今日は試作したラッシングベルトの試験に 愛媛県産業技術研究所 に行ってきました。
結構年季の入ったアムスラー万能試験機です。
ベルトが滑るかも、ということだったんですが、懸案通り規定の力は加えることができましたが、それ以上は滑ってしまい、リミッターがかかって破断するところまでは試験できませんでした。
久しぶりに使うから、リミッターの解除をメーカーに問い合わせないといけないということで、残りの 2 標本は後日ということになりました。
巻き取り量を増やす等、工夫してみたいと思います。
それはそうと、安全率というか、対荷重の表示について、日本と中国では全く違うのかなと思うんです。
今回の品物は、2 トンと表示されているもので、ベルトに 2 本のマークがあり、それで判別するのです。
で、おそらくですが、その 2 トンってのは、破断強度だと思うんですよね。
国内だと、たとえば、オーエッチのものは安全率は 5 くらいを見ているようです。
なので、破断強度が 2t なら 400kg 用と表示する感じです。
JIS 品だとそういう決まりがあるのかな。。。
一応、ベルトラッシング JIS B 8850:2020 という規格はあるようですが、まあ、値段は見ての通りでして、破断強度で 2t クラスのものは 5,000 円ほどしているわけです。
うちは、それを 1,000 円以下で販売することを目標としています。
NON JIS ながら、きちんと第三者機関で試験をして、品質(強度)を確認した上で、販売を行うという方針でいきたいと思います。
量産時にも、ロットごとにサンプルを抽出して、試験を行うと思います。