みかんカゴの洗浄が大変なので。。。

Hearth & Home 暖炉家 では雑貨の輸入販売をしているわけですが、輸入してすぐに売れるわけではないし、商品を Amazon 倉庫に保管してもらうにしても、一度検品したり、Amazon 倉庫の基準に合わせてパッケージを加工したりする作業が必要になります。

商品を Amazon で保管してもらうと、保管料(家賃)が発生してしまいますし、うちの場合、季節商品が多く、売れ残って大量の在庫を保管ということになれば、保管期間を超過して破棄になってしまうこともあり、送料をかけて回収したりしないといけないことになります。

なもんで、在庫切れにならない程度の量をこまめに補充する必要があるわけですが、ダンボール箱というものは、時間と共に劣化してしまいます。
LODGE のクッキングウエア は、重量があるため、ダンボールに入れた状態で積み上げては、すぐに箱が傷んでしまい、1 年経つと、元の 50% の強度しかなくなるのです。
ダンボールの強度を上げるのには、かなりのコストがかかるため、長期間、箱詰めされた状態で積み上げて保管されないようにする、ということが大事になるわけです。
そのため、みかんカゴ(収穫コンテナ)に小分けにして保管しているのですが、結構カゴは汚れてしまうものなのです。

これから寒くなるし、高圧洗浄機で洗うと水が跳ね返って大変な上に時間もかなりかかるのです。

ホシザキの営業所に電話をすると、100V の中古が出ている、ということで、それで思い切って、洗浄機 を買うことにしました。
結構いいお値段でした。

みかんカゴは、薪を入れるのにも使っているんし、貸し出したりもするんですが、返してくれる時、

  • 取りに来い(タダで)という人
  • 泥だらけではあるものの、持ってくる人
  • 綺麗に洗って、お礼に菓子折りまで持ってくる人

と、本当に様々です。

まあ、図書館で本を借りて、返して欲しければ取りに来い、という人はいないと思うんですけどね。
それでも、本に書き込みをしたり、ひどい場合だと一部を切り取ったりするケースもあるとか。

物を借りたら、少なくとも借りた時の状態で返して欲しいものですし、他山の石にしたいと思いますが、薪の自動販売機でもみかんカゴを使う予定ではあるので、汚れたら洗わないとで、結構数が増えるんじゃないかなと思うわけです。

洗浄にかかるコストですが、洗剤を使うとかなり費用がかかるようで、油汚れなどは付着しないので、お湯だけでいいんじゃないかと思うのですが、電気はタダ(太陽光発電で売れるので厳密にはタダではないのですが)だし、水も井戸なので、給湯のコストくらいかなと思います。
なので、この部分はあまり考慮しなくていいのではと思いますが、機械自体、保証がついていて、その間にメンテナンスの必要性を判断して、保守契約をするのかどうか、考えてみてください、ということです。
あとは人件費で、1 カゴを 2 分で洗えるとすると、1 時間に 30 カゴですから、1,500 円/時だと、50 円/カゴ、ということになりますね。(普通作業員 12,000 円/日として、間接労務費等を無視した場合の単価)
これ以外にも、カゴ自体の輸送等のハンドリングにもコストがかかるので、カゴ洗浄自体は、一つ 100 円くらいの費用をお願いしないといけないかなと思います。

自動販売機等でのカゴでの販売の件ですが、カゴのコストは、それ自体が一つ 100 円、洗浄等の再生に 100 円で 200 円が容器代となり、ダンボール 120 サイズと同等くらいのコストですね。
カゴは返してもらない、盗まれるという可能性があるんでしょうが、返してもらって再利用できれは、ダンボールよりも若干安いということになります。
ただ、ダンボール薪同様に、容量を少なくすれば、容器代の占める割合が大きくなるという問題が発生します。

120 サイズのダンボールの場合で、DCM の A フルートで約 200 円です。
このケースには約 20 — 25kg 入れることができます。
これ以上の重さになると経済的に宅急便等で発送することができないし、重すぎてお客さんが運ぶのが大変になります。
ダンボールはみかんカゴのように嵩張らずたためますし、そもそも使い捨てなので、回収して再生する手間がかかりません。
ただし、あまり強度はないので、長期間、高く積んで保管したりすることはできないと思われます。

両方にメリットがあるので、適材適所で使っていきたいと思います。