昨日は、兼務社のどんど焼きでした。
どんと、とんど、濁音はあってもなくてもいいものなのか、その辺のことも含めて深く考えずにいたんですが、大学生がどんど焼きについて調べに来ていて、色々話した中で、なぜ「どんど」なのか、ということを知らなかったものですので、調べてみました。
まあ、時代なのでググります。というか、Wikipedia をみました。
そうすると、とんどとは歳徳神のことである、とあります。
ほとんどの暦では、最初の方のページに王妃のような姿の美しい姫神の歳徳神を記載している。歳徳神の由来には諸説あり、『簠簋内伝』では、牛頭天王の后・八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとしているが、これはでたらめであるとの批判もある。また、牛頭天王が須佐之男尊と習合したことから、その妃の櫛稲田姫とも同一視される。
ということで、櫛稲田姫であるかどうかは棚上げするとしても、とりあえずは姫神ということでコンセンサスが得られているわけです。
このことで思い出すのは、自分が今日の大学生くらいの年代だった頃の、恵方巻きなんてのは、セブンイレブンが金儲けのために思いついて、でも誰も相手にしてなかった感があるんですが、今ではあちこちの商人のが出回っていますよね。
また地方まで波及している感は薄いですが、ハロウィーンイベントなども、最近来つつあるわけです。
そのうちに基督大神を祀る神社なんてもんが出てきてもおかしくない気もするんですよね。
何をアホなと思うかもしれませんが、実際、上に書いてあるとおり、牛頭天王が須佐之男尊と習合したわけで、その名残が氷川神社であったり、天王洲アイルの天王洲、という地名なわけです。
ビリケン神社 だってあるわけで。
恵方というのは、この歳徳神の方角、ということになっていて、その方角をどうやって決めるのか、というと別にセブンイレブンがサイコロを振って決めているのではなくて、十干 で決まっているわけなんですが、まあ、じゃあその十干は古代中国由来なわけです。
つまり、十干は古代中国由来、歳徳神は祇園精舎の守護神である牛頭天王の妻ということならインド由来、もう、ハチャメチャですね。
なぜ、歳徳神が「とんど」なのか、その説明は Wikipedia にはないですね。
で、「どんど 語源」で検索を掛けてみます。
こちらのサイトでは、語源というよりも各地の呼び方を色々と調べています。
地区の方や、大学生の若者とも話したことですが、当該地区(五明地区)のどんど焼きは、今から約 30 年ほど前に始まった行事であって、歴史は非常に浅いものです。
また、代々のお宮ではなく、自分がご縁があり兼務するようになりましたので、祭儀の意味そのものについては、自分自身が考えて行っており、その内容を説明しているのですが、行事の内実としては、古札とお正月飾りの焼納を行い、ちいさなもち(丸餅, 直径 5 — 6cm 程度)を竹に挿して、それを炙って食べて無病息災・五穀豊穣を祈る、そういう行事です。
そういう意味では、呼び方はいろいろあっても、趣旨はほぼ同じように見受けられます。
こちらのサイトでは、語源として、次の記述があります。
〇語源
「どんど焼き」の語源については、火が燃えるのを「尊(とうと)や尊(とうと)」と囃(はや)し立てたことから、その囃し言葉が訛(なま)ったのだとか、どんどん燃える様子からそれらの名称がついたのだとかいわれています。
ひねくれていると、ソースは、何ていう人もいそうですが、まあ、リンク先のサイトの人、ということになるわけですし、その人も、どこかで聞いたとか、誰かから聞いたんだけど、みたいなもんでしょう。
結局のところ、日本はなぜニッポンというのか、というのに似てる気がして、もっともらしいことをいうことはできても、本当のところはわからないんじゃないだろうかと思います。
というわけで、これ以上深く調べるのは難しそうなので、語源としては、
- 歳徳神のことで、とんどさんともいわれていることから
- 火が燃えるのを「尊(とうと)や尊(とうと)」と囃(はや)し立てたことから、その囃し言葉が訛(なま)ったのだとか、どんどん燃える様子からそれらの名称がついたのだとかいわれていことから
ということにしておこうと思います。
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