最近、すっかりブログの更新をさぼっていました。
青森に配達にいったときに、Sさんに「ブログが最近更新されないですね」と言われてしまいまして、ちょっと反省しております。
というわけで、近況報告というか、輸入の進捗です。
Instagramではそこそこアップしているのですが、木曜日に青島港にコンテナが搬入されました。
今回は、品切れしているラジコン草刈り機NS2、メッシュパレット、薪用のフレコンバッグなどが入荷予定です。
変わったところだと、個人用の竹切りアタッチメント新型、太陽熱温水器なども入ってきます。
竹切りアタッチメントですが、かれこれ2年越しくらいのアップデートでしょうか。
前回の反省点として、グラップル部分の設計が不十分で地面に落ちた細い枝が掴めなかったこと。そして、ナタ刃を油圧シリンダで駆動する構造(シーケンス制御、on/off切り替えバルブ)のため複雑で配管が一部露出し、竹以外の枝などの処理に使うと引っかかったり、蔓が絡まったりして破損するリスクが高いこと。
なによりも高価になってしまったこと。
これらを解決すべく、把持する力で切断するシンプルな構造に変更しました。
刃物には、NM400でコストダウンしようかとも思いましたが、HARDOX 450を引き続き採用しています。
太陽熱温水器についてです。
かれこれ15年前にFUJISOLのものを導入したんですが、タンクがガルバリウム鋼板で一部が腐食し、凍結が原因だと思うのですが、中のウレタン断熱材が破裂して水が抜けてしまいました。
保険屋さんの見立ては経年劣化ということで支払い対象外。
市内の業者さんに見積もりをお願いすると40万以上かかるとのことで、どうしたものかと思案しつつも長らく放置していました。
重い腰を上げて国内の状況を調べてみると、比較的安いのがニトクラフト さん。
で、面白いことが書いてあるんですよ。
①圧倒的にやすい
弊社温水器はおそらく国内最安と言っていいかと思います。なぜ安いか?それは単に私の利益を圧縮しているからです!
なぜ利益を圧縮するのか。それは太陽熱温水器を安価で提供し多くの人に広めることで地球の未来が良くなると信じているからです。
ではなぜこんなに安く提供できるの?なんか怪しくない?…安すぎて不安になるその気持ち、わかります。
品質が悪いから安い、ということは全くないので安心してください。
真空管温水器はほぼ全て中国製で原価はどこの販売店もほぼ一緒です。
どれだけ利益を乗せるかだけが変数なのです。
ふむふむ。
さて、国内最安とのことですが、この際なので中国での相場を調べてみました。
自分は青島港を使っているので、その近辺の工場にコンタクトを取ってみると、おおむね40万の見積もりでした。
うーん、国内で買うのと同じか、と思ったのもつかの間、MOQ 10とあります。
そう、1台ではなくて、10台でしか売らないよ、だから10台分の見積もりで40万円なんですね。
1台4万円です。
1台4万円のものが数倍になっているようですが、それでもこれだけ「安い」と堂々と連呼できるほど、内外の価格差が大きいようです。
それで、Aさん(うちの製品を製造してもらっている鉄工所)に「どうなん?」という話をしたんです。
あまりにも安いので。
そうしたところ、品質にかなりのばらつきがあるから、自分用に1台だけなら高級品の工場を知っているよ、ということで紹介してもらったんですが、そこの製品は、高級すぎて自分のニーズには合わないというか、専用のコントローラを使うように完全にブラックボックス化されているのです。
うちの破損したものは重力式でコントローラー等はまだ使える状態なので、タンクや集熱缶のみ交換して、それ以外再利用したいこと、将来的には薪の簡易乾燥機の熱源にも使いたいので、とにかくシンプルなものがよかったんです。
もう一つ気になる問題があり、それは水道法です。
うちは井戸水なんですが、水質検査をしたところ亜硝酸態窒素が検出されました。対策として浄水器を輸入して導入しました。
その時に水道法を知りました。
自分の知識の範囲では、日本のような小さな未成熟な市場で直圧式が水道法をクリアすることは正直かなり難しいと思うこともあり、今回は開放型(重力式)のものをチョイスしました。
これであれば、ボールタップ給水弁に水道法に対応した国内品を使うことで、2本配管にはなりますが、クロスコネクションを確実に防止するために飲用不可の専用水栓を用意すれば、合法的に利用できるようになります。
雑貨屋としての体力的にも、いくつものバリエーションの在庫を持つことはできないので、300Lの重力式に絞って扱おうと思います。
サンプルの価格としては、木枠梱包や破壊検査用の予備部品、中国国内での横もち運賃などを含めて $460.08でした。
USDJPYが162円、為替手数料が5%とすると、460.08 x 162 x 1.05 = 78,260、8万円弱程度でした。
最近運賃が高騰していますが、3割程度で国際輸送のコストは賄えます。
よって、消費税を入れても12万円かかりません。
厳密にいえば、これは個人輸入品なので、運賃に消費税もかからず、本体に課税される消費税も6掛に減額されます。
本体のみで見れば、$244.80なので、244.80 x 162 x 1.05 = 41,640円です。
当然ですが、FCLで輸入すれば、輸送コストは激減します。
うちでは10万円を切る価格で販売したいと考えています。しかし、サンプルの共同購入希望者は0名だったので、次回輸入する際には、ニトクラフトさん同様、完全前金・キャンセル不可、という条件で市場調査をしたほうがよさそうです。
サンプルが届いたら早めに設置し、制御器S-3を使いつつもIoT化の試験も同時に進めたいと思います。その上で、制御器を内製化してクラウド対応を行い、日射量データなどから貯湯量シミュレーションを行えるようにしていきたいと思います。そうすることで、薪の乾燥を太陽熱で行い、その際にチャンバー内の加温や湿った空気のベント量などを得られるであろう熱エネルギーに応じて調整することで、エネルギーの利用効率を高め、乾燥の品質も高められると思います。