ウッドボイラーは ATO 製 N-220NSB を発注

ボイラーについて、カグツチ をベースとして作成するつもりでしたが、とにかく時間がないので、とりあえず既製品を使おうと思い、ATO のウッドボイラー を注文しました。

前にも書いたと思いますが、クラフトマンのフィーボには期待したのですが、生ではオガ粉等は燃やせないということで、そしたら知らない間に、温水ゴロン太 がでてたんですが、いかんせん、高いのです。
ゴロン太は、長いもの、太いものがそのまま焚けるので、廃材を燃料として活用する際には、便利なんだろうなぁとは思うのですが。

うちの場合、主に薪割りの際にできる大量のチェンソーダストと、トロンメルでふるい落とされた木っ端を燃やすことになると思うので、ファンを使って強制的に燃やせる ATO のほうが向いているんじゃないのか、と思ったわけです。

液体同士の熱交換は、ステンレスのフレキパイプをくるくる丸めてドボンですが、空気との熱交換は、エロフィン管 を使う予定です。

予算の都合で、N-220NSB(燃焼室 200ℓ)をチョイスしたんですが、理由としては、N-200NSB(燃焼室 130ℓ)に比べて、燃焼室の容積が 1.5 倍くらいあること、N-350NSB(燃焼室 300ℓ) は N-220NSB の約 2 倍するが、燃焼室の容積的には 1.5 倍程度しかないので、コスト的に見送りました。

N-220NSB ですが、能力としては、43.4kW ということになっています。
燃料として、毎時 16kg の薪を必要とするようです。
200ℓにどの程度うまく詰め込めるのかわかりませんが、ガサツに放り込んで 50% が隙間だとすると、100ℓ分の薪が入るわけで、比重が 0.8 であれば、80kg 分ですので 5 時間燃焼できる、ということになります。
計算上は。

よって、朝、まずはボイラーを焚いて、夕方にボイラーを焚けば、カタログの半分の能力であったとしても、一日に 200kWh くらいの熱出力はあるわけです。

とはいえ、これも前に書いたと思うのですが、40F コンテナクラスの乾燥庫で 1 週間程度で乾燥させるシステム では、熱出力 600,000BTUs(175.8kW) くらいのボイラーを使っています。

まあ、こういう熱源の出力を言われてもピンとこないと思いますけど、薪ストーブは、F400 とかの中型機種は定格 7kW, 最大 10kW 程度、家庭用のガス給湯器の 24 号がだいたい 40 — 50kW(追い焚き同時使用)という具合です。

一応、乾燥用のコンテナ自体は、12F を予定しているので、単純計算で約 100kW、すると、必要な出力の半分程度ということがわかりましたが、うちの場合、生木を強制乾燥だけで乾燥させたいと思っているわけではないこと、また、wood waste boiler を使うシステムは熱回収システム(いわゆるロスナイ)がないことから、その辺の手当でなんとかなるのではという考えもあります。

ボイラーの容量は多いに越したことはないわけですし、現実問題 12F では 4t 車 1 台分が乾燥させられるくらいですので、あまりに小規模すぎて、お話にならないことはわかりきっています。

ただ、システム自体は、コンテナ+ボイラーですから、数を簡単に増やすことができますし、12F ではなく、20F, 40F と大きくすることも、それにともなって ATO のボイラーもより大型のものがありますので、高いスケーラビリティを有するシステム設計であると思います。

部材として、あと、温水の循環ポンプが必要になるわけですが、グルンドフォス UPS25-60 100V あたりがヤフオクで 4,000 — 5,000 円で出ていて、お手頃感があります。

ただ、42kW のボイラーの熱を熱交換するためにどれだけのポンプ能力が必要か、という部分がいまいちはっきりしないのです。

グルンドフォス UPS25-60 100V は、

口径はinは20A(3/4) outは25A(1インチ)接続です。

と書いてあるのですが、ATO 社のボイラーの接続サイズは、IN/OUT ともに 25A で作ります、といってきたので、IN 側が細い気はするんです。

あまりじっくり考えている時間もないので、グルンドフォス社に聞いてみようと思います。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしに参加しています。 励みになりますので、足あとがわりに、ランクアップにご協力下さい。

Leave a Reply