホームセンター・コーナンで購入した、ギア式のロッパー(枝切り鋏)でした。FISKARS の斧と同じ、丈夫なプラスチックでできており、とにかく軽く、その割に非常に太い枝を軽く切れるのに驚きました。

その後、時は流れて、薪割りに使っている斧が折れ、柄を買おうと、松山市内のホームセンターは、ダイキ、コーナン、西村ジョイ、全て回りましたが、在庫なし、メーカーもわからないので取り寄せもできない、とのことで、仕方なく斧を新しく買うことにしたんですが、いろいろな斧を調べていくうちに、FISKARS が革新的な斧を作っており、それが北米では驚くほど低価格で販売されていることがわかりました。

日本では、メトスさんや、カントリーホームさんが扱っているのですが、他の斧と比べても内外価格差が大きく、自分で輸入することにしたわけです。

自分は、元々ログハウスを DIY するために、アメリカ人の個人ビルダーからテキストを買ったり、ツール類なども彼のアレンジで輸入した経験がありましたので。

そんなこんなで、素人の浅知恵と申しますか、大は小を兼ねる、という具合で X27X7 を購入したわけです。

使ってみての感想ですが、とにかく軽い。軽いからヘッドのスピードも乗り、面白いようにスパスパ割れるんです。
シャフト部分ですが、中空になっていて、付け根の部分がラッパのようになっているのですが、双方の効果でしょうか、はじかれるようなことがあっても手がしびれるようなことなく、グリップ部分もすべり止め加工してあるので、とても作業性が良い。
何よりも精神的に良いことは、このシャフトがとにかく堅牢で、少々ミスヒットしてもびくともしないこと、さらに、斧のヘッドが埋め込んであるため、他の製品のように湿度によってヘッドが緩むという問題が生じないので、安心して振り下ろすことができることです。

そうして使い込んでいくうちに、ふとあることに気づいたのですが、それは、X27 って、長すぎやしないか、ってことです。

確かに柄が長いので、スピードは乗るし、破壊力もその分増すのですが、はっきり言ってしまうと、別にそこまで必要?というような玉のほうが多いんです。軽トラで済むところを 4t 車で運べば、燃費も悪いし、取り回しも悪い、全く同じことですよね。つまり、大は小を兼ねるけど、やはり、それぞれ適切な斧のサイズがある、ってことです。

にも関わらず、雑貨屋の売れ行き的は、ほぼ X27 なんですよ。

薪割り機にもいえることですが、日本のユーザーというのは、スペックというか数字を重視し、最高・最強、というコピーに弱い、まあ、自分も含めてそうなのですが、事前に体験できないからこそ、必要のないスペックのものを買ってしまうのではないか、ということに気付かされました。

まだ斧なら、柄が長い程度で済みますが、薪割りなんて、30t クラスだと、軽自動車 1 台分くらいの大きさなんですから、使わない時においておく場所だけでも大問題です。

X27 に関しては、FISKARS 自体も、欧米人に対して、「背の高い、若くて体力のあるユーザー向け」と明記してあるんです。小柄な日本人が、X25 ではなく X27 だけを買っている、というのはとてもおかしな状況にあると思います。

あくまでも、ユーザーとしての自分の経験では、X27 をメインに使うならサブに X17 が必要、と思いますし、一本で済ませるなら X25 のほうがバランスがいい、そのように強く思います。

実際に、X27 だけではなく、複数の FISKARS 斧を使った経験のある方は、皆、自分と同じ意見なんです。

この事については、やはり体験するしかないだろう、ということで、斧の試し割り会を開催したいと思います。
形になりそうなら、また、ブログで報告したいと思います。

FISKARS 社の斧は、折れても交換保証のある雑貨屋 Hearth & Home にご用命ください。

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斧の話 FISKARS X27 と X25” への4件のコメント

  1. 斧のためし割企画面白そうですね。

    今、枝切りばさみを考え中ですが
    ネット通販だけですか?

  2. 枝切り鋏ですが、実は川原さんにおみやげで持っていった後、残りは契約倉庫に入庫してしまい手元にはないのです。申し訳ないのですが、全て通販経由になってしまいます。
    ですが、Hearth & Home はセレクトショップですから、試しもしないものは売りません!
    というわけで、自分がずっと使い込んでいる鋏がありますので、ぜひぜひ試し切りしに来て下さい。
    まだブログには書いてないのですが、ロケットストーブや独立型太陽光発電、アクアポニックスなどのワークショップ+薪割り会という、幅広い人が楽しめるイベントを企画しています。
    職業柄、これから忙しいシーズンに突入するので、少し先になるかもしれませんが、詳細、ブログで報告いたしますので、是非よろしくお願いいたします。

  3. おっさんの薪割りアイテムは
    FISKARSX25
    スチールの3Kg
    マジックアックス
    ホームセンターのなんだかわからない1Kg位の斧
    古い和斧
    農協のエンジン式薪割り機
    ですが・・・

    メインは、スチールですね

    X25は、切れ味も鋭く軽くて振りやすいので、素直な玉には最高のパフォーマンスを見せるのですが、当然ひねくれた玉が混ざっているので、歯を食いしばって振り回してしまいます。

    ゆえに、肘を壊してしまいました。
    というわけで、最近は、スチールばかりです。

    素直な玉には  上から「ポコ」って感じで落とす。
    ひねくれたやつは、振り回して玉にヒットするときだけ強めにグリップ

    これで肘への負担を相当減らすことができます。

    やはりヘッドの重さは重要な要素だと思います。

    X25の性能は相当高いのですが、軽さと振りやすさでついつい「ガツッ」といって、身体に負担をかけてしまうことを理解して使用することが必要ですね。

  4. Mrうーさん、こんにちは。コメント、ありがとうございます。
    斧のパフォーマンスとして、X25 はおっしゃるに破壊力をヘッドのスピードで得ている部分が大きいですね。e=mv^2 になりますから、1.5 倍の重量のあるスチールと同等の運動エネルギーを得るには、1.23 倍のヘッドスピードが必要ですね。軽いヘッドとシャフト、重量バランスにより、スピードが乗り、かつ細身のヘッドによるフリクションロスの軽減により、力で割るというよりも、技で割る、そういうタイプの斧だと思います。FISKARS もそのように説明しています。
    自分の場合は、薪割機を併用していて、割りにくい玉は 30cm で作るのもありますが、FISKARS のパフォーマンスに不満が出ない最たる理由は、そもそも割れないものを無理して割らず、そのまま焚いてしまえる環境がある、という部分があるかと思います。
    人により環境も異なれば、体力も、得られる原木に違いがあるので、どれがベストというのはなかなか難しいですが、やはり斧は、シンプルな道具であるだけに、好みというものがいろいろ出てくる、相性もあると思いますから、とにかく試せる、ということが重要と思っています。
    又、斧だけではなく、クサビを使ったり、時にはあきらめる、ということも重要かと思いますし、特に、自分の場合、薪割りはいやいややっている(あまり楽しいとは思わない)ので、割りにくいものを頑張って割るのは時間の
    将来的には、薪割り体験で、FISKARS の割り比べなどもできればと思っていますが、Hearth & Home は低価格で販売している(つもり)なので、ショールーミングの心配はほとんどしなくて良いので。
    斧によるコツの違いなども、ユーザ同士の交流の中で、それぞれの工夫が拡がり、全体として、薪割り作業がより安全で、より効率的なものになっていけばいいなと思います。
    一人で割っていると気づかないことも多々あるかと思いますから。

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