太鼓挽きの丸太小屋の問題

昨日の昼間、社務所の iMac のファイルを整理していたら、昔作った太鼓挽きの丸太小屋の写真が出てきて、懐かしく眺めていたのですが、その時に発生した問題を思い出しました。

まあ、見ての通りなんですが、丸太は自然のものですし、末口と元口とでは結構太さも違うので、3 方落としてもらって D 型のログにしたのですが、当然、高さは全部同じですが、壁の厚みがぜんぜん違うわけです。

写真のものは、末口で 30cm という注文で買った原木を厚み 20cm(8″)で太鼓に挽いてもらったものなんですが、こういうやり方をすると、末口がもっと太い原木でも一段の高さは 20cm にしかならないので、もったいないと思うのです。

なので、今度は、幅を 6″、成を 12″ くらいにしようと思いました。

くらいとはなんなのかというと、原木の状態に合わせて、成は取れるだけ取る、細いものは 11″ くらいにして、取れるものは 14″ とか、それらをうまく組み合わせて、無駄なく原木を使おう作戦です。

幅を 6″ にすることで、ついでに、床材や天井板、野地板なども同時に製材しておこうと思います。

それと前回、少し挑戦してみたのがなぐり加工(もどき)なんですが、いまいち美しくないのです。

ちなみに、本物

もっとも、手斧でやったらなぐり加工みたいな跡になるんですが、普通に斧でやったら、全く違った跡になるわけで、あの後は、本当に斧でやらないと無理だと思うんです。

あと、当然だけど、生木のうちにやらないと、乾燥すると固くて難儀だし、でも、ダブテイルノッチは、心材と辺材とで収縮率が違うので、極力乾燥させてから加工したほうが、チンクでやらずに完全に積む場合には、ノッチ部分の隙間が生じる問題を防止できるのではと思うわけです。

なので、1 年程度は乾燥させてから加工したいので、必然的に手斧でやったような跡を機械で作る、ということになるかなと思うわけですが、とりあえず、ジグは思いついたので、近いうちに実験してみようと思います。

流石に全部を削るのはえらいことなので、外側だけ、手斧でやった感じで、こんな感じに仕上がればなぁと思います。

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