薪製造機の管用ネジのサイズ等の確認

赤い方、WP36 のオイルタンクのドレン、それと、インフィードローラーの油圧モータのドレンホースの両端のネジの種類とサイズの確認をしました。 作動油タンクのドレンと、ドレンホースの戻り側は同じサイズです。 G1/2 でした。 モータのドレンポートはG1/4です。 サイズは違うんですが、どちらも 1004 ですね。 片方 1/2″, もう片方が 1/4″ なんていう既製品のホースってあるんでしょうか。 ドレンなので、圧はほとんどかからないはずなので、耐圧ホースである必要があるのか、ちょっと怪しいですが。。。 1/2″ から 1/4″ に変換した方がいいような気がします。 まあ、こちらのホースは傷んでいるわけではないし、ログテーブルの在庫がないので、とりあえず、口金だけ調べて、一旦元に戻そうと思います。 作動油タンクのドレンですが、パッキンとかなかったんですよね。 G1/2 で平行ネジだと思うんですが、今まで漏れてなかったのは不思議です。 麓技研のドレンコックで G ネジのものを探してみたんですが、F102SX が G ネジで 3/8″ なんでだけです。 1/2″ のものは見当たりませんでした。 あと KOHLER エンジンですが、Command って、1438 を使うようにメーカーサイトにあったんですね。 使用をざっとみてみると、3/8″ NPT … Continue reading

管用(くだよう)ネジの規格

管用(くだよう)ネジの規格ですが、非常にややこしくて、自分もきちんと理解しているのか、かなり怪しいのですが、整理を試みてみたいと思います。 管用ネジには、基本的に大きく2つの種類があるんですが、テーパーネジと、平行(ストレート)ネジです。 テーパーねじは、要するにテーパー、つまり、たけのこのように根本が太く先端に行くに従って細くなる形状のネジですね。 それに対して平行ねじは、先端も根本も太さが同じ、つまり、並行でありストレートなネジ、というわけで、まあ、名前のとおりです。 管用テーパネジ(R ネジ=オス・Rc ネジ=メス,旧 PT ネジ) は締め付けることにより、オスネジとメスネジがガッチリとかみ合うので密閉性が高く、通常はこのネジが使われます。 一方、管用平行ネジ(G ネジ,旧 PF ネジ)は、普通のボルトとナットと同じで、突き当たるまでするすると回りますから、それ自体に密閉性はなく、通常は、パッキンを用いて密閉するわけです。 日本では、油圧ホースなどは、JIS 規格の R・Rc(PT)ネジ なんですが、アメリカは残念ながら規格異なり、NPT ネジ です。 アメリカの並行ネジは、NPS ネジといいます。 PT ネジと NPT ネジとは、そのまま接続できません。 なので、接続するためには、変換継ぎ手 を用いねばなりません。 この資料で分かる通り、材質的に、黄銅を用いたものは最高使用圧力が低く、高圧洗浄機の一部には使えますが、薪割り機には使えません。 例えば、.1 クラスのミニバックホーの油圧は、概ね 20Mpa 程度、薪割り機は、2500〜3000psi(17.2Mpa〜20.7Mpa) 程度、家庭用の高圧洗浄機7Mpa 程度です。 ブレイブはアメリカの会社なので、もし、ホースが裂けてしまったら、ホースは NPT だと思うので、日本の PT のネジとはそのままでは接続できませんから、継ぎ手を用いて変換するか、あるいは、アメリカからホースを輸入して修理する必要があると思います。 … Continue reading

クイックカプラの見分け方を調査中

これを見ろで終わってしまいそうですが。。。 Printable Quick Coupler Identification Chart これでログテーブルのカプラが何か調べてみたいと思うんですが、足りない分は買わないといけなくなるわけです。 MonotaRO のカプラ、なんとも書いてないんですよね。 日東工器の HSP カプラのページで、こっちのが安いと表示されるから、そのパチモンかな? 高圧用カプラー プラグ 最高使用圧力21MPa 高圧用カプラー ソケット 最高使用圧力21MPa これにはハイパーってバージョンがあって、残圧があっても接続しやすいようです。 これがどれなのか、チャートを見ても、はっきりとわからないので、Photoshop で写真とチャートを重ねて確認したんですが、どれとも合致しないです。 そういえば、ViO-55 はブリヂストンのカプラーらしいという話なんですが、BI カプラーというもなのかなと思って、日東工器の HSP カプラーと重ね合わせてみましたが、これまた別物っぽいですね。 それと、G ねじなのはいいとして、アイヨンなのか、東空なのか、どっちだろうと書いた ISO 16028 カプラが届きました。 まあ、見ての通りです。 もし、グラップルカッターにホースがついてきたら、1/2″ G おねじメスシート x 1/2″ G おねじ O … Continue reading

