ICC 社の煙突、そのウンチクとショップのご紹介

日本の薪ストーブに関しての法規制は、殆ど有ってないようなものだ、ということは、あちこちの薪ストーブ関連のサイトやブログで周知されていることなので、皆さんご存知だとは思います。

ICC 社の煙突ですが、主に北米、生産国であるカナダやアメリカで販売されているのですが、自分自身、それら北米北米やヨーロッパは日本よりもいろいろな法規制などが整備されていて、基準が厳しい、という印象が有ったのですが、ブログ村に参加されている、「大江山 鬼さんのひとりごと」ブログを拝読すると、たまたま同じタイミングで ICC 社の煙突のことを書いてあったので紹介いたします。

大江山 鬼さんは、薪ストーブショップを経営なさっていて、雑貨屋 Hearth & Home と取り扱い品目が似ているようですが、うちとはちがって、据え付けまで責任をもって対応されているようです。

Excel 煙突の性能について、

管理人が取り扱っているカナダ製のエクセル煙突ですが

アメリカの安全基準は(1150℃に熱した煙に対して10分間×3回に耐えること)とされていますが

カナダではアメリカ基準の3倍の負荷に耐えることとされており(1150℃×30分間×3回)

カナダ国内で唯一この基準に適合する煙突として認可を受けた

煙突火災に対して最も優れた安全性を有する煙突でありまする...

と紹介されています。

なるほど、安いだけではなくて、性能についても、カナダの厳しい規制をクリアした煙突、ということで、万が一の時にも安心ですね。

Excel 煙突の欠点、というか、個人的に気になる点は、ブラック塗装品がないことでしょうかね。
この点、カナダ側に問い合わせた所、過去、生産していたが、今はラインナップにない、ということでした。
もし、銀ピカが嫌だ、という場合は、塗装をするか、チムニーで囲って、露出を最小限にするか、角トップにするという方法もあるかと思います。
その辺のウンチクも書こうと思ったら、鬼さんがズバリ書いてくださっています。

世間知らずとはまさにこのこと、いい煙突を見つけたもんだと思っていたら、すでに施工販売されている方がいらっしゃったとは驚きました。

大江山の鬼さんのお店は、「フローレスタ」さんというようですよ。
DIY ではなく、設置工事まで依頼したい場合は、うちでも、協力業者さん経由で対応はできますが、まとめて請け負ってもらいたい、という場合は、何人もとの交渉がないので、スマートでラクチンかもしれません。
是非チェックしてみてください。

untitledそうそう、かなりどうでもいい情報でしょうが、Excel 煙突は、ステンレスなんですが、磁石がくっつきます。

一口にステンレスといっても、種類があり、磁石がくっつくものもあるようです。

おかげで、水平器がマグネットで固定できるので、鉛直に設置するのが楽でした。(写真は、重松が煙突を設置している時に水平器で真っ直ぐになっているか調べている様子です)

Excel 煙突は、今まで自力で輸入したものの施工方法がわからない、という人から mixi でメッセージを頂いたことが有っただけで、他にユーザさんを知らないもので、同じ煙突のユーザさんを知り、嬉しくなり紹介してしまいました。

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8 thoughts on “ICC 社の煙突、そのウンチクとショップのご紹介

  1. うちはムーミーさんで施工したので、煙突はNOVA SFです。

    室内は赤、シングルのスライド部はストーブと同じ赤のホーローで、温度が上がると色が変わります。

    黒はいずれ剥げるから外はメッキが良いですと言うことで、外はメッキにしました。

    うちは屋根がガウバニウムなのでメッキが合うからちょうどよかったです。

    NOVA SF 煙突はカナダ基準をクリアしているのかな?

