低価格・高性能な ICC 社の EXCEL 煙突のお問い合わせをいただきました

同じ愛媛県内でセルフでリフォーム中のお客様で、TrueNorth TN20 を買ってくださったお客様から煙突のお問い合わせをいただきました。

別の方からも TrueNorth TN20 を検討しているけど、送料は無料ですか、という質問をいただきましたが、大型商品、薪割り機 も、カード決済でクーポンを利用していただきますと、送料は無料 となります。
カード決済と 8 月中が条件です。

詳しくは、以下のエントリーをご覧ください。(沖縄や離島には出荷できないケースがあります)

さて、本題に戻って煙突です。

カナダ ICC 社の EXCEL(エクセル)煙突ですが、比較的低コストでありながら、非常に安全性が高い煙突です。

安全性についてですが、アメリカの安全基準は(1,150°C に熱した煙に対して 10 分間 x 3 回に耐えること)とされていますが、カナダではアメリカ基準の 3 倍の負荷(1,150°C x 30 分間 x 3回)に耐えられなければなりません。
この厳しい基準をクリアし、煙突火災に対して最も優れた安全性を有するのが ICC 社の EXCEL 煙突なのです。

この基準をクリアするためには、小屋裏などの密閉される空間では、カナダ国内向けの特別なシールド部材を施工する必要があるケースもあります。
無論、コストの問題で、シールドを省略しても、アメリカの安全基準を満たすことができ、十分な安全性を有することは言うまでもありません。

コストについては、過去の事例を紹介したいと思います。

屋根までの高さなど、色々なケースがあるわけで、最終的には、その家で採寸をして図面を作り、部材の拾い出しをしなければなりません。
これがかなり手間がかかるため、部材の拾い出しだけでも、有償とさせていただいています。

このケースでは、最終的に図面のようにストレートになりオフセットしないことになったわけですが、金額はオフセットした場合のものです。
TrueNorth TN20 が大体 $1,000 (現地でのもの単体価格)しますので、煙突部材にかかる費用はこのケースで $1,200 くらいということです。

日本に持ってきた場合のどんぶり勘定でいえば、容積的には 1m3 くらいになります。(煙突部材のみ)
バラでは破損や紛失のリスクがあるため、パレタイズしますので、その費用等も必要です。(CA $175 等)

1m3 くらいで、約 5 万円程度の海上運賃が必要です。
海上運賃等は、上の計算には含まれていません。

また、輸入時に消費税等が課税されます。

よって、煙突については、TrueNorth TN20 よりもかさばりますし、価格も高いため、20 万円弱かかることになります。

ICC 社の煙突は、室内用は ULTRABlack という空気断熱の 2 重管ですが、プライスリストでは、「黒 2 重 900」のように、長さを含めて一覧になっていますが、900mm ものは CA$ 82.8 ですので、7,000 円くらいです。(現地での価格)

よって、1m あたり、7,000 / 0.9 x 1.08 x 1.1 x 1.035 = 9,563.4 円/m ということで、運賃を除いて、消費税や、うちの手数料、為替手数料(3.5%と仮定)を加えても 10,000 円を下回ります。

ちなみに 150mm のステンレス製のそこそこの煙突の場合、ホンマ製作所のシングル煙突(無塗装, 日本製)は 910mm(働き 790mm)で 8,840 円(税込)の直販価格となっています。

ULTRABlack は空気断熱ではありますが、「2 重煙突」で、「塗装品」で、「カナダ製」です。
シングル煙突と比べて、比較的少額の投資で断熱化することができ、コストと性能のバランスが非常に優れていると思います。

なお、金額に関しては、少し前の価格ですから、値上がりしている可能性が濃厚ですので、あくまでも参考です。
また、代行時の輸送費については、無料クーポンは利用できません。

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