薪割り機の電動化について考えてみる

facebook の方でちょっと話題になったので、こちらにも備忘録を兼ねて書いておきたいと思います。

市街地で薪割りをしたいという場合、空冷エンジンを使う作業というのは相当厳しいかなと思うわけです。

薪割り機に対してのニーズは人それぞれだと思うのですが、3 万ほどで売られているチャイニーズ物で満足できる人はそれでいいとしても、100V だと、1500W 以上の仕事はしないわけですから、当然に亀のように遅いわけです。

もう少し早く作業をしたい、というと、やはり、100V だと厳しいわけです。
かと言って、一般家庭で動力を引くかどうか、というと普通は引かないと思うので、現実的な選択肢というと、単相 200V かなと思うのです。

薪割り機の部品は、基本的にアメリカで買っているのですが、エンジンやモータなども売られていて、それを見ていると、結構安いのです。

後、モーターですが、face mount というのですが、ブラケットなどをポン付けできるようになっているものがあります。

写真のものは、チェンベアを作るための部品なのですが、オスのほうが単相 115V,230V/60Hz 用(米国仕様)のモータで、メスの方は減速機です。
薪割りヤードには電気はありませんので、当面は、発電機を使うのですが、電圧を調整できるので、115V で発電して使用するつもりです。

燃料を買い出しに行くのが面倒くさいので、将来的には、薪割り機も電動化できないものかな、と思っています。

ただ気になる点としては、電圧の違いもあるのですが、それはトランスなりで簡単に解決できることだろうと思うのですが、PSE マークがない、というのは違法である可能性がありますね。
あと、60Hz ではない地域で使った場合に都合が悪いことは明らかです。

そういうケースだと、国内仕様の三相モータを使い、インバータで単相を三相に変換することになるんじゃないかと思うので、そちらについても、勉強をしていきたいと思います。

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4 thoughts on “薪割り機の電動化について考えてみる

  1. 通常は、発電機の等価逆送電流耐量が15%位(JEMA-1354)なので
    汎用インバーターを発電機で使用する場合は、モーター容量の5~6倍の発電機が必要になります。

    マトリックスコンバーターでしたら、モーター容量の1.2倍位の発電機容量で適用できます
    さらに、汎用インバーターの様な高調波の問題も有りませんので
    マトリックスコンバーターをお勧めしますが、価格が高いのが難点です。

    発電機に金を掛けるか、商用電源を引くか、マトリックスコンバーターを採用するか
    悩ましい処です。

    参考までに、直入の場合はモーター容量の3倍程度の発電機が必要です。

  2. 商用引くと、特に、三相を引くと、固定用がかかるのが難点ですが、プロセッサは電動にするには7kWのモータが必要になるので、単相200Vで7kWのモータが回せるインバータってのがいくらするのか、それともガソリンエンジンを使い続けるのが得なのか、というような問題がありますね。
    それ以外の小物類、トロンメルなども、油圧がいいのか、モータでダイレクトに駆動するのがいいのか、当面は試行錯誤になりそうです。

  3. 国内では単相200Vで7kWのモーターなんてのは無いですよ。
    単相入力、三相出力のインバーターも2.2kW位までしかありません。

  4. 米国だと10HPでもありますよ。230Vですが。なんでないんでしょうね。あと、PHASE-A-MATIC っていうんですが、単相から三相にするだけの変換箱があるんですよ。http://www.phase-a-matic.com

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