ニチフの圧接形中継コネクタ

OilQuick の配線修理の件です。

この間普通にポゴピンの端子にギボシ端子を取り付ける作業をしたんですが、線が細くて難儀をしたんです。
まあ、半田付けまでして作ったんですが、防水スリーブを入れ忘れたり、時間もかなりかかったんで、ふと、ニチフの圧接形中継コネクタのことを思い出しました。

それで、ちょっと空いた時間があったので、ディックで物色してみたんですが、なんか種類があるようです。
NDB, NDC ってあるんですが、よくみても違いがわかりません。
Gemini に聞いてみました。

ご質問のニチフの圧接型コネクタNDBNDCの違いについて、以下の通りMarkdown形式でまとめます。

この2つのシリーズの主な違いは、適合する電線の種類サイズ(太さ)、そして極数(ピン数)のバリエーションにあります。

ニチフ 圧接型コネクタ NDBとNDCの違い

項目 NDBシリーズ NDCシリーズ
主な適合電線 一般的な単線より線 細線より線(特に柔軟な細い線)
適合電線サイズ 比較的太い範囲に対応(例:AWG 22〜16相当) 細い範囲に対応(例:AWG 28〜20相当)
主な極数 1極、2極、3極 2極、3極、4極など(多極バリエーションが豊富)
特長・用途 汎用性が高く、一般的な照明器具や電源接続などに使用される標準的なシリーズ 細線や柔軟な電線の接続に特化。制御機器や高密度配線に適し、小型化が可能

違いのまとめ

  1. 電線の太さ・種類:
    • NDB:より一般的な太さの単線やより線を使用する場合に適しています。
    • NDC細いより線(IV電線など)を確実に圧接したい場合に特化しています。
  2. 配線密度:
    • NDCの方が細線対応と多極化により、高密度な配線小型化のニーズに対応しやすい傾向があります。

製品を選定する際は、接続する電線の種類と規格(AWGまたはmm2をまず確認してください。

わったような、わからないような。。。
今回は、NDC シリーズが適切な選択の気がします。

あと、上で出てきた AWG ですが、これも整理しておきます。

AWG 断面積 (mm2) sq (JIS) 対応サイズ 許容電流 KIV (撚線)
AWG 30 0.0507 0.05 sq 0.1 A
AWG 28 0.0804 0.08 sq 0.2 A
AWG 26 0.128 0.12 sq 3 A
AWG 24 0.205 0.2 sq 5 A
AWG 22 0.324 0.3 sq 7 A
AWG 20 0.519 0.5 sq 11 A
AWG 18 0.823 0.75 sq 14 A
AWG 16 1.31 1.25 sq 19 A
AWG 14 2.08 2 sq 27 A
AWG 12 3.31 3.5 sq 37 A
AWG 10 5.26 5.5 sq 49 A
AWG 8 8.37 8 sq 61 A
AWG 6 13.3 14 sq 88 A
AWG 4 21.15 22 sq 115 A
AWG 2 33.63 38 sq 162 A
AWG 1 42.41 38 sq 162 A
AWG 1/0 53.49 60 sq 219 A
AWG 2/0 67.42 60 sq 219 A
AWG 3/0 85.3 80 sq 269 A
AWG 4/0 107.2 100 sq 298 A

今回は信号線なので、大体 AWG 20 か、それよりも細い感じかなと思いますが、少なくとも前回購入したものは、0.5sq だったようです。
ポゴピンの端子の方は、それよりもさらに細い線が使われているので、AWG 22 か 24 か、その辺だと思います。
AWG 26 でも 3A は流せるようなので、12V なら 36W まではいけるということですね。
ソレノイドは 2 系統あるので、一つ 18W くらいまで、ということになるわけですが、せいぜい数 W の消費のようなので、線が焼き切れるというようなことにはならないかと思います。

というわけで、次回は、NDC2420 を使っておけば、とりあえず大丈夫そうかなと思うところです。

それで、前々から気になっていることが。。。
自動車の部品売り場だと、エーモンのを置いているんですよ。
これ、ニチフのものと同じなのか、エーモンだと 3331 という型番で着脱不可のものがあったりします。
違うとしたら、相互接続できるんでしょうかね?
MonotaRO も MonotaRO ブランドで売っていたりしますし。
まあ、エーモンに限っていてば、ニチフのものよりも割高なので、買うことはないだろうなとは思うのですが。