スタンス

イニシャル K さんへのお返事を兼ねて、このブログのスタンス、Herth & Home 暖炉家 をどういう考えでやっているのかを書いておきます。

まず、「ぶっ壊す」、というつもりではなくて、選択肢を増やす、というスタンスです。

多くの方は、お店自体を信頼して、商品としての薪ストーブではなく、それ以外の薪のサポートや、煙突掃除、もろもろを含めた「薪ストーブライフ」を買っています。

当然、多くの人が間に入り、その分、高コストになっているのは、K さんもご存知のとおりだと思います。

なかには、歴史的円安と言われる今この時点で、現地価格の倍以上のプライスタグが付いている商品まであります。というか、そういう商品のがむしろ多いくらいかもしれません。

薪ストーブ専門店が、その価格差に見合うバリューを提供していると信じたいですが、諸外国では、1/2 とかの価格で末端の小さなお店が営業できているのですから、そのコストが適切と信じることは、輸入の経験を積めば積むほど難しくなり続けています。

市場が小さいからマージンを多く取る、多く取るから普及しない、日本市場の特殊性を考慮したとしても、あまりに価格差が大きすぎ、負のスパイラルではないでしょうか?

誰もが薪ストーブに 50 万円、100 万円と投資し、以降も毎年メンテナンスや薪などの燃料代に大金を投じられるわけではありません。

今、日本の薪ストーブの状態は、一部のお金持ちの道楽と揶揄されるような高級品か、焼却炉に毛が生えたようなホームセンターレベルの低価格・それ以上の超低品質の両極端だと感じます。

そういう中で、必要なサービスを必要に応じて購入する、という選択肢があればと思って、雑貨の販売、並行輸入のお手伝いサービスなどをしています。

なので、既存の店舗とは、価格が全く違うし、サービス内容も全く違う、競合するものではありません。

とあるブログで残念なやりとりを見かけました。

自分はかなり鈍い方ですが、さすがに気づきましたが、一部の販売店さんは、うちが原価などを書いて比較してしまうので、影響があるのでしょうか、迷惑しているようです。

余程お返事をコメントで差し上げようかと思いましたが、コメントに至っては、人格を否定する侮辱発言で道徳心を語る荒れた状態なので控えました。

他所様の荒らしになってはいけないので、こちらでこのように少しだけ書くにとどめます。

一番の気付きは、一度歪んだ気持ちを持つと、そういう気持ちが表に出てしまう、マイナスのことばかり見てしまう、目が曇るということかと思いました。

素晴らしいこと、新しく気づかせてもらったこと、そういうことも書いたつもりなんですが、そっちはまるで見えないのですから。

と同時に、別のブログ主さんが、明らかに悪意がある煽りのいやがらせのコメントにも、丁寧に理論的に筋道を通して対応していたことも思い出しました。

そういえば、さらに別のブログでも、仕事関係の記事がごっそり消えて、人間関係の難しさを感じたこともありましたか。

今後も、今の立場でブログを続ける以上、同様のことは起こりえるでしょう。

10 人中 10 人を満足させることはできないと、とある薪屋さんが教えて下さいました。

いろいろな立場の違いがある以上、仕方のない事です。

しかし、とてもおおらかで聡明な方とのやりとりのなかで、考えが真逆に伝わったことを経験したばかりです。

勘違いされている、正しく伝わっていないのであれば、それは問題です。

顔の見えない相手だからこそ、表現を磨き、真意をより正確に伝えていきたいと思います。

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6 thoughts on “スタンス

  1. 品質を選ぶのは顧客である。
    それだけなんですよね。

  2. >顔の見えない相手だからこそ、表現を磨き、真意をより正確に伝えていきたいと思います。

    同感です。

  3. 焚火人さん、一番残念に思うのは、良い点なども含めて、記事にしている、そういう部分が伝わっておらず、削除したというコメントも、賞賛の気持ちを送ったものでした。
    ボタン掛け違いのようなものでしょう。
    薪製造は、乾燥方法や製品へのアプローチ、当然いろいろあり、評価尺度も、様々です。
    自然のものなので、答えは一つではなく、奥が深いと思いますので、研鑽を積んで行きたいと思います。
    そちら近傍を通過することがあれば、是非、新しい薪施設を見せてください。
    よろしくお願いします。

  4. そうですね。
    評価というものは自分ではなく、周りがするものです。
    多種多様な価値観があり、すべての方の要求を満たすことは難しいので、低コスト体制を活かし、新しい選択肢を提供できるようなサービスを続けていきたいと思います。
    その中で、多くの方に選択されるサービスをすることが、社会に奉仕することになるのではと思います。
    尤も無店舗のネット通販で、もともと、ニッチを狙っていますので、できることなど限られているでしょうが、できることしかできないので、ぼちぼちですが、頑張って行きたいと思います。

  5. わざわざ記事にして頂きありがとうございました。
    自分は中古物件を購入してリフォームした際に薪ストーブを設置してもらう予定だったのですが、見積もりを見てその時はあきらめました。いつかは薪ストーブをと思いつつ薪だけは集めていたのですが、その後なかなか導入できませんでした。その中で個人輸入してDIYで設置するという選択肢を見つけました。もしこの選択肢がなければ薪ストーブは男のロマンで終わってたかもしれません。私のように予算的に諦める方も少なくないと思います。妻によほどの理解がなければ結局は贅沢な趣味です。そんな中で選択肢があるというのは本当にありたいことです。だれもが見えるブログで情報発信していくのはなかなか大変な事だと思いますが、これからも重松さんらしい記事期待してます(笑)

  6. イニシャルKさん、個人輸入のDIYという行為は非常に敷居が高く、またリスクが大きいものだと思います。良いことだけではないので、マイナスのことも含めて書いていく必要があるかと思いますし、立場の異なる意見、たとえば、ダッチウエストジャパンは、並行輸入に関してリスクを警告していますが、お店でもリンクを張って、彼らの主張も紹介しています。
    当ブログが予算的な理由で薪ストーブを諦めかけている人の一助になればと思います。

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