チムニーの現場を見学しました

ちょうど「春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)」でお馴染みの かわはら薪ストーブ本舗 さんが、シングル煙突から高木煙突へのリプレイス工事をしていたので、現場の見学をさせていただきました。

煙突の取り付け方には色いろあるわけですが、自分の場合、壁だし、瓦屋根のフラッシング納め、この 2 パターンしか経験があるいのですが、チムニー(ハリボテの煙突)の場合の経験はありませんでした。

雑貨屋 Hearth & Home 暖炉家 では、カナダ製のエクセル煙突の輸入代行を行っているのですが、この煙突の特徴としては、メリットとして、比較的安価(とはいえ、北米では非常に高い煙突)で、安全性が高いという点があげられるのですが、デメリットも当然あって、国産の高木煙突と比べて、仕上がりが雑、まあ、もうちょっと上品に表現してもラフである点、ビス止めで固定する点、これら 2 点は施工性の悪さにつながりますし、断熱材が密閉されていないため、雨水等が進入するリスクがある点、ブラック塗装がない(どの道、剥げてくるという考え方)のでステンレス素地でピカピカしている点などです。

少し前にエクセル煙突に関して何がゴソゴソやっているとブログに書いたのですが、実は、チムニー用の部材の開発を行っていたのです。

20141211_162950カナダや北米の場合、ハリボテのチムニーを作ること自体がないのか、石、あるいはレンガ用のトップは用意されているのですが、いわゆる、「角トップ」に相当する部材はエクセル煙突の製造元である ICC 社では用意がないようです。

ちょっと写真を送ってもらったのですが、日本のものとは全く形が違い、台形になっていて、上が開いています。
雨仕舞的にも、結局、カラーを巻きつけるやり方なので、場合によっては、多少水が入る可能性があります。
気候や風土が全く違うので、そういう部分については、やはりカスタマイズするなりは必要になると思います。

うちの場合、レインキャップ納めの場合は、ウインドシールド(風よけ板)を必ず付けてもらっているのですが、自分はウインドシールドなしで大丈夫、ということで使っているのですが、ストーブを取り付ける以前、台風で室内に水滴が落ちてきていて、また、実際にストーブの煙突接続部分に水の影響だと思うのですが、薄っすらとサビが生じているので、煙突の結露の可能性もありますが、雨水の侵入の可能性が否定しきれません。
愛媛のように、台風の影響が軽微な地域でそうなので、風の強い土地柄だと、ウインドシールド(風よけ板)を付けておいたほうが良いのではという判断です。

メトスの角トップが非常に優れている、ということで、かわはらさんのブログで紹介されていたのですが、どういう構造なのか、今ひとつ理解しきれていなくて、たまたま上京したタイミングで工事をされていたので、無理を言って見学をさせていただいたわけです。

チムニー+角トップで収めると、フラッシングに比べると手間がかなりかかるので工事のコストが跳ね上がります。

現実問題、エクセル煙突のコストは 1m あたり 2 万円程度で、屋根の上に突出させている部分が仮に 2m あって、それが 10 年後に雨水の侵入でダメになって交換するとしても、材料代が 4 万円、自分でできる屋根らそれで済みますし、そうでない屋根でも、工賃は 5 万もあればできると思うので、10 万程度、日本の家屋の平均寿命は 30 年以下なので、2 回更新すると 8〜20 万円ということになります。必要になるかどうかわからないに先行投資するにはちょっと大きな金額差があります。

無論、チムニーのメリットは他にもあるので、単純な比較はできませんが、高価な角トップの資材価格を抑えることができたら、また、現状はそもそもエクセル用の角トップがないので、選択肢にないわけですから、ないものは検討することもできません。

今回の工事で、実際の現場の様子を知ることができたので、施工性の良いエクセル用の角トップを考えてみたいと思います。

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