あと、興味深いので、Vepak V1 Packing Machine についても掘り下げて調べてみました。
その過程で、非常に興味深いデータを見つけました。
26 袋の薪を作る過程で、各工程がどれくらい時間がかかっているのか、ということです。
まあ、メーカサイドの数字なので話半分で理解しておいたほうが良さげですが、図のとおりで、
- 伐木 3 分
- 薪割り 5 分
- 袋詰め 52 分
となっています。
ひとつ 40L の袋、それに詰めるのに 2 分かかる計算です。
ですから、単に詰める時間ではなく、薪をクリーニングして、選別して、計量、そして袋詰する、V1 が行う一連の作業の時間と考えられます。
今のところ、薪用のネット袋は調達してあるのですが、実際に充填作業をしていませんので、どれくらい面倒くさいか、という部分は未知数として、1m3 のメッシュパレットに薪を充填するのに 1 時間程度かかりますから、40L x 26 = 1,040L = 1.04m3 で 52 分という数字は、自分の経験からしても、かなりリアルな数字だと思います。
人件費の比較の図ですが、V1 で 5 nok かかっている費用が 1 nok と 80% 節約されることになっています。
V1 の価格ですが、400,000 nok なので、機械のランニングコストを無視して 10 万袋でペイします。
1 袋 20kg 入りだとすると、2,000t が採算ラインです。
まあ、400,000 nok (530 万円)もの大金を袋詰め機に投資できる状態ではないですから、ふーん、という感じではあるんですが、最終的には、このようなシステムで省力化を図りつつ、生産性を高め、原木を高く買い、製品を安く売れる体制を整えていきたいと思います。
そう考えると、トロンメルは場所を取りすぎるため、計画を変更した方がいいですね。
このままトロンメルの開発を続ける行為は、まさに コンコルドエフェクト でしょうから。
次のステップとしては、太さの選別、ゴミ取り同様、非常に手間がかかっているのが、長さの選別についても、考えていく費用がありそうです。
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