いつも勉強させて頂いている薪焚亭さんのブログに、新宮商行のかじり防止ケミカルの耐熱温度が 1200 度だという宣伝があったんですが、ふとした疑問が。
それは、ストーブ本体の耐熱温度は何度なんだ? ってことです。
そもそも論として、本体が熱で破損する温度以上の耐熱性は必要ないと思うのですが、不勉強にも、今まで本体の耐熱温度など、考えたことがありませんでした。少し前のエントリーに書いた通り、風邪で寝込んでいる時に、他人が焚いて、ストーブのバッフル板が破損してしまったので、耐熱温度について調べておくことは重要だと思いました。
ちょっと検索すると、いくつか情報がヒットするのですが、以下がよく纏まっている感じました。
http://blog.livedoor.jp/arts_syokunin-steel/archives/50627314.html
このブログでの結論としては、400 度、と自分は読み取りました。
鋳鉄の耐熱温度は、素材によりかなりの幅があるし、ストーブは全て鉄で出来ているわけではなく、ボルトやセメント等での結合、ヒートシールドなどの熱に弱い薄い部品、耐熱ガラスなど、様々な部品で構成されています。
特に鋳鉄は、かなり幅があることがわかりましたから、鋳物の良し悪しは、ストーブの性能、寿命に著しい性能差となって現れそうだ、ということを強く感じました。チャイニーズジャンクは、見た目はコピーできても、そういう細かな品質まではコピーしきれていないわけで、そういう部分が、長年使える耐久性の差となって現れるのでしょう。うちの場合も、もし JØTUL でなかったら、ストーブ本体が大きく傷んでいたかもしれません。
で、話は戻ってかじり防止剤ですが、自分は、自動車やバイクなどの整備の現場で圧倒的に支持されている Parmatex anti seize (アンチシーズ) の 4oz チューブを使っているのですが、この製品の温度範囲は、-51°C to 871°C となっています。こちらは、スプレーじゃないので、飛び散って周りを汚さないメリットもあり気に入っています。
一瞬不安に駆られたのですが、1200 度でネジが焼きつかず外れることに意味があるのか、冷静に考えれば、自分にとっては、メリットはなさそうだと感じました。
実際のところ、800 度で問題になるんでしょうかね?
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耐熱温度の定義しだいかなと思います。
耐熱温度と言うのが、ケミカルの特性が変性しない温度なのか
徐々に変性していき、有る状態をもって変性と見なしそのしきい値を
耐熱温度としているのかで選び方が変わるのかも知れません?
変性しないことを保証している温度を、耐熱温度としているのであれば
常用する温度よりも高ければどちらでも良い訳ですが
徐々に変性していく特性で、変性の状態をしきい値としているのであれば
同じケミカルでも、変性状態の設定次第で表示上の耐熱温度は高くも低くもできるし
同じ変性状態で評価する場合に、異なる特性のケミカルだと耐熱温度の表示が変わるのかなと思いますが
まぁ素人の推測なのでようわかりません
同じ価格なら耐熱温度が高い方が、より良い物と思わせる表示のトリックかも知れませんしね。
耐熱温度の定義に関しては仰るとおりだと思いますが、結局のところ、わからないので、そういう意味では、Parmatex のような有名メーカーの定番品のほうが、安心感があるというのが個人的な結論です。
新宮商行が信用ならんと言っているわけではないですが、定番のWAKO’Sのスレッドコンパウンドを差し置いて、新宮商行のほうが優れるといえるのか、本当かな、というのが率直な気持ちですね。
後、個人的に気になっているのは、温度だけ見て云々ではなく、例えば、ステンレスなんかはペースト状の二酸化モリブデン系がいい、みたいな情報をよく見るのですが、鋳鉄の本体にあうボルトの素材、例えば、ハイテンがいいのか、ステンレスがいいのか、ということもあるし、それらとの相性の良いかじり防止剤は何か、というようなことはなお研究の余地があると思うんです。
耐熱温度以上に。