エステルバンドその後

SIGNODE の結束機ですが、エステルバンドを使った方がいいということなので、調べています。

向こうの機械ですから、向こうのもので調べているんですが、とりあえず Amazon.com でざっとみてみました。
純正は高いので、違うメーカーで見ています。
IDL Packing のものですが、1/2″ x 0.025″ (12mm 幅 x 0.635mm 厚)のものと、5/8″ x 0.035″ (19mm 幅 x 0.9mm 厚)のものがあります。
長さが 200′ = 30m の箱と、1/2″ は 5,800′, 5/8″ は 4,000′ のコイルで売られているのですが、流石に使えるかどうかを含めて品質等の問題もありますから、最初は 200′ を買うのが無難そうです。

薪の通気バッグを固定する時にバンドにかけるとすると、パレットの幅 1m 強、高さ 2m 程度ですので、一周で 6m です。
5,800′ は約 1,800m で、4,000′ は 1,200m で、それぞれ 1m あたりの価格は、$0.06 と、$0.11 です。

ロールの仕様は、AAR approved, 16 x 6 Core だそうですが、意味がわかりません。

国内の値段はどんなもんかというと、MonotaRO を見ると、司化成のものは幅 19mm, 厚み 0.4mm が 2,000m で 18,900 円(税別)しています。
幅はありますが、厚みがないので、耐荷重は 350kg しかありません。
内径は、200mm です。

整理しましょう。

幅 x 厚み 強度 1m あたり価格
1/2″ x 0.025″ 750lbs(340kg) $0.06
5/8″ x 0.035″ 1,500lbs(680kg) $0.11
19mm x 0.4mm 350kg 9.45

つまり IDL Packing のものの方が、強度が同程度なら価格がややが安く、強度を倍にしてもやや高い程度に収まる、ということになります。
また、今後輸送するようが増えれば、米国からの運賃に関してはほぼ無視できるようになりますし、そのためにも、極力輸入する量を増やす必要があります。とはいえ、エステルバンド屋を始める気はないので、自家用ならば貨物の増加量は知れています。

手元のバンドが在庫切れした時のリードタイムの問題もあります。
そういう面では、司化成のものの方にメリットがあります。
ただまあ、結束できるか、という部分が最大の問題点ですね。
サンプルで数十メートル単位で買えれば、それでテストもできるんですが。

仮の数字で、1m あたり 10 円だとすると、2 段に積んだ通気バッグ入りの薪を固縛する場合、幅 1m x 高さ 2m として、一周で 6m、2 箇所縛るなら 12m で 120 円、4 箇所なら 240 円ですね。
この場合のコストは、通気バッグが @1,800 円として、3,600 円+240 円=3,840円、パレットが 500 円なので、4,340 円です。

メッシュパレットで納品したら、帰ってくるまでに時間がかるし、貸出先で盗まれたりするリスクもあります。
それ以前に、管理能力がないのもあるんですが、結構紛失していると思うのです。
ほとんど利益がない薪事業ですから、それは避けないといけない。
というわけで、納品先所有のメッシュパレットで納品する以外、こちらメッシュパレットを貸し出すことはやめようと思うのです。
本当になかなか帰ってきません。
ただ、納品先で通気バッグだと高く積めないので困るというケースもあるので、みかんカゴでの納品もしたいわけです。
それで、みかんカゴの荷姿を考えてみました。

1 パレットに 6 つ、それで、パレットの厚みが 15cm あるとして、カゴの高さが 30cm くらいなので、7 段積むと、42 個、210 + 15 = 225cm になります。
標準のコンテナの天井の高さは 235cm なので、10cm クリアランスがあることになります。
一つ 20kg くらい入れると、カゴの自重 2kg と合わせて、まあ、22kg 程度ですから、パレットと合わせて一つ 1t と言ったところですね。

みかんカゴなら、横も縛らないといけないので、それが 4.4m、7 段積むとして 1, 3, 5, 7 段目を縛るなら都合 17.6m で、高さは計算上 225cm なんですけど、デッキボードの厚みもあるんで、2.3m x 1.1m だとすると、6.8m で、これを 4 箇所で 27.2m、都合 44.8m も使います。500 円ほどかかる計算になります。

溶着と引き締めのため重ねしろが必要ですし、結束作業のミスもあってロスは相当出ると思うのです。
だから、みかんカゴの結束程度なら、普通に PP で、各段ごとに締めたので十分で、結束ミスがどの程度出るのか、ということだけが問題の気がしないでもないです。

この場合のコストは、みかんカゴが @100 として、4,200 円+500 円=4,700円、パレットが 500 円なので、5,200 円です。
袋よりは、イニシャルコストがかかりますが、耐用年数が長いと推定されるため、みかんカゴをきちんと洗ってきれいな状態で戻してもらえる確率が 50% なら @50 円になります。
ただ、問題は、カゴに入れる手間、積み上げる手間、この辺りがどうなるか、ということでしょうか。

いろいろ煮詰めていく必要がありそうです。

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