    もう一台つけたいなぁ。

  2. 煙突は、たしかに、NOVAのスーパーミンサムでしたら、性能もよいでしょうが、価格はご存知のとおりです。
    薪ストーブは、もう、金持ちや趣味人の道楽ではなくなりつつあると思います。
    薪ストーブ本体がそうであるように、煙突についても、高級品か、それとも、ホームセンターで売りっぱなしの性能に不安のあるもののどちらか、ではないかと思うのですが、Hearth & Homeでは、リーズナブルな価格と実用的な性能都のバランスが高次元でとれているものとして、ICC社の煙突を輸入しています。
    鋼板製のストーブであれば、欧米の確かなメーカーの製品でも10万程度の機種がゴロゴロありますし、煙突も、ICCなら設置スタイルによっては、10万程度で可能。運賃や税金、うちの手数料をイレて、ショートパーツを含めても、DIYなら30万以内に抑えることも夢ではありませんね。
    デファイアントの本体の値段なら、軽々2台位、設置できるかもしれません。

  3. 二代目で薪ストーブ買替えなら、煙突もあるので並行輸入&DIYがお得ですな。

    煙突にも色々な御意見がありまして磁石付くのは「ナンチャッテ」ステンレスと言われるそうです。

    SUSでも金属割合で耐久性能には違いが出るようですね。

  4. ステンレスですが、最初は自分も、磁石がくっつくものは安物かと思ったんです。
    Excelに関して、コストダウン(=安物)で磁石がくっつくものを使っているかどうかはわかりません。
    mixiでこの話をした所、種類により、耐熱性などの特性に違いがあるようで、そういう理由なのかもしれないと、指摘をされました。
    機会があれば、ICC社にステンスの種類とそれを採用している理由を確認したいと思います。

  5. 仕事柄、機械/金属加工業界の脇で仕事してるので、特徴的な違いを言いますと。。。
    SUS304とSUS316では、SUS316のほうが耐粒界腐食が強い。

    てことで、SUS304より耐孔食性・耐酸性が良好で高温強度が大なので、SUS304より煙突向きなのではないかと推測いたします。

    SUSだけでも成分違いで44種類だったかあったはずなので、特性も様々。

  6. 磁石が付くステンレスはフェライト系とマルテンサイト系、付かないのはオーステナイト系です。

    ぼろいステンレス煙突と言われているのは、加工硬化しにくいフェライト系を使ったハゼ折りの煙突だと思います
    フェライト系は400℃以上の高温下で脆くなると聞いた事があります。

    オーステナイト系は加工硬化を起こしやすいのでハゼ折りでは無くて溶接しているのでしょう。

    オーステナイト系でも機械加工すると加工した一部がマルテンサイト化を起こし、磁石が付くようになります。

    だから磁石が付く=安物ステンレス、ぼろい煙突とは限らないと思いますよ。

    機械加工から離れて20年経つから、詳しいことは忘れてる
    書き込みが間違えているかもしれないので、鵜呑みにしないで下さいね。

  7. サイトで確認してみたのですが、素材については、煙突トップなどは、SUS304だと書いてあるんですが、本体が何かは書いてないんですね。
    隅から隅まで読んだわけではないのですが。
    yasさんが指摘しているように、加工の際に磁性を帯びることがあるとのことなので、それで磁石がくっつくようになったのかもしれません。
    あと、少なくともUB煙突は最近溶接がシームレスになった、ということで自分のものは多少継ぎ目が見えたのですが、今は綺麗になっているということで、Excel自体も、製造方法などがどんどん改良されている可能性もあるから、磁石がくっつくのはあくまでもうちのExcelだけなのかもしれません。
    ところで、SUSでも、組成が違ったら、電蝕などの心配はないものなのでしょうかね?

  8. Excelの1150度30分に3回耐える、唯一の煙突、というコピーを鵜呑みにするとすれば、18-8ステンレスとを使っていると思うんですが、そうすると磁石がどうしてくっつくんだろうか、という疑問はあります。熱に直接さらされる内部と、ただの断熱材のカバーにすぎない外部とは、素材を変えてコストダウンしている可能性もありますね。

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