ダンボール入りの薪

ヤフオクでダンボール入りの薪を売っています。

ダンボールなんですが、近くのホームセンターダイキで買ってくるんですが、120 サイズで約 200 円かかるんです。
まあ、ダンボールワンとか、注文して宅配で取り寄せるほどではなく、今は試験的に販売してみているだけなんですが。
それで、200 円と言うはどうなのかなと思うわけです。

薪自体は、送料込みで 2,999 円で売り出していますが、最終的に支払われる金額ってのは、1,635 円になります。

受取金額:1,635円
決済金額:2,999円
落札システム利用料:-264円
送料:-1,100円

さて、翻って原価についてです。(税別)
薪自体の原価は、原木が 11 円/kg で歩留まり 50% なら 22 円/kg です。
加工に 10 円/kg かかりますので 32 円/kg です。
経費を考えると 40 円/kg くらいでしょうか。
税込だと 44 円ですね。

MAX 24kg 入るので、それだけ入るとすると、1,056 円が薪の原価です。
箱代が 200 円。
一箱で 379 円残る計算になりますが、箱詰めだとか、郵便局に 25kg 近い荷物を一つ二つ差し出しに行く手間は含まれていません。

コストダウンできるところは数カ所あって、

  • 箱代
  • 送料込みの価格にしているため、送料に対しても Yahoo の手数料が発生している

の 2 点です。

送料の 1,100 円に対しても、8% とその消費税の手数料がかかるわけで、金額にすると 96.8 円ですから、結構馬鹿になりません。これに関しては送料別にすることで節約できますし、常識的な範囲で、発送にかかる実費、ダンボール箱代であるとか、送料に含めても良いので、商品を 1,500 円にして、送料を 1,500 円にすれば、落札した方の負担する金額は同じでも、オークション手数料は 132 円になるので、半額で済みます。

ただ、送料別にすると、近いから実際の送料が安いだろうとか、すごく貧乏くさいくて面倒くさい人に絡まれ、いちいち説明しないといけなくなる、お店もそうなんですが、同梱したから送料が安くなっただろうから返金しろとか、いるんですよ、そう言う人が。

送料込みにすると、そう言う面倒くさいことにならないのが楽だし、送料込みの支払い総額が、消費税分安く見せかける税別表示と同じで、表示自体がわかりづらいと言うデメリットもあるんで、個人的にはない選択かなと思います。
そもそも、そう言う細かなことを考える人が 20kg ちょっとの薪を 3,000 円も出して買うわけがありませんから。

そうなると削れるところは、もう箱代くらいしかありません。
しかし、新品になると、大体 50 箱くらいから、その先は 1,000 箱買っても、ほとんど値下がりすることはないのです。

箱詰めは意外に時間がかかるので、委託をしたいところですが、薪の生産自体でいっぱいいっぱいなので、これに関してはパートさんなり、内職さんなり、募集して対応しないといけない気もするんですが、なんせ 379 円しか残りませんからね。
1 時間に 10 箱詰めるのは難しいと思うので、一箱 200 円くらい手間賃を払わないといけない気がしますが、そうすると 179 円しか残りません。

それで、中古の箱ってのが世の中にはあるようなんです。
野菜や果物などの箱で、ダブルフルートだったり、同じ箱が数がまとめてあるようなんです。
例えば、バナナだと、70 円くらい、120 サイズくらいの野菜で 80 円くらいです。
ただ、税別だろうし、送料だの言い出すだろうし、中古の汚れた箱で 100 円ケチるのか、ということになるわけで、難しい選択です。

いや、なんで今日はダンボール薪の話を書くのかと言うと、今日はお宮だったんですが、久しぶりに今治のイオンモールに出かけて、アウトドアコーナーで焚き火台などをみて、キャンパーさんにどういう薪を作ったら、買っていただけるのか、喜んでいただけるのか、そう思いながら物色していたんです。

現状は、ピザ薪くらいの割サイズのクヌギ・ナラだけ詰めていて、長さも 33cm 前後あるのです。
正直、これだと焚き火にはならない、慣れていない人は燻らせて、なかなか火をつけることができないのではないだろうか、と思ったりします。
長さも長いので、焚き火台からはみ出すかもしれませんし、割るのは例えばキンクラや X7 などがあれば簡単でしょうが、半分に切るのはなかなか大変だと思いますので、焚火用なら、半分に予め切ったものを販売したほうがいいんじゃないかと思ったりもします。

ただ、利益がほとんど出ないし、40 円って単価は、薪ストーブ向けに 350kg で 21,000 円と言う値段よりもはるかに安い、40 袋, 16t まとめて買っていたいたときくらいの単価で、さらに手間をかけてまで売る必要があるの、とも思うのです。
まあ、中身よりも、送料の方が高いのがそもそもの原因ではあるんですが。

悩みは尽きませんが、もうしばらく、ダンボール薪の販売を続けてみようと思います。