フラット(フラッシュ)フェイスカプラをヤフオクで買ってみました

グラップルカッターを作ったはいいんですが、ワンタッチカプラやホースを手配しようとしたんですが、工場の営業の女の子と、微妙にその辺の細かい部分の話が通じないのです。 こちらの英語が怪しいのもあるんだけど、向こうの管用ねじに対しての知識が怪しいのもあって、それこそ 100 台とか作るとなると、当然すり合わせをきっちりするのですが、面倒なので、出たとこ勝負かなと思うのです。 それで、ねじについて聞くと G ねじだといいます。(正確には、european standard という) 薪製造機もそう言われて、蓋を開けてみると、G ねじ, 東空だったのです。 呼び方 口金 番号 オカダ(アイヨン) JIS B8463 管用平行めねじメスシート 1004 ニューマ SAE 37° ユニファイめねじメスシート 6013 東空・古河 JIS B8363 管用平行めねじオスシート 1005 いうまでもないことですが、並行ねじってのは、ねじ山で圧油を封止できませんので、シート面(シール面)やパッキン(O リング)などがあります。 G ねじとだけいわれても、封止方法については何も触れていないわけです。 オカダも東空も G ねじなんで、ねじ自体は噛み合うんですが、そのままでは油はダダ漏れになります。 送られてきた写真には、特にホースは写ってなくて、代わりにワンタッチカプラだけついているように見えます。 今までの経験からすると、おそらく東空のホースがついてきそうな気がするんですが。。。 いずれにしても、このカプラは使いません。 … Continue reading

油圧ホース修理

今日は ViO30 の油圧ホースの修理です。 コーンスプリッタのホースですが、1 本 T さんが持って行ったものに交換してくれたんですが、もう一本も怪しいと言ってのが案の定お陀仏で、スペアと思っていたものに交換したら、それも漏れるということで、予備のホースを持って修理に出かけました。 ワンタッチカプラの側は NPT とわかっているので、ホースは在庫してある両端 NPT のものです。 なので、アタッチメント側を NPT から別の何かに変換してやる必要があるのですが、今回はいわゆる古川なので、古川から NPT に変換しないといけません。 アタッチメントはドイツ製なのでミリネジです。 はてさて、ここで問題が発生するんですよね。 東空・1005, JIS B8363 管用平行めねじオスシートから NPT-M, アメリカ管用テーパおねじにはおそらく一発では変換ができません。 仮に変換できたとしても、日本国内で変換継ぎ手を購入すると、アホのように高い。 だとすると、フラッシュフェイスカプラをミリ規格のものにして、ホースもミリで作ればいいんでしょうけど、ここは結構頻繁に損傷するので、そんなコストのかかることはしたくありません。 ここでニューマの登場です。 オカダ, ニューマ, 東空・古河 — ユンボ屋さん語をついに解読した件 ニューマは JIC, SAE J514 and MIL-DTL-18866 standards … Continue reading

オカダ, ニューマ, 東空・古河 — ユンボ屋さん語をついに解読した件

口金の呼び方です。 ずっと前から何を言っているのか分からなかったんですが、ついに解読しました。 まあ、見ての通りですが、一応、機械可読なように文字に起こしておきます。 呼び方 口金 番号 オカダ(アイヨン) JIS B8463 管用平行めねじメスシート 1004 ニューマ SAE 37° ユニファイめねじメスシート 6013 東空・古河 JIS B8363 管用平行めねじオスシート 1005 いや、ViO-30 のホース接続部分の口金ですが、漏れるようになったんですよ。 フラッシュフェイスカプラのところから。 それで、ユンボ側の口金は実はオカダなんです。 フラッシュフェイスカプラは NPT なんです。 そりゃ漏れるって。 一応、NPT なんだけど、とユンボ屋さんに入ったんですが、彼らには通じません。 メニューは「オカダ, ニューマ, 東空・古河」の 3 品なんです。 それでも 20 年はちょっと盛りすぎだけど、15 年くらいは持ってくれたわけです。 … Continue reading